▲四日目です。黒い頭の殻が、少し窮屈そうな感じになりました。そろそろ一眠かなと思ったのですが、翌日もこんな状態で、あまり変化がなかったです。
▲六日目(今朝)、一眠のようです。黄色い矢印の先を見てください。黒いの殻が剥がれかけています。この状態でしばらく動かなくなるのが「眠」です。一眠は品種にもよるんでしょうが、掃き立てから四日目くらいで起こることが多い気がするので、ちょっと遅めかなあ。ちなみに、掃き立て当日を一日目と数えています。
眠に入ると餌を食べなくなるので、ほとんどのお蚕が脱皮を済ませるまで餌やりを中止します。どうしても早めに脱皮を終えるお蚕もいるのですが、ここで慌てて餌をやると、先に食べ始めたお蚕がどんどん育ってしまい、成長が揃わなくなります。かといって、いつまでも餌をやらないと弱ってしまうので、限度というものがありますが。
用語 掃き立て(掃立て):孵化直後のお蚕に、最初の餌をやること 眠:脱皮前に眠ったように動かなくなること一眠から四眠まで、四回ある。カテゴリー: