秩父三大氷柱見物:尾ノ内渓谷ゆるキャラ天国

DSCF0615s  秩父三大氷柱見物その4は、尾ノ内渓谷にもどってライトアップを見たのですが…?!

尾ノ内渓谷ふたたび

 二度行くかふつーって思うんですが、ここのライトアップも見たくなって、来た道を戻ってみました。山ひとつ越える感じなので50分くらいかかるんだけどねー。ちなみに昼間の訪問記はここをクリック

 尾ノ内渓谷に近づいて来ると、途中真っ暗で車も通らないし、ホントにライトアップなんかやってるのかなあという感じ。まだ19時前なのでやってるはずなんだけどね?

 会場近くまで来たら係員がいて、駐車場までちゃんと案内してくれる。ぶっちゃけ係りの人のほうが客より多いと思う。町の人たちやる気満点だけど、大丈夫なんだろうかこれで…

 とにかくライトアップを見ようじゃないかって会場に向かったら、途中にあるカフェからつららん登場。そう、昼間カフェに置いてあった、あのゆるキャラつららんである。あいつ置物じゃなくて動くのかーって驚いたら、あとから頭にネギが生えてる奴も出てきたよ。あ、知ってる、これ深谷ネギの子だ。名前はなんだっけ?ふかちゃん?そうそう、そんなんだったよね(正しくはふっかちゃんだそうですが、現場では全員が「ふかちゃん」と呼んでましたwww)。などと、盛り上がっていたら目の前でふっかちゃん転倒。うおお、転んだよ、ひとりで立てないよ。わはははは、がんばれー。

IMG_3948s ▲ふっかちゃん、ここですっ転んだ。写真は起こしてもらった直後。

 てなこと言ってたら、後からもう一体出てきたのよ。あー、「ゆうまちゃん」だー!!!

 ここでひとつ説明させてください。わたしはこの二頭身の馬を「ぐんまちゃん」ではなく「ゆうまちゃん」と呼び続けています。決して彼を認めてないわけではありません。彼は立派なゆるキャラで、群馬県のマスコットです。しかし、彼をぐんまちゃんと呼ぶことは認められません。

 わたしの中のぐんまちゃんは、赤城国体のマスコットだった四つ足のぐんまちゃんです(画像>高崎前橋経済新聞)。マスコットといえば、頭でっかちで二本足と決まっていましたが、赤城国体のぐんまちゃんはちゃんと四つの足で立つ馬でした。それが本当に大好きで、心にぐぐっと群馬県だったのよ。おそらく、そういう人が沢山いたはずです。赤城国体は何十年も前のイベントなのに、それからもずっとぐんまちゃんが愛され続け、いなくならなかったのだから。

 後に御当地キャラとして二頭身のマスコットが作られましたが、「ゆうまちゃん」と名付けられたことを考えても、群馬県民にとってぐんまちゃんがどれだけ大きな存在だったかわかります。ゆうまちゃんは、ぐんまちゃんの代理なのです。四つ足では着ぐるみの活動が難しいし、さまざまなポーズのイラストにもしにくいです。そこで代理としてゆうまちゃんが現れる。納得がいく展開でした。

 そうしたある日、「これからはゆうまちゃんをぐんまちゃんと呼びます」的な発表がありました。わたしとしては「うん、そうか、二代目になるわけだな。まあいいだろう。あくまで二代目。初代は永遠に輝き続けるのだ」と、その時は納得し、あたたかく見守るつもりでした。

 しかし、どうでしょう。世の中的には初代を完全に忘れやがったんですよ?今となっては「は?あの馬みたいなやつ??」なんてこと言う若者まで現れた。ふーざーけーるーなー!!!

 だいたい、ゆうまちゃんは、ぐんまちゃんには生みの親のばばのぼる先生の著作権があって新しいポーズを創作しにくいのでどっかの職員がこさえた間に合わせキャラ。それを快く「立派な代理人」として受け入れようとしていたのに、なんで初代に取って代わっちゃうんだよ。そんな脱法ぐんまちゃんいらんっつーの。あくまで「ゆうまちゃん」というオリジナルキャラとして、ぐんまちゃんの代理という位置に君臨すべきなんだよっ!!

 はあはは、ぜえぜえ。

 そういうことで、別に愛がないわけじゃないけど、ゆうまちゃんはゆうまちゃん、ぐんまちゃんはぐんまちゃん、そういう立場をとってます。はい。

 その、ゆうまちゃんですが、出てきたのはいいけど、まわりに人がいなくなったら突然立ち止まり、そのまま立ち尽くして動けなくなってる!辺りは暗いし、足下は雪だし、ビニール袋履かせられてるしで、にっちもさっちもいかなくなったようです。会場までは200mくらいあるんですが、そこをスタッフが両側から頭をかかえて、えっちらおっちら歩きはじめました。

IMG_3958s ▲ふっかちゃん、つららん、ゆうまちゃん…百鬼夜行さながらの珍道中。ゆうまちゃん、しっかり首をささえられている。

 さっき転んだふっかちゃんは、意外と活動的で両腕をぶんぶんふりまわしながらのウォーキング。あっ、今後ろからなんか出た。スタッフが慌てて駆け寄りタオルを押し込むイリュージョンだっ! 地元キャラのつららんは、これまたスタッフに支えられながら、手にした鈴をチリーンチリーンと鳴らして歩いてる。それを見ている一般客は7〜8人。もうね、なんですかこの豪華さは。氷柱とか見てる場合じゃないですよ。全員がゆるキャラに釘付け(笑)

DSCF0615s ▲並んで氷柱を見るゆるキャラたち。このまま30分くらい、数少ない観客と撮影会などしてた。

 なんだかすごいものを見た気がする。衝撃的すぎて氷柱の思い出はどっかに忘れて来たような気がするけど、夜道をがんばって戻った甲斐があったよ。こんな豪華なゆるキャラショーを10人に満たないような客で独占していいのかしらと思ったら、どうも翌日は9体のゆるキャラが登場する大きなイベントが予定されてたそうで、そのリハーサルだったみたい。

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DSCF0597s ▲夜は危険だからつり橋は封鎖されてた(昼間は渡れてたよ)。

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DSCF0590s ▲ポスターやらなんやらでよく見るアングル。

 どこから写したら美しいか、あっちこっちから狙ってはみたけれど、ビミョーなものが写り込まないように撮影すると、橋を斜め横から見るアングルになっちゃう。画像検索すると見事に同じような写真ばっかりなのは、たぶんそのせいw


 と、いうわけで、秩父三大氷柱見物でした。20時前に尾ノ内渓谷を後にして、途中で30分くらい夕飯休憩をとってから、花園から関越に乗って、葛飾区内に到着したのは23時ちょっと前くらい。訪問は1月23日(土)です。

 三カ所まわって見て思ったのですが、どの会場も土曜日なのに想像より人がいなかったです。ライトアップがメインなのかな、とも思ったけど、暗くなってもあんまり人増えないのね。特別なイベントの日はきっと混むんでしょうが、そうでなければ駐車場の心配もなく、ゆっくり見られそう。寒いのでゆっくりしたくないかもしれないけど!

 氷柱の見頃はだいた2月下旬までっぽいですが、暖かくなったらとけちゃうので、出かける前に公式サイトを確認したほうがいいと思います。 

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珍獣ららむ〜 の紹介

特技はおりがみとお蚕の飼育と世の中の役にたたないこと全般です。養蚕が普通の仕事だったらニートでヒキコモリの体質から脱出できそうな悪寒がします。DQ10はほぼ引退しました…だってストーリーが完全にソロゲーなんだもの。/ちなみにわたしが珍獣を名乗っているのは1999年からで、イモトよりも古いです。ワンピースは知らん。イモトですねって聞かれるとあっちがマネだと答えたくなる。 twitter などでは chinjuh です。

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