松屋では、牛めしも定食類も、すべてトレイ(お盆)にのせて提供していた。それを全面的にやめるという貼り紙がしてあった。朝亭などの一部のメニュー(たぶん品数が多くて一度に運べないもの)はこれまで通りトレイで出すとのこと。 ▲昨日7月12日撮影
確かに、牛めしと味噌汁なんかがお盆にのってたからってどうってことはない。店員が運びやすいかどうかの問題だと思う。お盆もひとつずつ洗う必要があるし、保管に場所も必要だから、必要ないならやめたっていい。お盆がないと失礼とか、そういうことを言うつもりはまったくない。
でも、これまで普通にしてたことをやめるというのは、それだけ内情が苦しいってことじゃないだろうか。
もし、トレイをなくして牛めしを値下げするか、従業員の賃金を上げられるのなら、そういうコストダウンは発展性があるのでいいと思う。でも今の世の中そうはならない。トレイの手間を減らしても、牛めしの値段は変わらないし、従業員の時給だって特別変化はないだろう。
本当は値上げしないとやっていけないんだけど、上げたら売れなくなるから、値段据え置きのままでどっかを切り捨てる。今回はトレイだ。むしろトレイで済んでるうちはマシだと言える。次に切り捨てられるのは肉の質かもしれないし、従業員の数かもしれないんだから。
◎関連記事:2014〜15年のたべたもの日記・松屋編
http://www.chinjuh.mydns.jp/wp/20150119p461
この頃はどれもトレイ(お盆)にのってるでしょ。これをやめたんだって。