一本松の話じゃなかったのかって突っ込みたくなるような写真ですが、これは一本松近くの駐車場の様子です。地図を頼りに到着してみたらこんな様子だったので、しばし呆然。一本松どこー!?
この巨大な構造物は土砂を運ぶためのベルトコンベアーです。陸前高田市では、近くの高台に新しい町を作ることにしたので、高台から土砂を運ぶのにこれを作ったんだそうです。それはもう、壮大な構造物で、どっちを向いてもこんな状態でした。動いてるところを見たかったんですが、日曜だったせいか動きそうもなかったです。
一本松は、ここから20分くらい歩いたところにありました。たぶん直線距離ならそんなにないんだと思いますが、このあたり一帯を造成中なのでぐるっと歩かないといけないようです。
壊れた建物の手前にあるのが奇跡の一本松です。ここまで来るのに駐車場から20分かかってます。途中の写真は撮りそびれました。
松のすぐそばまで近づけます。ちなみにこの松は長く海水に浸かってしまったせいか、震災から1年くらいで枯れてしまい、今は保存処理をしたものが設置されています。事情を知らないとまだ生きてるみたいに見えます。
奥に見える建物は、現地にはなんの説明もなかったので「船着き場みたいなものかなあ?」なんてことを言いながら眺めていました。あとで調べたら陸前高田ユースホステルの建物だとわかり、ちょっとびっくり。今は下の方が水に浸かっちゃってるんですが、以前は松林に囲まれたいい感じの宿泊施設だったみたい。
傍らに、やなせたかしのイラストをもとにしたタイル絵がありました。
昔の様子は写真でしか知らないのですが、江戸時代に植えられたという松の防潮林がずっと続いていて、海側には白い砂浜が続いている風光明媚な場所だったようです。
それからまた20分歩いて駐車場へ。駐車場には軽食を食べられるところと土産物屋さんがありました。ちょうどお昼時です。お腹がすいたのでここで食べようかとも思いましたが、外に張り出されてるメニューを見ると、ラーメンのようなものしかなかったので、もう少し先まで行ってみることにしました。
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