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作ってから何年もたってるので色あせてボロボロだけど、いちおう自作の袋物であります。
アイヌ刺繍とひとくちで言ってしまうけれど、北海道アイヌの着物は刺繍だけじゃなく、切り伏せと呼ばれるアップリケと併用してることが多い。切り伏せにもいろいろ流儀があって、帯状の布を迷路のように配置してゆくものとか、上の写真のようにアイウシとモレウを組み合わせて図案を作るものとかがあるっぽい(なんせ我流なものでフィーリングのみで解釈)。 |
アイヌの人たちは刺繍をするのに下書きをしないらしいです。というのもアイヌには文字がないので下書きできるような筆記用具が発達しなかったんじゃないでしょうか。下書きのかわりに糸で模様を描いて、別の糸でおさえてゆく。これがコーディングステッチと呼ばれている。コーディングステッチにぴったりよりそわせてチェーンステッチをかけてゆく。
上の写真だと、白っぽい糸がコーディングステッチで、水色っていうかあせた緑みたいな糸がチェーンステッチ。 切り伏せ(アップリケ)は、色の違う布を 2 枚重ねて上の布だけに切り込みを入れ、切れ目を内側に折りこみながらかがって模様を作りました。ハワイアンキルトと同じ要領です。切り伏せは講習会でも習わなかったので、写真集を見ながら適当にやってます。アイヌの人が実際にどうやって作っていたかはよくわかりません。 |
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