▲6月21日 まだ蛹ではなく、前蛹という状態。このあと脱皮すると完全に蛹に。よく見ると前蛹の尻に小さな虫が写ってる。ハチの一種で、たぶん芋虫に寄生するタイプの何かだと思う。
▲6月22日 すっかり蛹になったが、黒っぽい小さなハチが複数たかっており、追い払ってもまた飛んでくる。写真はハチを手ではらったあとで、1頭しか写っていない。ヒメコバチ科の何かっぽいけど種名まではわからない。この写真の時点では蛹はまだ生きていたと思うが、翌日また翌日と日がたつうちに色が黒っぽくなり、いかにも死んだ感じになった。
↓
↓15日後…蛹からハチが出てきた。
↓
▲7月7日 蛹から無数の小さなハチが出てきた。やはり寄生されていたのか……と、ここでアッサリ納得してはいけない。よく見ると22日の写真に写ってるハチとは別の種類に見える。22日のハチは黒いが、7日のは体色がメタリックグリーン。大きさも違う。写真では分かりづらいかもしれないが、7日のハチは一回り小さい。
一体どういうことやらキツネにつままれた気分。21〜22日にたかっていた黒いハチは卵を産みにきたんじゃないのだろうか。
そういえば、21〜22日のハチは産卵にしては数が多かったのを覚えてる。写真には1頭しか写っていないが、本当は10頭くらいたかっていて、写真を撮る前に思わず手で払ってしまったのだった。まさか黒いやつは蛹から出てきたところだったんだろうか?
いや、でも、1頭の芋虫に複数種のハチが寄生するなんてことあるんだろうか。そもそも、寄生バチが外へ出た時点で宿主(芋虫)は死にそうな気がするし、やはり21〜22日の黒いハチは産卵目的だったが、その前に別のハチがすでに寄生していたのだろうか。
あるいは、別種に見えて、実は黒いのとメタリックグリーンのは同種だったり……しないよな、しないと思うたぶん。成虫になってからは成長しないはずだし、大きさも色もここまで違うとさすがに同じとは思いにくいんだけど…
というわけで、さっぱり意味がわからない状態である。
今年は高温多湿なせいか虫の活動が活発で、同じ木にまた新しいアゲハの幼虫が育ち始めていた。しかし目の前で寄生バチが羽化してるわけで、新しいのもすぐに寄生されてしまう気がする。わたしは虫が見られればそれでいいので特に対策はしない。
カテゴリー:
上の黒いのはキアシブトコバチです。緑のはちょっと分かりません。
うーん、キアシブトコバチとは違うんじゃないでしょうか。写真うつりが悪いので仕方ないんですが、足は太くないです。それと、キアシブトコバチは触角ももう少し太くないですか?わたしも自信ないですが。
あっ!!本当だ。腿節が太くない。カラーリングと全体の形で先入観にやられた!!