語り部屋珍獣の館山海経博物誌直前に見たページ

だまされなかった羊2(イソップ寓話)

 ある日鹿が、狼を保証人に立てて、羊から小麦を借りようとしました。

 けれど羊は言いました。
「狼は、私たちを見境なく襲うし、鹿さんだって、足が速いからどこへでも逃げてゆくでしょう。返済の期日が来たら、私は誰から取りたてればいいんですか?」


語り部屋珍獣の館山海経博物誌直前に見たページ