◎日立シビックセンター(公式)
http://www.civic.jp/center/
公式サイトを見ても何があるのかわかりにくいですが、天空劇場(プラネタリウム)と科学館があります(他にもあるのかもだけど、そこしか見てないのでよくわからない)。
天空劇場というのはプラネタリウム用のドームのことです。最近はプラネタリウム用のドームを持ってる都市は沢山あるんですけど、プラネタリウム番組をやってるとは限らないんですよね。日立シビックセンターでも、普段は全天周映画+20分程度の星空生解説をやってるそうです。
全天周映画っていうのはドームに投影するために作られた映画ですね。なんでわざわざドームにって思うでしょうが、ものによっては面白い視覚効果がある場合もあります(ない場合もありますw)。空に関する内容のこともありますが、基本はただの映画です。日立の場合は、全天周映画の時も、20分くらい普通のプラネタリウムみたいに星空生解説をやってると言ってました。
そのほかに、毎日1回だけ50分間全部星空生解説、という正統派のプラネタリウム番組をやってるというので、今回はそれを見ることにしました。。
入り口で番組を指定してチケットを買おうとしたら、科学館も見ますかって言われて、時間があるのでハイって答えたら、共通券で800円ですって言われて一瞬「あ…(金欠なんだよ)」と思ったけど払いました。
あとで調べると、プラネタリウムは単独だと520円、科学館も単独だと520円。共通券だと800円なので、340円もおトク。ツイートで「500円くらい余計にとられた」と書いたのは勘違いでした(笑)
科学館は理科の実験を面白くしたみたいな体験型の展示でした。たとえばどんな展示かっていうと、自転車の車輪みたいなやつを両手で持って、車輪を回転させた状態で傾けると、傾きにあわせて体が回っちゃう……とか、言葉で書いてもわかんないと思いますが、やってみると面白いヤツです。上野の国立科学博物館にも同じようなのがあったと思います。そういう、実験ものばっかりの展示でした。
これはツイートもしましたが、泊まった状態だと白と黒のオブジェですよね。
どんどん回転…おお、虹色だー!! という美しい展示。写真でも色がついてるので目の錯覚じゃなく、本当に色が見えてるってことです。
こんな説明がついてました。光の三原色を全部重ねると白い光になるように、白い光にはすべての色が含まれているので、回転する物体に反射してさまざまな色に分解されるから虹色になるのだっていうんですが、ホントにそんなことで虹色になるかしらって思うわけです。
あとで検索したら、このオブジェは松村泰三さんていう人の芸術作品で、ただ光を当ててるんじゃないらしいです。 http://inax.lixil.co.jp/Culture/2004_07/2_07matsumura.html
回転する物体表面からの光反射間隔を3原色のストロボと同期にすることによって、人間の眼の残像を利用して「3原色の加色混合」を実現たぶん、あててるのは白い光でなく、赤・緑・青の三原色の光を高速でビカビカビカっと点滅させてるってことなのかも。あんまり早いので、止まってるものにあたると白く見える。でも、絶妙なタイミングで点滅がずらしてあるので、回転するものに当てると色がついて見えるってこと……なのかな。なんで回転すると色がつくとかわたしに聞いちゃだめ。ブラウン管のテレビの前で手をふりまわすと分身して見えるのと同じような理屈かと思うけど難しくてよくわからないよ(笑)
白黒なのに回転すると色がつくのは「ベンハムのこま」っていうのが有名だけど、こっちは目の錯覚なので写真には色が写りません。
こうなるんだけど、これを肉眼で見ると、薄く色がついて見えます。正確なメカニズムは未だにわからないそうですが、たぶん黒い部分に濃淡ができるので、それを人間の脳が勝手に色と誤認するんだと思います。錯覚なので写真には色が写りません。
ってなことをやってるうちにプラネタリウムのお時間になりました。
ここのドームは直径22mだそうで、葛飾区のより4m大きいです。座席がクッション効いてて座り心地満点でした。ドーム自体が傾いているのか椅子の背もたれは倒れなかったです(後ろのほうで見てたからかもしれないけどね)。
▲プラネタリウム:機種は MEGASTAR IIA って書いてあるみたい。
この日は秋の星座の解説でした。解説員は男性で、やや訛りのある暖かい語り口でした。生贄にささげられるあんどろめだ姫の話を手作り感のあるイラストで解説して子供も飽きないようにできてました。なかなか面白かったです。満員とまではいかなかったけど、そこそこお客さんがいました。小さい子がけっこう見てました。
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