吉四六さん |
馬とも五十銭 吉四六さんは馬に薪(たきぎ)をつんで町まで売りに行きました。薪はいらんかねー、と呼ばわりながらあるいていると、餅屋の主人が店から出てきていいました。
吉四六さんは、てっきり薪の値段をきかれたのだと思って、
餅屋の主人は吉四六さんに五十銭にぎらせると、薪をうまごとひっぱっていこうとしました。
餅屋の主人に馬をとられた吉四六さんは、なんとかしかえししてやろうと思いました。
餅屋が、いつものくせで
これには餅屋もまいってしまいました。吉四六さんに馬をかえしてゆるしてもらいました。
瓶買い 吉四六さんは町に瓶を買いにいきました。
家に帰ると、吉四六さんの奥さんが、
吉四六さんは小さい瓶をもって、さっきの荒物屋に行くと、大きな瓶ととりかえてほしいといいました。
こうして、吉四六さんは大きな瓶をもってゆうゆうと帰っていきました。
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