狼は、犬におそわれて傷ついていました。そこへ羊がとおりががったので 「羊くん、すまないが水を汲んできてはくれないだろうか。腹がへって動けないのだが、水さえ飲めば元気が出るだろうから、食べ物は自分でとりにいくよ」 と言いました。
これを聞いた羊は言いました。 「もうしわけないが、狼くん。君のたのみはきけないね。君は水だけじゃなく、食べ物も僕でまにあわせるつもりだろう?」