ちくわ
▲ちくわで作った偽ウナギの蒲焼き。少しもウナギに見えないので却下。
ちくわを開いて内側に包丁目を入れて、そのままじゃ丸まってしまうので、竹串を打ちました。それを (1)タレをつけながらグリルで焼く (2)タレをつけながらフライパンで焼く この両方ともやってみましたが、見た目がちっともウナギっぽくありません。香りもちくわでしかないし。だめですねこれは。
はんぺん
▲タレを塗りながらグリルで焼いたもの。ちくわよりマシだけどウナギには見えない。
↓そこでフライパンで焼いてみた。
▲油をひいたフライパンで、最初に包丁目のない裏側を焼き、ひっくりかえして表を焼いて、タレをジューッとかけまわして、フライパンをゆすりながら焼きからめたもの。見た目はかなりウナギっぽい。
まずはタレの準備。3倍濃縮の麺つゆに砂糖を加え、鍋で加熱して砂糖を溶かしておきます。煮詰めなくていいと思う。
次にはんぺん。はんぺんは分厚いので、半分の厚みになるように包丁で切り、表になるほうに細かく包丁目を入れます。
フライパンを熱し、サラダ油を引いて、はんぺんの裏(包丁目のない方)を焼きます。フライ返しでひっくりかえし、表面に軽くやき目を付けたら、タレをかけまわし、フライパンをゆすりながら焼きからめます。
丼にごはんをよそい、余ったタレを少しかけて、はんぺんをのせます。さらにタレを少しかければ完成。山椒の粉は必ず添えること。本物のウナギなら山椒がなくても美味しいですが、あくまで偽なので香りは大事です。
はんぺんは、かなりいい線いってます。味も香りも淡泊なのでタレを邪魔しません。タレが焼けたのと山椒の香りだけでも蒲焼き感が出ます。焦げた端っこもウナギ感がありますね。
もちろん、はんぺんは、はんぺんでしかありません。ウナギの味を期待しすぎると「どうせ偽物」になりそう。こういうのは、ウナギでないものをどこまでウナギに近づけられるかを競う遊びだと思わなきゃね。
ニホンウナギが減ってるそうです。わたしはウナギが大好きですが、絶滅させるほど食べたくありません。
だって、いつまでも末長く本物を楽しみたいじゃないですか。絶滅させたらそれっきりです。今なら漁をひかえて様子を見れば回復するかもしれないのに、無理に食べてなくしたくないなあ。
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