ソーンパプディの説明で「これはクルタレだ!」とか書いたので、クルタレがどういうものか買ってきたよー。白いふわふわしたやつがクルタレ。中に木の実を砕いて作った具が入ってる。
ソーンパプディは原料が砂糖を溶かして作った飴らしいんですが、クルタレは水飴(麦芽糖)や蜂蜜等を混ぜて熟成させたものらしいです。
日本でクルタレを売ってる店は複数の系列があるみたいですが、たいていどの店でも作るところを実演しながら売ってます。最初は淡い蜂蜜色の透明な塊で、これに穴をあけて輪にしたのを、粉をまぶしながら伸ばしてはたたみ、伸ばしてはたたみ…と13回くらい繰り返すと1万6千本とかの細い糸の束になります。その束で具をくるくるっと包むと出来上がり。こんなの見ると買わずにいられなくなっちゃう。値段は10個入りで1200円くらいだったかなあ(うろおぼえ)。
この日買ったのは六本木のミッドタウン内の臨時店舗で、クリスマスくらいまでやってるとかなんとか言ってたような気がします。箱の裏を見ると、製造者名は長野県北佐久郡の株式会社クルタレ。韓国人らしきお兄さんが軽快なトークで実演しながら売ってます。「龍のヒゲ」って言ってる店はうちから独立した別の会社だよってお兄さんが言ってた(ホントかどうかは知らない)。
クルタレの韓国語のつづりは꿀타래で、꿀が蜂蜜、타래は、お兄さんが言うには糸のことだっていうんですが、たぶん糸をクルクル巻いたもののことじゃないかと思います。毛糸玉みたいなものを실타래シルタレというので、蜜(クル)を巻いたものでクルタレという洒落?
ちなみに味ですが、白い糸状の部分は、口の中でスーッととけてすばらしい味わいです。が、残念なことに中身がねっちりしてて、噛むと歯にくっつきます。六本木から持ち帰るのに少し時間がかかったので、溶けたのかもしれないです。
わたしが最初にこのお菓子を知ったのは10年以上前のことなんですが、その時の記憶だと、このねっちり感がなかったような気がしますが、なんせ昔のことなので記憶が美化されてる可能性はあります。
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