和名 アゲハ(揚羽)
別名 ナミアゲハ(並揚羽)
中国名 柑橘鳳蝶
科名 アゲハチョウ科
学名 Papilio xuthus
出現期 年 5 回 3月ごろ〜
北海道など寒いところでは年 2 回
食草 カラタチ・ミカン・サンショウ・キハダなどミカン科の樹木
採集地 東京都葛飾区


 
 毎度おなじみアゲハの幼虫でございます。
 小学校の理科の教科書とか、子供向けの科学読み物なんかで、モンシロチョウの次くらいによく出てくるあれ。
アゲハの幼虫(終齢) 1999年9月19日撮影  
 
 芋虫ごろごろ。こーんなやつです。こういう青いやつは終齢幼虫といって、もうすぐ蛹になります。

 幼虫時代の食べ物は、ミカンやカラタチなどの柑橘系樹木の葉っぱ。庭木や鉢植えとして都会にもよくある木なので、見かけたら立ち止まってみてくださいなのです。葉っぱに食い跡があれば、きっといます。

 
 
 

 
 つっつくと、角出します。臭い角です。
 ミカンの皮とタバコの吸い殻をブレンドした生ゴミみたいなかほりです。写真のように黄色い角を出すのが正真正銘アゲハの幼虫です。

 この角が赤いやつはクロアゲハという別の蝶になります。

くさーい角 1999年9月19日撮影
 
 
アゲハの4齢幼虫 1999年10月6日撮影
 
 もっと小さい頃は、こんなです。
 ええっ、これが芋虫? まるで鳥のフンみたい!

 そうなのです。アゲハの若齢幼虫は鳥の糞に化けているらしいのです。

 鳥糞の時でもつつくと角を出します、見つけたら うりうり してみてください。角が黄色ければアゲハ、赤かったらクロアゲハの幼虫です。

 この子は四齢幼虫なので、あと一枚皮をぬぐと上の子みたいに青くなります。ずーっと鳥の糞のふりをしてたらいいのに、どうして青くなるんでしょうね?

 

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