フランスというと出っ歯でシェーってやってる人が最初に思い浮かぶざんす。おかげでフランスのことを考えると語尾にざんすがつくざんすシェー。
というわけでクレープを焼いてみました。クレープ、それはアラフォー・アラフィフ世代ならば若い頃に流行ったのを思い出さずにいられないざんす。80年代くらいに爆発的に流行って、イトーヨーカドーみたいな大きめのスーパーの片隅に(当時はフードコートなんて言葉はなかった、たぶん)クレープを焼く店が出来て、子供も大人も喜んで買って食べたものです。
その後、ホットケーキミックスみたいに、クレープ用の粉も売り出されましたが、ホットケーキと違い、家で焼いて食べるなんて発想はあまりなかったですね。生クリームや果物をまいて食べるという固定観念があったので、家でやるのは面倒くさかったのです。きれいに焼くのも難しそうに思えたし。
あれからずいぶんたちました。今となっては、クレープだからって生クリームを巻かなくていいことを知っています。小麦粉でなく蕎麦粉で作ったりすることも知っています。フランス人がわりとテキトーに目分量で材料を混ぜてることも知っています!
そうです、別に難しいものではないのです。基本の材料は、粉・塩・卵・牛乳・バター、たったこれだけ。
【材料】10枚分 薄力粉 125g(1カップ強) 塩 1つまみ 卵 1個 牛乳 250ml 溶かしバター 大さじ2
フランス料理の本など読むと基本のレシピはこんな感じ。これに例えばアーモンドパウダーを加える場合、その分の粉を減らしたり、牛乳を減らしてビールを入れたりして味にアクセントをつけるらしいです。
なんか、何でもアリなんだな、と思いテキトーに作ったのが最初に貼った写真です。朝食用だし、自分ひとりで食べる分なので「粉50g・塩少々・卵1個・牛乳100ml・ココナッツオイル少々」という配合でやってみました。焼くのもバターでなくココナッツ油で。
この時期ココナッツ油は固まってますから、熱したフライパンに削りとった油を多めに落とし、全体になじませたら余った分を生地の入ったボウルに入れて混ぜちゃう。
生地をおたまですくってフライパンに流し、フライパンをゆすって拡げたら、表面が乾いてくるまで焼いて、裏返して軽く乾かす程度に加熱すればできあがり。皿に取ります。
2枚目を焼く前に、もう一度ココナッツ油をフライパンに馴染ませて、余った分はさっき焼いたクレープにジューッとかけちゃう。この繰り返し。
最後に砂糖をふればできあがり。たまたま余っていたのでシナモンパウダーもかけて雰囲気出してみました。
この配合(粉50g・塩少々・卵1個・牛乳100ml・ココナッツオイル少々)だと卵が多いので、お菓子というより卵焼き寄りになりますが、朝食用なので大した問題ではなかったです。もちろんココナッツ油はバターに置き換えてもいいざんす。
これにカフェオレでも添えたら完全にフランス気分ざんす。簡単なのでお試しくださいざんす。
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