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かっぱ橋・かっぱ寺(東京都) |
手塚治虫の絵もある
曹源寺(かっぱ寺) 東京都台東区松が谷3-7-2 かっぱ橋本通り沿い 地下鉄銀座線 田原町駅 より徒歩8分 TX浅草駅から徒歩10分くらい [google地図で確認] 河童大明神をまつるお寺。河童に助けられて掘り割り工事を完成させた合羽川太郎の墓もある。お堂の中には河童の手のミイラがおさめられ、天井には著名人が書いた河童の絵も。 今からざっと二百年前、東京がまだ江戸と呼ばれていた頃のこと。水はけの悪いこの土地は大雨のたびに洪水になり村人が困り果てていた。雨合羽(あまがっぱ)の商いで財を築いた合羽屋喜八(通称・合羽川太郎)が私財をなげうって排水のための掘り割り工事に着手したところ、近隣に住む河童があらわれて工事を手伝った。それからというもの、この地で河童を見た人は不思議と商売がうまくいくようになったという。 これがかっぱ橋・かっぱ寺に伝わる伝説です。河童の伝説がある土地と聞けば水辺のイメージがありますが、合羽川太郎が作った掘り割りは今はもうなく、昔ながらの商店街や有名な道具屋街がにぎやかな下町です。 でも、掘り割りにかかる橋のあった場所は今でも「かっぱ橋交差点」としてその名をとどめています。また、かっぱ橋近くの曹源寺には河童の手のミイラがまつられており、かっぱ寺という愛称でしたしまれています。 いつものことですが今回も調べが甘くて、わかんないこといっぱいです。 不明な点
どれもお寺の人に聞けば解決しそうな問題ですが見にいった日がたまたま何かのイベント中で、どうも声をかけにくくて写真だけとって帰ってきました。ああ、ひ弱なわたくし。 曹源寺は出世地蔵と毘沙門天、そして河童大明神が祀られており、河童のお堂は本堂から離れたところにありました。お堂の前には河童連邦共和国が奉納したのぼりが立ち、お堂の入り口にはキュウリのお供えもありました。 もしお堂の中に入れたら、天井に著名人が描いた河童の絵もあるはずです。手塚治虫の絵があるというのを昔から話には聞いているので見たくて仕方がありません。天井絵については河童村村議会に写真があるのですが、実物を見たーい。 そして河童の腕のミイラ! このお堂には河童の腕が納められているはずです。これも見たーい。ご開帳はいつですかー。 とりあえず、黄桜カッパ倶楽部に小さいけど写真があります。するどい爪と水かきがあり、箱書きに「水虎の手」とあるそうです。 また何かわかったことがあったらご報告します。かっぱ橋・かっぱ寺についての面白い話をご存じの方はぜひご一報ください。メールアドレスはトップページから探してください。メルマガに返信でも届きます。 ちなみにリンクに個人ページが含まれてますが全部無断です。リンクされたくない人もメールをどうぞ。
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かっぱ橋本通り:かっぱ橋といっても道具屋街から横ちょに曲がったところで昔ながらの商店街があります。道具屋のほうが有名ですが、こちらが本通りなんですって。 | 河童のタイル:商店街を歩いているといたるところで河童に出会います。これは歩道のタイル。写真とってたらおばあちゃんが「あっちにかっぱ寺がありますよ」と教えてくれました。 |
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曹源寺入り口:大きなお寺ですが、通りにお寺がたくさんあるので知らないと通り過ぎてしまいそう。 | かつぱ寺:よく見るとこっそり「かつぱ寺」って書いてあったりして。ここには出世地蔵・河童対明神・毘沙門天が祀られているようです。 |
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かっぱのぎーちゃん:境内にはいるといきなり河童。これはぎーちゃんだそうです。ぎーちゃんというよりキュウリのキューちゃんって感じ。 | 川太郎の墓:お堂の脇にあるこの墓石は河童に助けられて掘り割り工事を成功させた合羽川太郎のお墓だと言われてます。「てっぺんへ手向けの水や川太郎」と刻まれています。 |
オマケ:TX開通しました
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開通したばかりのTX: TX はつくばエクスプレスの略。これで秋葉原からつくばまでびゅーんと行けるらしいんです。でもつくばに行く用事がありません。かっぱ橋に行くにはTX浅草駅で降りれば徒歩10分くらい。 | マスコット:このご機嫌なヤツがTXのマスコットキャラのようです。三郷市にはTXの駅があるんだけどすぐ南の葛飾区は素通り。ギリギリでうちとは関係ないところを通るのがちと残念。 |
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