2003年4月7日は、手塚治虫原作の漫画『鉄腕アトム』の主人公アトムが誕生日です。アトムは群馬県生まれの科学者・天馬午太郎が事故で死んだ息子に似せて作ったロボットで、新宿区高田馬場にて2003年4月7日に起動したことになっています。
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ブラスバンドの生演奏。鉄腕アトムのテーマ曲を軽快に吹き鳴らしながらパレードを先導。 |
遠目に見るとよく出来てるブラック・ジャック。その後ろにはお茶の水博士も! |
この人が出てくると、沿道で見てる人たちが一瞬ざわめく。たぶんなんだかわからなくて困っていたのでしょう。よく見ると、右の胸に「大使」という名札があります。どうやらマグマ大使のようですね。 |
そしてこれはヒョウタンツギ。叩くと粉を吹き、スープにすれば美味しい茸の一種。ありとあらゆる手塚作品に出てくる影の主役? 中の人は前が見にくいらしく、直前の集団から何メートル離れているか、常に気にしながら歩いてました。 |
手塚治虫に扮したお爺ちゃんと、お孫さんの鉄腕アトム。後ろにいるのはお茶の水博士。 |
これは「ロックンロール・ソーラン節」にあわせて力強い舞を披露したグループの先頭。紺地のはっぴに鳳凰の尾羽を染め抜いて、ちょっとオシャレな火の鳥です。 |
火の鳥に率いられているグループ。青い王子さま服に白いタイツのふたりはリボンの騎士(サファイヤ)。後ろの緑の服を着た小さい子は天使のチンク。とんがり帽子の派手なドレスの人は、お城の侍女頭だったかな。 |
同じく火の鳥のグループ。左端のおじさんはブラック・ジャック。ピノコがかなりかわいい。奥の方に見えるメイド服の人だけは誰のつもりなのかよくわかりませんでした。でもメイドさん、ものすごくパワフルに踊るんです。見てて気持ちがいいです。 |
パレードを見ていたら、女の子はふたりやってきて「メルモでーす。キャンディーをどうぞ!」と、このキャンディーをくれました。赤いキャンディーを食べると子供に、青いキャンディーを食べると大人になれるんです。 |
乳幼児の鉄腕アトムとお母さんたちのグループ。 |
奥の人はブラック・ジャックで、手前の人はアトムのライバル・アトラスでしょうか。真ん中の人はなんだろう。 |
山下達郎の『アトムの子』にあわせて軽快に踊るグループ。どうやらパパイヤ鈴木がやってるダンス教室の子供たちのようです。 |
この宝塚みたいな人たちがなんの扮装かわからないって人はけっこういるみたいですが、『リボンの騎士』に出てくる亜麻色の髪の乙女と、魔女へケートのお母さんです。亜麻色の髪の乙女というのはサファイヤの女装姿(ってもともと女なんですけどね)。 天使チンクのいたずらで、女の子と男の子のハートを持って生まれたサファイヤは「男の子しか国を継ぐことはできない」という古いしきたりのせいで王子として育てられることになりました。人前では王子の姿をしていますが、乙女心を忘れないように、お城の秘密部屋で女の子らしい姿をして過ごします。この姿で隣国のフランツ王子とデートしてたこともありましたっけ。 また、悪魔メフィストとその妻である魔女は、娘のヘケートを大魔女にするため、サファイヤが持っている男の子の心を手に入れようと狙ってます。 かなり凝った扮装でしたが、微妙なキャラばっかり狙ってるので、いまいち受けが悪そうなグループでした。 |
手塚治虫に率いられる手塚キャラ。左側の青い服の人はフランツ王子で、となりの帽子をかぶった人がサファイヤ(リボンの騎士)。後ろにちらっと大人タイプのメルモちゃんが写ってますが、実は隠れたところに子供サイズのメルモちゃんもいました。大人のメルモちゃんは、青いキャンディー使用後にしてはちょっぴりスカートが長すぎるかも(笑) |
これまたマニアックな集団。後ろで半分隠れちゃってる人がブラック・ジャック、後ろの真ん中がピノコ、後ろの手前がドクター・キリコといって、ブラック・ジャックのライバルにして安楽死専門の黒い医者。 そんでもって、プラカードを持ってる黒いヴェールの人はですね、なんとびっくりピノコのお姉さんです。 ピノコは双子として生まれるはずだったのに、お姉さんの体の中に取り込まれ奇形嚢腫というオデキみたいなものになって生まれてきました。お姉さんの体の中で 18 歳まで育ち、ブラック・ジャックに切り取られて人間の姿にしてもらうのです。 このお姉さん、やんごとない身分の人らしく、手術中もおかめのお面をつけてたりしました。 |
このグループはとにかく謎でした。先頭の四角い箱の人はウランちゃんなんですが… |
…ウランちゃんに続く修行僧みたいな集団は一体なんなのでしょう。どこかで路上パフォーマンスをやっている集団なのか、要所要所で謎のダンスを披露していました。それなりに上手かったです、見てる人たちは全員引いてたけど。 パレードの後に、参加グループのコンテストもあったんですが、どこが優賞したかは聞き逃しました。 |