実験その1:ナワシロイチゴ
これはツイートもしたやつ。ナワシロイチゴが樹木なのかっていうのはビミョーなところかもしれませんが、ベランダに樹木っぽいものがこれしかなかったのでやってみました。いちおうバラ科の低木だと思います。
まずは、葉っぱ1枚分で。葉のシルエットを見て似たようなのを探してくる仕組みのようですね。残念ながらそれっぽいものがヒットしません。ナワシロイチゴは葉っぱ3枚がセットで生えるものなので、3枚バージョンもやってみましたが駄目でした。候補にあがってくる植物が、低木でなくちゃんと大きくなる樹木みたいなので、そういうのを調達して実験することにしました。
実験その2:ポプラ
ポプラは一種類じゃなく、わたしが拾ってきたのが何ポプラなのかわかりません。Populus属 の何かがヒットすれば上出来です。
お、これはいい感じ。赤い○でかこったところがほぼ正解ですね。英語名の Eastern cottonwood は学名で Populus deltoides なのでポプラの仲間です。
実験その3:クヌギ
クヌギは北米にあるのかなあと首をひねりつつやってみたら、見事にヒット。英名:Sawtooth Oak 学名:Quercus acutissima 大正解でした。
実験その4:モミジバフウ
これも大当たり。っていうかモミジバフウはもともと北米の樹木だそうです。知らんかったよ。勉強になりました。英名:American Sweetgum 学名:Liquidambar styraciflua
実験その5:メタセコイア
これは全く駄目でした。メタセコイアは日本と中国にしかないかもしれないけど、北米にはセコイアというよく似た木があるはずなので、それがヒットしてもよさそうなのに大ハズレ。細かい羽状葉は不得意なのかなあとも思うけれど、そのわりにミモザはヒットしてるので、単純に登録がないだけかもしれません。今後に期待。
まとめ
というわけで、誰が見ても樹木と思えるもので、北米にもありそうな植物ならばそれなりにヒットします。が、ズバリ正解が出るわけでなく、いくつかの候補の中に正解が紛れてる感じなので、植物の知識はある程度持ってないと使いこなせないかも?
こういうものを図鑑で調べる場合、1ページずつめくって似た写真を探すわけですが、その手間をちょっぴりはぶいてくれそうな、将来有望なアプリではあります。
残念ながら今は北米版と英国版のみで、学名と英名しかわかりません。そこもネックです。学名を毛嫌いせず、属名が一致すれば近い仲間だってことを知っておくのも大事かも。属名で検索すれば日本にある近縁種を探すこともできる…かもしれません。
なお、属名というのは、学名の最初の語で、たとえば Quercus acutissima だったら「 Quercus」が属名です。
それぞれの植物に、こんな詳細ページが用意されていて、花、実、樹皮などの写真も見られます。こういうのを総合的に見て判断することも大事(結局、図鑑見てるのと同じです)。
なお、設定に Location(場所)っていうのがあって、北米版ではニューヨーク ワシントンD.C. 米国北東部 カナダ を選べるようになってます。これを変えると検索結果が少し変わるかもしれません。
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