さて、ムシャムシャばりばり食べまくってぷりんぷりんになった芋虫は蛹になるのですが、これからお送りする蛹までの道のりは、大きいのと小さいのの2匹分の写真なので、撮影日が順番通りじゃないけど気にせんといてくださいまし。 |
1999年10月8日撮影 |
アオスジアゲハの芋虫は、蛹になる前にこーんな透き通ったボディーに変身する。ノーマルタイプのボディーが青唐辛子なら、蛹準備中の体は翡翠細工みたい。 こうなると餌場から離れてうろうろ歩き回ったりするのでザルの上に出しといちゃだめ。虫かごがなければ、お菓子の空き箱かなんかにしまって蓋しておいてください。 |
やがてお気に入りの場所をみつけると、体をちぢめて動かなくなります。 もうちょっとすると糸を吐いて、体を葉っぱにくくりつけてしまう。 この写真は朝とったもので、夕方まではこのかっこのままだった。 |
1999年9月26日撮影 |
1999年9月26日撮影 |
体を糸でくくりつけてから最後の脱皮をしてこんなふうに。これで蛹の完成。これは変身直後なので、まだ体が透き通っている。 上の状態から蛹になる瞬間は残念ながら見逃しちゃったけれど、目を放したのは二時間程度。
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1999年9月27日撮影 |
これが翌日の姿。だんだん色が落ちついてきました。 この写真ではわかりにくいけど、蛹の模様はクスノキの葉っぱの模様とよく似てます。忍法葉隠れの術。 蛹になってから数日は、指でつんつんすると尻尾をふってました。 今頃の蛹だと、たぶん春になるまで羽化しないはず。春になったら黄緑色のアオスジアゲハさんがここから出てくるのですっ。ああ、はやく見たい…… |
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