2002年1月25日撮影
これがハヤトウリ。3ヶ月くらい前に野菜の行商をしているオバサンから買いました。これは「種」として使います。食用にする場合は、もっと小さいうちに収穫しないとダメみたい。 |
2001年の秋。道ばたで自家製の野菜を売っているオバサンに出会いました。どれも元気がよく、おいしそうな野菜ばかりでしたが、珍獣の目は一カ所にくぎづけ。
「あ、ハヤトウリ?」 珍獣がそういうとオバサンはにっこり笑ってうなずきました。 オバサンの荷物の中には食用の小さなハヤトウリのほかに、見たこともないような大きな瓜もありました。 「これは種にするの。どう、持っていく?」 「へ〜、そうなの。種はどうやって取るの?」 「何もしないで、このまま土に置けばいいのよ」 と言いました。 ハヤトウリの本当の種は実の中にあるはずですが、実をわったて種を取りだしてはいけないんだそうです。一体どんなふうに発芽するのでしょう? 「どうやって育てればいい?」 そう聞くと、オバサンはちょっと考えて 「霜がおりるとダメになっちゃうから、このまま新聞紙にくるんで、来年の 5月ごろまで部屋の中においといたほうがいいわよ。そうねえ、なるべく高いところがいいかな。高いところなら暖かいし」 ハヤトウリ、どうも葛飾区にも自生しているそうで、実をもらって食べたことはあるんですが、実際にはえているのは見たことがありません。これは育ててみなければなりますまい。 こうして、珍獣はハヤトウリの「種」を手に入れたわけですが、オバサンの教えどおり、高い棚の上に保管しておいたところ、5月を待たずに発芽してしまいました。 |
2002年 1月25日撮影
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ほら、このとおり。小さな芽がでています(わかりにくい……)。
最近デジカメを新調しまして、これはおニューのデジカメで撮影してみたのですが、これ以上の接写はできないらし〜んです。
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芽が出たので植えてみようと思うのですが、うちってば庭がないのですわ。なんでも一株に
400個も実が成るっていうじゃありませんか。ベランダ菜園でだいじょうぶなんでしょうか。
上の写真のハヤトウリは春先に植えてみたのですが、植えてしばらくしたら萎びてダメになってしまいました。残念、また挑戦いたすのです。
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2002年10月28日撮影
上の写真はハヤトウリの若い実。比較対象物を写すの忘れてしまいましたが、種にするのよりずっと小さくてシワも少ないです。 |
縦半分に切ってみました。白くなってるところが種です。まだ若いのでやわらかくて小さな種しか入ってませんでした。このハヤトウリは炒め物にしましたが、炒める前に生でかじってみたら、思ったより渋くなかったです。
切り口からにじみ出る汁は少しヌルヌルしてる。でも、サトイモのヌルヌルのように、かゆくなるようなことはないみたい。このくらいの若い実なら、皮ごと食べられます。種も難くなってなければ抜く必要はありません。 |
白いハヤトウリも見つけました。緑色のものとは別の株になるそうです。 |