▲松林堂の明けがらす。遠野市の和菓子屋さんが作ってるものだそうです。東北自動車道の前沢SA(上り)で購入。いくらだったかなあ、ちょっと覚えてないですが、1000円しなかったはず。実は中身よりパッケージのデザインにグッときて買っちゃった。
▲こんなしおりが入っている。もとは別の名前だったのを、藤波子爵にさしあげる際に、クルミの断面をカラスに見立てて「明けがらす」と命名したと書いてある。
▲これが明けがらす本体である。これは確かに明けがらすだ。明るくなりかけた空に、まだ星が残っている。一羽のカラスが高く飛んで行く。消えゆく星をおいかけるように。その様子をポジではなく、あえてネガで表現することで、一瞬の出来事を永遠に変える。これはポエムだ。お菓子のポエムだー!!
おそらく米粉を水飴などで練って、黒ごまとクルミをまぜ、整形して蒸すかなにかしたものじゃないかと思います。甘さはそれほど強くなく、それでいて食べごたえがあるので、これ一切れに渋いお茶を添えればおやつとしては大満足。完全に惚れたので楽天市場にないか調べたら……
……あっ、ない。ないよ(涙目)ついでにAmazonも調べたけどなかった。
松林堂のはなかったけど、同じ名前で近いものを、複数の和菓子屋さんで作ってることがわかってちょっとびっくり。
◎まつだ松林堂(岩手県遠野市)
http://www.akegarasu.com/
上に貼った写真の明けがらすは、ここの商品。
◎松月堂ブリエ(岩手県岩手町)
http://www.onetplan.com/briller/
写真ちいさいよ……
◎山田桂月堂(秋田県大館市)
http://www.aishite-akita.com/?p=340
公式サイトがなさそうなので「あいしてあきた」の紹介ページ。
山田桂月堂 明けがらす 3本セット |
パッケージだよ……中身の写真プリーズだよ……
ほかにも「盛岡市の山善」「大館市のひぐち」「遠野市の中村屋」などで、近いものが作られているようです。どうやらこのあたり一体の郷土菓子として普及しているようです。きっとメーカーごとに少しずつ味が違うはず。食べ比べてみるのも楽しそう。しかし岩手県も秋田県も遠いなあ。銀座で売ってないかなあ。
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