さくらかぼちゃ


さくらかぼちゃ  「さくらかぼちゃ」という名前で売られていた小さなカボチャ。品種名なのか、単なる商品名なのかはよくわからない。何カボチャに分類されるかも不明。 2個で100円だった。

 ひとり暮らしだと大きなカボチャだと多すぎるし、かといってカットカボチャは切り口から腐りやすいので日持ちしない。こんな使い切りサイズのカボチャもいいかと思って買ってみた。


 
 
 さっそく料理してみる。
珍獣風カボチャラタシケプ
 ラタシケプというのは野菜を汁気がなくなるまでゆでた料理全般をさすアイヌ語。アイヌがカボチャを使いはじめたのは明治以降なので、わりと新しい料理らしい。
 クコの実を入れるのは珍獣アレンジ。早稲田にあるアイヌ料理屋では缶詰のトウモロコシを使ってた。また、本格アイヌ料理では香辛料にキハダという木の実を入れる。キハダは漢方では樹皮のほうを使うけど、アイヌは実のほうを使うらしい。ちょっとほろ苦くていい感じです。残念ながら手に入らないので、粗挽き黒胡椒を使うことにしている。
 
1. カボチャは皮をむいて適当な大きさに切って茹でて潰し、マッシュカボチャにする。
2. バター少々と、黒胡椒で味をつけ、お湯で軽くもどした乾燥クコの実(なければ干しぶどう)を混ぜる。
カボチャラタシケプ  もっとほくほくした感じになる予定だったのに水っぽくなってしまった。カボチャは品種によって煮たときの食感がまるで違うので、「さくらかぼちゃ」はほっくりした煮物には向かないのかもしれない。
 ちなみに、今回はクコの実が高かったので干しぶどうを使った。



 
 煮物がダメならというので炒めてみた。
カボチャとニンニクの芽の炒め物
 
1. カボチャは適当な大きさの薄切り。ニンニクの芽も適当な長さに切る。
2. フライパンに少量の油を熱してカボチャとニンニクを炒める。
3. 塩・胡椒・中華スープの素・醤油で味付けしてできあがり。
カボチャとニンニクの芽の炒め物  カボチャが主役だったのに、ちとニンニクの芽を入れ過ぎてしまった。でも味はなかなか。
 やはり「さくらかぼちゃ」には炒め物がよさそう。

さくらかぼちゃの炒め物とみそ汁

瓜メニューにもどる