わたしはお灸愛好家で普段から自分で据えてます。いつも使ってるのは火を使うやつで、せんねん灸の伊吹とかです。大和漢のだるま灸もかなり好きなんですが行きつけのドラッグストアで見かけなくなりました。
ああ、そうか、しまった、伊吹とかだるま灸とかも見た事ない人には珍しいかもですね。もぐさを直接のせる昔のお灸と違って、台座がついてるので火傷しないタイプのものです。アチチっとならないので、厳しく叱る意味の「お灸をすえる」にならないものです。
▲台座付きのお灸。下にシールがついてる。火をつけてから肌に貼り付けて使う。
こういう火を使うお灸は効くと思うんですが、なんせ火を使うので人にやってもらわないと見えない場所にすえられないんです。肩なんか手が届くので、火が危なくなければ自分ですえられるんですが。
そこで買ってみたのが「せんねん灸 太陽」です。貼るカイロみたいな仕組みで発熱して、なおかつヨモギの成分もじんわり出てくるそうです。
さらに下側のシールを剥がします。下側は粘着テープになっているので、痛い場所やツボをえらんで肌に直接貼り付けます。これで発熱が始まるはず…?
40〜50度くらいの低温で3時間くらい続くと書いてあります。しかし、その程度の温度だと、貼られている肌にはほとんど熱さを感じないんですね。3時間も直貼りするものなので、これ以上温度が上がると火傷をしてしまうってことなんでしょう。ただ、あまりにもやわらかい熱なので、どうもお灸した気分になりません。
ただ、貼った太陽に手で触れると指先ではしっかり暖かさを感じられます。効き目はしっかりありそうです。
欠点は時間がたつと痒くなってくること。肌に直貼りなのでどうしても蒸れますし、血行が良くなるので痒いんでしょう。3時間たったらまだ暖かくても剥がしたほうがいいと思います(粘着テープがあんがい生きてるので別の場所に貼ってもよい)。
あと、12個入りで1000円くらいしちゃうのはちょっと高いなあ。湿布だと思えば大差ない値段でしょうけど。
これはオマケで付いてきた「せんねん灸 世界」です。2枚ついてきたので1枚開けてみましたが、袋の中身は貼るカイロと同じ形状でした。これも肌に直貼りして使います。太陽と同じくじんわり発熱します。
あくまでわたしの使用感ですが、どちらも火を使うお灸にはかなわないと思います。でも、肩や腰など、目がとどかないところに火のついたものを貼るのは恐いですから、してくれる人がいない時に、代用品として使うのはアリかな、と思います。
せんねん灸 太陽 火を使わないお灸 12コ入[せんねん灸 お灸 火を使わないタイプ] |