御釜稲荷の由来は、文福茶釜伝説みたいなやつです。
七百年ほど昔のこと、足助の村に白髪の老人が現れて、未来を言い当てて村人の相談にのるようになりました。老人は一升炊きの釜を持っていて、それで米を炊いて村人に振る舞うのですが、たった一升の米が何百人にふるまってもなくならなかったと言います。ある日、老人は「わしはここより三十里離れた山に住む平八稲荷であるぞ」と自ら名乗ってどこへともなく姿を消しました。
それから数百年後、足助領主・本多淡路守は夢のお告げで平八稲荷の釜を探し当て、陣屋の裏にまつったのが御釜稲荷のはじまりということです。
ちなみに一升は1.8リットルのことなので、大した量ではありません。写真の御堂にある大きな釜はただのモニュメントで平八稲荷の釜とは別のものだと思います。
説明板によると、ここはあくまで拝殿で、本殿が山のほうへ500メートルくらい行ったとこにあるらしいです。すごく行ってみたかったんですが、バスの時間もあるのでやめました。チャンスがあったらもう一度行きたいんですが、ついでがないので難しいかもしれないなあ(最寄りの駅はJRじゃないし)。
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