中央線の車窓から見える、この大観音を目指して、韮崎駅から歩いてきました。といっても案外近くて10分くらいで着いちゃうんですが。途中で窟観音(あなかんのん)を見たところまでは前の記事で書きました。
▲左:窟観音入り口。ここまで戻ってきて、 右:さらに坂道を上る。遊具の向こうは無料駐車場(置けるのは9:00〜17:00)。
▲これが韮崎の大観音である。大きくて近くまで来るとまわりが写らない。
▲左:観音様の奥は霊園になってる。 右:足下に観音様の正式名称「韮崎平和観音」
観音様は男か女か、というのは時々話題になります。たぶん天竺(インド)では男性だったんじゃないでしょうか。だって、ガンダーラの観音像にはヒゲがありますからね。でも日本にはおっぱいの大きな色っぽい観音様が沢山います。そもそも悟りの境地に達した存在に男女の差とかないのかもしれないので、どっちでもいいのかもしれないですけど。
昭和33年、ある人がこの地に観音様のお姿を夢に見て着工を決意。市民の寄付と協力を得て着工から2年2ヶ月かけて昭和36年10月に完成。市民の平和、無限の発展、子どもたちの正しい成長、皇太子殿下(当時のだから、現在の天皇陛下のことでしょう)のご成婚を記念して作られたと書いてあります。現在は韮崎市に寄付されているとのこと。身長16.6メートル (台座を入れて18.3メートル)、体重305トン。台座こみで初代ガンダムと肩を並べる感じでしょうか。なんでもガンダムとコンバトラーVに換算する昭和脳。
▲左:観音様から南を見ると富士山。 右:東を見ると駅の向こうに商業施設(ライフガーデンにらさき)
観音様があるこっち側がかつての市街地だったようなんですが、今は営業してない店が多いみたい。
▲左:韮崎駅への近道って書いてある。 右:降りてきたらここに出た。
帰りは坂の途中にある「近道」を降りてみました。草ぼうぼうだけど降りられないこともなさそう。降りたところはアメリカヤという店の脇なんですが、店自体は閉店して長いようです。かつては鉱泉がわいてたらしいですけど、今は涸れてます。
アメリカヤの建物。食堂だったらしいです。これだけ立派な建物だと、かつてはそうとう繁盛したんでしょうね。営業してないのが残念。
韮崎駅から、窟観音と平和観音(大観音)を見て、駅までもどってきて1時間弱。ほんとは食事したかったんですが、次の電車がすぐ来そうだったので乗る事にしました。ライフガーデンの方へ行けば牛めしの松屋やラーメンの幸楽苑があるようです。観音様のある方には一勝というとんかつ屋さんがあって、平日の昼時も営業してました。
あとでマイミクさんに聞いたんですが、韮崎はオオムラサキという蝶が大発生するところだそうです。オオムラサキっていうと希少種みたいな印象があるんですが、いるところにはしっかりいるみたい。見てみたいけれど、発生のピークが6月とかで、青春18きっぷの季節じゃないのが残念(だいたい、発生地が駅の近くじゃなさそうだしね)。でも見たいよねー、オオムラサキの乱舞。
このあとは、電車に乗って帰るだけでした。いつも終電直前みたいな時間まで、あちこち回るのですが、今回は夕方の明るいうちにJR金町駅についてしまいました。
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