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アゲハの終齢幼虫 1999年10月16日撮影  
 
 さて良い子のみなさん。こういう青いのが、さらに一皮むけると蛹になるんでしたね?

 たいていは、餌場近くのブロック塀かなんかにくっついてたりしますが、気に入った場所がないと、けっこう遠くまで歩いていっちゃうみたいです。 30 メートルくらい歩いたなんて話も聞きますが、本当だとしたら芋虫ながらあっぱれな脚力です。

 
 
 
 
 これが蛹です。この子は餌場で蛹になっちゃったみたいですね。

 ところでこの蛹、脇腹に穴があいてますね?
 これは蝶が出たあとじゃなくて、寄生バチが出ていったあとです。

 蝶の幼虫や蛹に卵を産み付けるハチがいるのです。ハチの子は芋虫(蛹)の体のなかを食い荒らして大きくなり、あるとき穴をあけて出ていってしまいます。

蛹(寄生バチにやられたやつ) 1999年9月19日撮影
 

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