昨日(29日)は、たばこと塩の博物館(墨田区)で根付と提げ物展を見たんですが…
偶然通った押上天祖神社の近くで、おしなりくん(おしなり商店街振興組合公式へ)や…
ゆずがっぱちゃん(黄金の村・公式へ)がいました。
もう一匹、誰かいたと思うんですが、目を放している隙に逃げられてしまい、一瞬だったので名前もわかりませんでした。ゆるキャラの捕獲も楽ではありません。
そう言えば、朝ツイートで「押上に行くとゆるキャラが…」というのを見たような気がしてたけどこれだったのか(わたしが見た時にはムジナもんはいませんでした)。
今日は根付を見にきたのでゆるキャラとはお別れ。博物館に向かいました。たばこと塩の博物館は、数年前まで渋谷区の一等地にあったんですが、建物老朽化やその他もろもろの事情で墨田区に移転しました。渋谷区の賑やかなところで、小さいビルをかまえている余裕もいい感じでしたが、わたしは墨田区のほうが行きやすいので移転も歓迎です。常設展示は100円で、今回の企画展は+200円(合計300円)でした。
根付は、今じゃただの飾りですが、昔は小袋を帯にひっかけるための実用品でした。昔の人は、刻み煙草を入れた袋とキセルを腰につけて歩いたのです。といっても、展示されているのは「えっ」と思うくらい細かい細工の施された美術品で、こういうのは作られた当時も日常的に持ち歩いたりはしなかったんでしょうね。でも、こんなの持ってたら人に見せたいし、茶会で自慢するとか、なじみの花魁に見せたいとか、ここぞという時に身に付ける勝負根付だったんじゃないのかって思います。
根付展だけ見られればよかったんですが、この日は偶然「たばしお寄席」開催日だそうで、まだ入れるって言われたので聞いてしまいました。演目は古今亭志ん橋師匠の「宗珉の滝」で、無料のイベントなのにたっぷり一時間くらいフルサイズ(っていわないかも?)で聞けて、なおかず+1時間の対談がついてました。面白かったー。
宗珉(そうみん)は、刀のつば、さや、根付などの細工をする有名な人で、「宗珉の滝」はその弟子・宗三郎が主人公。師匠に自分が掘った虎を見せたら「この虎は死んでる。お前は破門だ、生きた虎が彫れるようになったら戻ってこい」と追い出されてしまいました。宗三郎は修業の旅に出てそれなりに腕を上げ、ひょんなことから紀州のお殿様の目にとまります。那智山の滝を彫れと言われたものの、殿様が満足するものを作れず、かくなる上は実地で勉強しようと、二十一日間の断食と滝修業に入り、ついに滝を掘り上げ、宗三郎は「これで気にってもらえないなら、あっしは腹を切って自害する」とまで言いました。ところが、できあがった滝は誰が見ても凡庸で、こんなものをお殿様が認めてくださるだろうかとハラハラ。しかし、お殿様は大変お喜びで宗三郎を紀州藩おかかえの細工師として百石で召し抱えてくださるのでした。一体なぜなのか…!?
古典だし、オチは検索すればわかります。そのあとの対談で、宗珉は実在の人だけど、宗三郎の話はフィクションで紀州藩に召し抱えられたなんて史実はないと言ってました。
予定外に2時間も落語と対談を聞いちゃったので慌てて戻ることにしたのですが、帰りもまだゆるキャラが踊ってました。
写真ちいさくてわかりにくいですが、奥で踊ってる青い人は ちょうせい豆乳くんです(公式サイトへ)。きぐるみの上からタオルで汗をふきまくってるのがいい感じでした。中の人も汗だくだろうけど、豆乳のパックはいつも冷や汗をかいてるもんね。
商店街か町内会のイベントなんでしょうが、常時ゆるキャラが複数名いて、歌って踊って、着ぐるみとツーショットで写真とったり、けっこう豪華なのに見てる人は少なかったです。目の前がスカイツリーで観光地なのにね?でも、見に来てる人たちは熱烈なファンみたいでした。
そのあと、お腹がすいたので、帰る途中でものすごく久しぶりにロイヤルホストに入りました。食で全国を散歩する企画で長崎・佐世保のレモンステーキやトルコライスをやってると、店頭に幟が立っていたので。
でも、メニューを開いて鼻血が出そうでした。
ロイヤルホスト風トルコライス膳 2080円(税込2246円)だと…?!
たしかにクラムチャウダーやサラダがついて豪華なセットではあるけど、なんでトルコライスみたいな庶民の食べ物に2000円を越えるような値段がついてるんだよ… これはきっとセット価格だからに違いないと、トルコライス単品は注文できないのかとメニューを見直したけど、単品価格はどっこにも書いてない。セットでしか頼めないのか… いや、だが、無理。飲み物もデザートも注文せずに2246円とか、そんな金額出すならファミレスには来ないんだよ。
もうあきらべて通常メニューにしようかとも思ったんですが、せっかく長崎に惹かれて来たので、出島天ぷらカレー 1180円(税込1274円)っていうのを注文したんですが…
▲出てきたのはこれ(写ってないけどカレールーは別盛りで、ちゃんと存在してます)。
インチキとまでは言わないけど、1200円も払ってこの騙され感はものすごいよ。店員に「ご注文の品はおそろいでしょうか」と言われて絶句したくらい。
カレーでこうだと、トルコライスがどうなのか、想像すると恐ろしいよ。わたしさすがに2000円以上まきあげられて出てきたものが貧弱だったら店長を呼んじゃうと思うし。頼まなくて良かったわ…
ロイヤルホストは昔からファミレスのわりに高級感のある店だったけど、いくらなんだってトルコライスで2200円とか想像してないし、こんな値段見せられたら貧血起こすって。注文せずに席をたつのは勇気がいるので、たぶんみんな何か食べちゃうと思うけど、「せっかく長崎を楽しみに来たのにね」と思うから、何をどう注文したところでガッカリ感しか残らない。
あんまりガッカリしたので家に帰ってもう一度カレー食べようかとすら思ったけど、なんだか疲れてそのまま寝てしまいました。
もうどうでもいいことだけど、出島カレーには長いままのさやいんげんが乗ってるでしょ。あれ、スプーンでもフォークでも食べられないよ。イカリングもさあ、一口では入らないから切ってから口に運びたいのね。そりゃ家で食べるんならかじりつくけど、ロイヤルな店のホストなんすよ?なんでナイフを一緒に出さないかね。もちろん言えばくれると思うけど、ロイヤルな…(以下ry
教訓、ロイヤルホストには二度と行かない。
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