▲気仙沼市の琴平神社:こちらも切り紙をする神社のはずなんですが……あたりをキョロキョロ、何もありません。たぶんシーズンオフなんです……場所を間違えていなければね(笑)
例によって場所は半信半疑。気仙沼市の琴平神社としかわからないんです。地図で調べると、市内に金刀比羅神社というのもあって悩ましいかぎり。海辺だと聞いているのでこちらだと思うのですが。
▲手水舎:津波がここまで来たと書いてありますが、目の前が海であることを考えるとこの程度で済んだのは奇跡のような出来事かも。
ほんとうに目の前が海なんです。たしかに神社のあるところは少しだけ高くなっていますが、ほんの少しなんですよ。近隣に氏子さんの家が400軒ほどあったそうですが、そのうち300軒が流されてしまったということです。
▲拝殿です。看板(って言わないかも)には金刀比羅神社って書いてある。昔の人は表記のゆれを気にしないのでそういう事もあるのですが、気仙沼市内のもっと内陸に「金刀比羅神社」がもう一社あるみたいなので、ここであってるのか首をひねりつつお参り。
▲不思議な顔の狛犬さん。ネットで検索したら、丹羽朋子さんという中国の切り紙を研究している方が琴平神社のことを書いていて、この狛犬さんの写真が掲載されていたので、ここだとわかりました。
わたしたちが訪れた時にはそれらしいものは見当たらなかったのですが、それもそのはず、お正月に作って氏子さんに頒布するものらしいです。それは真夏に来てもないですね。丹羽朋子さんの文章はURLがやたらと長いPDFファイルなので、興味がある方は「お正月さまときりこ」で検索してみてください。みつかると思います。
どうやら、このあたりの神社で作る切り紙は「お正月様」または「きりこ」と呼ばれているようで、この名称で検索すると、さまざまな情報がヒットすることもわかりました。切り紙の季節は年末年始、宮司さんの手作業で、氏子さんの分を作るだけで大変な作業だそうです。今回はもののついでに見に来ただけなので、お参りできただけで十分です。
近くに潮吹き岩というものがあるそうなので、それは次の記事に書きます。
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