前回は縄文のヴィーナス的なものを見に足助まで行った話を書いたんですよね(この記事)。資料館自体は小さくて、あっという間に見終わっちゃったんですが、ぶらっと町を歩いたら、古い木造家屋に今も人が生活していて、景色はいいし、川はきれいだし、そりゃあいいところでした。
豊田市内ではともだちの家(というか、出張先の仮住まい)に居候していたのですが、足助いいとこじゃん、って話をしたら「紅葉の季節に香嵐渓(こうらんけい)は同僚に連れて行かれたけれど足助は行ったことない」っていうんですよね。香嵐渓と足助の町は歩いて移動できるくらい近いのに、なんで足助に行かないのかよくわからないんですが、行ったことないんだって。わたしもバスの関係で町を半分くらいしか歩いていないので、週末にともだちを連れてもう一度行ってしまいました。
とはいえ、行くのが本当に大変。なんせ豊田市駅と足助の間を走っているバスは午前中と夕方にしかなく、昼間は猿投駅行きばっかりなんです。まっすぐ帰っちゃうなら猿投駅でもいいんですが、途中の鞍ヶ池にも寄りたいので帰りは豊田市駅行きに乗りたいんです。
土日だけでもいい、せめてあと1本昼ごろのバスがあったら、午前中に足助に来て、ぶらっと散歩したあと、土地の物をたべられるお店で昼食をとってから鞍ヶ池にも行けるのに残念だなあ。
それでも午前中に街中歩きまわって足助の町を満喫しました。
足助は古い木造家屋ばっかりの町です。中には江戸時代から建ってるような旧家もあるのですが、すごいのはそれらにちゃんと人が住んでいて、普通に生活してるってことです。写真をとるならもっといい場所がいくらでもあるんですが、「足助はこんなところ!」と自慢げに紹介したくなるような場所にはその家の車が置いてあります。
わたしはそういう生活感のあるところも素敵だと思うんですが、ネットに写真を貼ろうと思ったらナンバープレートくらい隠さなきゃいけないよなあ、なんて思ってるうちに通り過ぎてしまい、街並みそのものはあまり写真が残ってないです。
これは土地でとれた獣肉を出す店の前に干してあった毛皮。どうやらイノシシのようです。友達と、イノシシ食べたいねって話してたんですが、なんせバスの時間が酷すぎて食事はできませんでした。
民家や神社の軒下に藁束がぶら下がっていて、御幣(ごへい)などが刺してあるのをあちこちで見ました。ここいらの風習なんでしょうか?
▲これは米かなにか売ってるお店で、左は昔は米をこういう俵に入れてたという見本で展示してるようなんですが、右側は用途がよくわからない藁束でしょう?こういうのがあっちこっちに下がってるんです。そして御幣が刺してある。
マンホールに「あすけ」って書いてある。友達が「なんで豊田市って書かないんだろ」っていうので「そりゃ足助町だったのが豊田市に合併したんじゃあるまいか」ってテキトーに答えておきました。あとで調べたらあたってたけど(2005年合併。
マンホールは所属してる市町村名を書くのが普通なので、合併した土地には古い市町村名のままのマンホールがけっこう残ってます。
これは八幡神社だったと思うんですが(ちがったりして)、チアリーダーのポンポンみたいにわっさりした御幣が下げてあるのが面白いので写しました。
足助編はまだ続きます。
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