▲意外な人気。人いっぱい、ゆるキャラもいる。拘置所の看板の前で記念撮影する人いっぱい。
▲葛飾区浴場組合連合会の ゆ²(ゆーゆ)ほのか ちゃん。最近は介添えの人もコスプレするんですね。
▲開かずの門。明治12年から関東大震災の年までここにあった東京集治監の門。昭和4年に跡地に小菅刑務所が出来た時に記念として残されたものだそうです。出入り口としては使われていないので開けられることもなく、開かずの門と呼ばれています。
拘置所の建物はJR常磐線の窓からよく見えるんですが、いつごろ?10年くらい前?久しぶりに電車に乗ったら「えっ、何あの立派なビルは!!」という状態になっててすごく驚いたのを覚えてます。
矯正展とは何か。わたしもよくわからんのですが、普段入れない拘置所の敷地内に入ることができて、地元企業が売店を出してたり、警察の音楽隊の演奏があったり、自衛隊が装甲車を持ってきてたり、ゆるキャラが沢山歩いてたりします。毎年有名人が開場のテープカットに来るそうです。
これだけで賑やかなので納得して帰っちゃいそうになったりします。そういえばなぜか銀ダコの移動販売車に行列ができてたりして、いくら昼時だからって並ぶとこ間違ってないかなあって少し疑問だったり(笑)
たぶんメインなのは受刑者のみなさんが刑務作業で作ったバッグや靴や家具などの販売会なんじゃないかと思います。どれも普通の店にあるのと同じように立派なもので、なおかつ少し安いかもしれないです。知ってる人は朝から来て買うらしく、小物類は案外売れちゃうみたいですよ。
立派な家具は自分のお財布じゃ買えそうもないので、記念に折り紙を買いました。刑務所内に印刷所やなんかがあるので、折り紙や便せんのようなものも生産されてるらしいです。民間から刑務作業に仕事を依頼することもできるって話ですよ。
◎CAPIC 刑務作業とは
http://www.e-capic.jp/keimusagyo
CAPICというのは刑務作業で生産されたもののブランドですかね。ここに刑務作業に仕事を依頼するメリットが書いてあります。労務管理や福利厚生の心配がない、情報管理もバッチリ。拘置所ならではの利点がいっぱい?!
▲120枚で110円だった。やや厚みのある紙で、100均の教育おりがみより高級感があります。京都の製品だそうです。拘置所製品は全国のが集まってました。小菅製ばっかりかと思ったら違うのね。
小菅は昔から刑務所のある町で、小菅あたりのわらべ歌に「ドンドンドンガラカッカ柿の種、おんまえばしのカンゴフはひき割りご飯で南京米、おかずは去年の古沢庵」なんてのがあるくらいです(わたしの歌でよければ「ここをクリック」すると聞けます)。ちなみにわたしは群馬育ちなので『葛飾のわらべ歌』という本の楽譜を見て歌ってます。もとの歌詞がカンゴフになってるんですが、内容から考えてカンゴクが訛ったものだと思います。
ついでなので、昔ポッドキャスティングが流行り始めた頃に作ったものを貼っておきます。↓下のバナー(絵)を、パソコンだったらマウスでドラッグして、iTunesにドロップすると、わたくしこと珍獣様が葛飾区のわらべ歌を歌いまくるという、ジャイアン並に恐ろしい曲集をダウンロードすることができます。
これは『葛飾のわらべ歌』という、葛飾区の出版物に載ってる楽譜を見て歌いまくったものです。というのは、この本にはカセットテープがついてるんですが、ごく一部の曲だけをお遊戯のようにアレンジしたもので、エンターテイメントとしては立派なものなんですが、音声資料としては役に立ってないなと思ったものですから。
こういう本につける音声資料は、楽譜が読めない人のためにあってほしいなと思いまして、本当はネイティブな人が歌うに越したことないんですが、わたしが勝手に楽譜見て歌いまくり、誰が利用するかよくわかんないけど公開してある、というわけです。ボランティア?ああ、興味ないそういうの。感動したら金をくれ。
ああ、すみません、どうでもいいことばっかり書いて。iTunesって何さ、めんどくさいし理解できないよ!という人はリンクをクリックして、中でさらに一曲ずつリンクをクリックすれば聞けると思います(パソコンの場合)。スマホは、iPhoneならiTunesが入ってるので何らかの方法でどうにかなりそうな気がしますが、アンドロイド携帯はごめんしらない。作った当時はスマホとかなかったのよマジで。
「私家版」って言い方も変だなとは思うんですが、公式に作られたものじゃないよっていう意味でなんとなく書きました。ふつーに非公式って書けばよかったですね。
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刑務所の中の様子については漫画家の花輪和一が自身の経験を作品化した次の2作が非常に面白いです。
「刑務所の中」、「刑務所の前」。
刑務所での作業についても非常に詳しく描かれています。
> 小菅あたりのわらべ歌に「ドンドンドンガラカッカ」
♪国松様のお通りだい、
と続くアニメーションの主題歌があったけど、何かつながりが有る?
ん、そう言えば、段平親父のジムもここからそんなに遠くないな。ちばてつやは終戦後あの辺に住んでいたのか(と思って調べたらスカイツリーの近所で、隅田川に近い方に住んでいたらしいです)。そうか、納得。
それを言うなら『ハリスの旋風』からですねー。どちらも作詞と作曲を同じ人が作ってるっていうのもあるんですが、「ドンガドンガドンガラカッカ」「ドンガードンガラカッカ」から始まって近いテイストに仕上げてあります。新しい方の「国松さま」のほうはわりと鮮明に記憶があるんですが、「ハリス」は(再放送でしか見てないのもあるんですが)頭の中で新しい方と混ざって記憶が曖昧になります(笑)
『ハリスの旋風』
http://www.dailymotion.com/video/x5n2ho_%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%97%8B%E9%A2%A8_music
『国松さまのお通りだい』
https://www.youtube.com/watch?v=XTDhGUQFC-0
きっと、昭和初期くらいのわらべうたをベースに作ってるんだろうなと思います。小菅のわらべうたとどっちが古いかは、ちょっとわからないけど。