西のほうへ行くと、帰りは中央線で帰ってくることが多いって話は前にも書きました。いつも上諏訪あたりで日が暮れてしまうので、韮崎までくると真っ暗です。しかし、今回は行きも中央線を使ったので、普段真っ暗で見えなかったものが見えてびっくりです。
「えっ、山の上に大観音…… ここどこ? 韮崎?!!」
何度も通ったはずの駅ですが、観音様に気付いたのはこれが初めてです。大観音好きですが、予習はしないことにしています。全国の一覧くらいは見た事がありますが、眺めるだけでどこにあるかまで把握していません。偶然みつけるのがいいんです。行きは途中下車せず先に進みましたが、帰りは降りてみることにしました。
大観音は、駅の西南の山というか、台地の上にあります。こっち側は古くからの市街地らしく、古いビルが多いです。
最初の階段の上に、さらに階段があって、その上に「窟観音」があると書いてありました。読みは「あなかんのん」か「あながんのん」らしいです。大観音とは別のものです。気になるので入ってみることにします。
▲左:窟観音入り口。 右:中は人力で掘った感じの石窟だった。
中はそれなりに広いです。向こう側に抜けるトンネルになっていました。岩肌に棚のような窪みがあるのは、昔はここに石仏かなにかを安置してあったのではないかと想像します。出口付近には無数の石仏がありました。観音像らしいものが多く、不動明王や青面金剛らしきものもあります。
▲これも出口付近の石仏群。左手前は役行者? その右隣で何かに乗っている二体は青面金剛かなあと思いますが、表面がけずれていてよくわかりません。イボとり地蔵のように塩でなでた跡でしょうか。
▲左:石窟を抜けると崖の上、下はお寺。 右:わかりにくいけれど、これも崖の途中。
下から写真を撮れれば分かりやすかったのですが、大観音も見に行かなきゃいけないので時間が読めず、下には降りなかったので分かりにくい写真になってしまいました。石窟を抜けたところは崖の途中で、バルコニーのような状態になっています。
▲左:格子戸の向こうは岩肌をくりぬいて作った部屋で、小さな地蔵像が沢山安置されている(千体地蔵)。 右:空海が自ら掘ったと伝えられる弘法大師像が安置されている石窟。#追記:あれ、読み返したらどれが「窟観音」なのかわからない記事になってますね。っていうかわたしにもわかりません。ご本尊様的なやつを見逃してるかもしれないですね(笑)
そういえば以前小諸方面へ行った時に立ち寄った鼻顔稲荷(はなづらいなり)がこんな感じで崖の途中の岩肌にお堂があったのを思い出しました。山梨にはこんなところがけっこうあるのでしょうか?
◎小諸へ行ってきた話
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1365
さて、次はいよいよ大観音(平和観音というそうです)を見に行くのですが、写真が多くなってきたので次の記事にまとめたいと思います。
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