豊田市のミステリースポットで検索すると、旧伊勢神トンネルか前田公園内の前田家記念堂がヒットします。どんなところか見に行きました。訪問は4月8日。あいにく天気が悪く……いや、心霊スポットめぐりにはうってつけの曇天でした。
そしてこれが前田家記念堂です。前田家の何を記念してるかはよくわかりません。聖徳太子の夢殿(八角堂)を模して作られたらしいですが、なぜか六角形の建物です。何をどう記念してるかはよくわかりませんが、噂によると堂内に地下に続く梯子があり、霊が留まっているとかなんとか。
しかし、中が見られるわけでもなく、曇天とはいえ真っ昼間ですし、ちょうど桜祭りの季節で人も多く、なんのミステリーも感じずに終わってしまいました。残念!
検索すると堂内の写真を掲載してる人もいるので、もしかすると公開されてる日もあるのかもしれません。
前田公園は、豊田市の実業家・前田栄次郎さんが昭和8年ごろに私財をなげうって作った公園だそうです。前田氏は軽井沢の貸別荘地・前田郷を作った人とのこと。
作られた当時は賑やかだったのでしょうが、第二次大戦中に園内の銅像や金属のプレートが軍に回収されたりして、その後は荒廃していたとのこと。荒れてた頃は本当にミステリースポットだったかもしれませんが、平成8年に整備しなおされ、今は自然豊かな公園です。
ただ、随所に前田さんの趣味がちりばめられており、公園だけど秘宝館に近いような(エロ抜きですが)、信仰と趣味が入り交じってるバブル期の大観音みたいな雰囲気があり、不思議なスポットではあります。
けっこう険しく、どこまで続いているかもわからないので、この日は引き返してしまいました。
なんだか良くわからないオブジェも沢山あります。これは笠と笠の間に文字が書いてあるんですが、コントラストを調整して読んだところ「謬・異・□・世」でした(□は読めなかった文字)。どういう意味なんでしょうね。
桜が七分咲きくらいだったでしょうか。山の上からの眺めはなかなか素晴らしいのですが、あいにくの曇天で、あまり大した写真はとれませんでした。
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