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和名 ニンニク(大蒜)
別名 ひる(蒜)
おおひる(大蒜)
たいさん(大蒜)…生薬名
学名 Allium sativum(栽培種のネギの意味)
科名 ユリ科
 APG植物分類体系ではネギ科としている。
沖縄口  
アイヌ語  
中国名 大蒜、葫 
英名 garlic 
エスペラント  
その他 ajo(西) 
初夏。ニラに似た白く小さな花を咲かせる。
原産地 中央アジア
 
 
ニンニクにまつわるいろいろ
(とりあえず軽くメモのみ)

 ユリ科ネギ(Allium)属の植物。ネギやタマネギ、ラッキョウ、ニラ、チャイブなどと同属、つまり近い仲間である。APG 植物分類体系ではネギ属をネギ科として独立させている。最近では園芸ショップ等でもネギ科と表示する場合が増えている。APG 植物分類体系は DNA 解析による分類だが、実際のところ、ユリ科の中でもネギ属の植物には独特のにおいがあるなど際立った特徴があり、別科になっていたほうが感覚的にもわかりやすい気がする。

 鱗茎を香辛料とする。
 ニンニクの芽と呼ばれる野菜はニンニクの花茎である。
 葉ニンニクといって、ニンニクの地上部を野菜としても食べる。見た目がネギに似ているが香りはニンニク。

 中央アジア原産で、紀元前3200年ごろにはエジプトなどで栽培されていた。ピラミッド建設のために集められた労働者には、報酬としてタマネギやラディッシュなどの野菜とともにニンニクが与えられた。日本には中国を経由して8世紀ごろに伝来したといわれている。

ニンニクにまつわる言葉
準備中
ニンニクにまつわる伝説
ヤマトタケル伝説(日本)
 ヤマトタケル東征のおりに足柄坂と信濃の坂で白い猪や、白い鹿に化けて出てきた地元の神に韮(ひる)をぶつけて殺したとある。「ひる」とはニンニクやノビル、ニラのことで、そのどれかは特定しにくい。個人的にはノビルのことではないかと思っている。

吸血鬼ドラキュラ(ヨーロッパ)
 処女の血を吸うなどといわれる吸血鬼はニンニクと十字架と、十字架をつぶして作った銀の弾丸を嫌うといわれている。

人間になった熊(韓国・朝鮮)
 人間になりたいと願った熊と虎に、神様が与えたのはニンニクとヨモギだった。熊は神様のいいつけどおり、ニンニクとヨモギを食べて百日の穴篭りをしたので人間の女になれたが、虎は途中で逃げてしまった。人間になった熊女は空から降りてきた神の子と結婚して息子を産んだ。その子が古朝鮮の王になった。
 

  
 
珍獣様が食したニンニクたち