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 ところで、イラガの仲間は石のように固い繭(まゆ)を作るので有名です。下の写真はアオイラガ、もしくはヒロヘリアオイラガの繭で、中の虫は出て行った後なので、丸く穴があいています。これがちょうど桶のように見えるので、雀の担桶(たご)なんて呼ばれることがあります。

雀のたご
2003年8月17日撮影 

 
 ところで、上の写真のものは木の幹との境目がハッキリしていますよね。では、下の写真のものはどうでしょうか。

なんらかの繭
2003年8月18日撮影

 
なんらかの繭
2003年8月18日撮影
 
なんらかの繭
2003年8月18日撮影
 
なんらかの繭
2003年8月18日撮影

 どうでしょう。どれも木の幹との境目がはっきりしていなくて、一番上の写真のものとは違って見えませんか。最後のものなんて、幹との段差がほとんどありません。

 最初は、イラガとは関係ない、何かぜんぜん別な蛾の繭(もしくは卵塊)だと思っていました。ある日、この中に何がいるのか気になって、一番下の写真のものをぶちこわして見ました。


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