今もあるのかもしれないけど、昭和の50年代くらいに学習系の漫画読み物が何種類も出版されました。学研のひみつシリーズは有名ですけど、けっこういろんな出版社から出てました。
そういう本は、漫画家さんの名前がきちんとクレジットされてないことがあるんですけど、今見るとどうも見た事がある絵なんですよねえ。
たとえばこれ。この絵は絶対知ってる。見たことあるもん。ろぼっ子ビートンとか(どちらかっていうと『わんぱく大昔クムクム』が近い)をやってた頃の安彦良和さんっぽくないですか? #ほんとに安彦さんだそうです。ツイートでおしえてもらいました。ありがとう!
追記:情報ありがとうございます!
・BSマンガ夜話の虹色のトロツキーの回で高千穂遥さんが安彦さんの仕事だと言ってるそうです。>youtube動画を見る(最後のほうです)。
・安彦良和全仕事集(Amazonで見る) に「なぜなぜシリーズ」が掲載されているとのこと。
1冊の本を複数の漫画家さんが担当しているのですが、ひょっとすると今となっては有名なみなさんかもしれないです。しかし、クレジットされてないのでどなたかわかりません。もし「あの先生に違いない!」という心当たりがあれば、コメント欄かtwitterで教えてくださると嬉しいです。(twitterアカウントは @chinjuh です)。
このページの画像はポプラ社『なぜなぜ絵文庫・エネルギーのなぜなぜ』より引用しています。昭和50年発行の本で、当時の値段で780円でした。漫画は「中村学習まんが研究所」というグループ名でクレジットされています。
こんな本が探すとそれなりにあるかもしれないので、興味のある人がいるようだったらたまに紹介したいと思います。反応がなければこれで終わりかも。
# いちおう、引用の範囲内で済むといいなという気持ちでわざと斜めに写すとかしてます。黙って転載とかはされたくないです(画像と情報を切り離されたくないので)。リンクは自由にしてくださってかまいません、というかしてください。リンクに関しては事前にも事後にも連絡不要です。
追記 その1
コメント欄で(5)番は旭丘光志さんじゃないかという話が出ているので、もうちょっと解像度の高いのを用意しました。
▲(5)の拡大です どこからどこまでを同じ人が書いているかもわからないので、推理するしかないんですが、下に貼る動物系の漫画(7)(8)もGペンのタッチが似ているので同じ人かなって思います(本には5と連続して掲載されています)。
▲(7)(8) 動物の絵はかなり特徴があって、旭丘さんとは別のような気がします。
追記その2 (6)が吉森みき男さんじゃないかって話も出てるので別のカットを用意しましたが、ページ数が少なくて手がかりに欠けますね。
◎漫画図書館Z-吉森みき男
http://www.mangaz.com/title/index?query=%E5%90%89%E6%A3%AE%E3%81%BF%E3%81%8D%E7%94%B7
吉森さんは名前だけだと知らないと思ってたけど、『しまっていこうぜ!』の人だったんだー!
ちなみに、画像はクリックすると少し大きいのが開きます(スマホだとわかんない、ごめん)。
真崎守さんかもしれないという情報もいただきました(3)の写真でしょうか。
6はもしかしたら吉森みき男かも。
うわ、しまった。6の前に5についてもっと長目に書いていたんだけど、送信するのを忘れたみたいです。5は旭丘光志だろうと思います。
何故長くなったかと言うと、ここまで(吉森さんを除く)に出てきた人たちをつなぐものがあるのではないかと感じたからです。
旭丘さんの作品歴を見ていてCOMに載ったことがあったのに気が付きました。真崎さんはCOMでも評論家として常連でしたが、途中で自ら描き始めた人です(ただしこの中に真崎さんがいるようには思えません)。更に安彦さんは虫プロ出身とのこと。
出版社が漫画家の誰かに話を持ち掛けたら手近な人たちが集まった、という結果かもしれません。
こんにちは。不勉強なことに旭丘光志さんも吉森みき男さんも今一つなじみがないんですが、覚えておいて調べてみます。(5)番の絵については軽めのGペン使いに特徴があって、ネットで見るかぎりだと旭丘さんは力強すぎるかな、とも思いました。とはいえ虫プロやCOMの関係者というのはありうることだと思います。
週明けくらいにもうちょっと特徴の出そうなカットを追加しておきます!
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