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シカクマメ(四角豆)
 
四角豆
 フィリピンで葉巻と呼ばれ、中国では翼のある豆と呼ばれる。そして日本では四角豆。上の写真がその実体である。上の写真はベランダで作ったもので、まだ未熟なサヤだが雰囲気はおわかりいただけるだろうか?
参考>シカクマメの栽培日記
 
輪切り
 サヤを輪切りにしてみると四枚のヒレがあるのがよくわかる。これが翼に見えるので英語でも中国語でも翼のある豆という言い方をする。

 真ん中に見える半透明の部分が豆である。もっと成長すれば豆らしくなるはずだ。

縦に切ってみる
豆が入っている

 薄い輪切りにして、さっと茹でてサラダにいれてみた。ほのかに絹さやににた味がする。癖はなく、どんな料理にもあいそうだ。
 
 
シカクマメの地下茎
 
四角豆の地下茎
 東南アジアでは、シカクマメの地下茎を食べるという。自宅で栽培していたシカクマメを秋に掘り返してみると、たしかに根っこに小さな芋のようなものがたくさんついていた。茹でてから皮を手でむきながら食べてみたところ、いくらか土臭いものの甘みがあり、珍味と言えなくもなかった。ただ、プランターでろくに肥料もやらずに栽培したせいかどれも小さくて食べるところはあまりなかった。
 地下茎を太らすには、開花するそばから花をつんでしまい、実を成らせないことである。栄養がまわって地下茎が太くなる。
 
 
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