◎珍獣様の博物誌「ウシガエル」
http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/musi/zz000146.htm
オタマジャクシの頃からカエルになるまでの飼育記録。
▲これは去年の冬に、冬眠の準備をした時に撮影したものです。
以下は今朝写したものですが、全部死体です。生きてる間は裏返して観察したりしにくいですから。いちおう貼って起きます。
今朝見たら浮いてました。昨日までは泳いでたんですけど。水が緑に濁ってますが、ぜんとっかえするとかえってカエルが落ち着かないみたいなので、わざと濁る程度にしてました。
大きさはこのくらいでした。ウシガエルの雄としては小さいかもしれません。
目の後ろに大きな鼓膜があります。これがウシガエルの雄の特徴です。
ウィキペディアには、喉が黄色いとか、いろいろ書いてありますが、体色は住んでる環境で変わってしまうと思います。
ウシガエルは、もともとアメリカ大陸のいきものですが、大正時代に食用になるのではないかと持ち込まれました(フランスや中国では実際に食べてますし、食べたことありますけど美味しいですよ)。その際、ウシガエルの餌として一緒に輸入されたのがアメリカザリガニです。
結局、日本では食用としては普及せず、逃げたり逃がしたりしたウシガエルとアメリカザリガニが日本中で繁殖して今日に至ります。
ウシガエルは丈夫で長生きするいきものです。日本在来のいきものを脅かすようになりました。今では特定外来生物に指定され、飼うこと、繁殖すること、持ち運ぶこと、譲渡することなどが禁じられています。
しかし、多くの人にとって、オタマジャクシはカエルの子でしかなく、何ガエルの子かなんてことに興味はないでしょうし、あっても見分けはつかないものです。
その状態で「ウシガエルは禁止、ヒキガエルならOK」なんてこと言われてもチンプンカンプンだと思います。
そこでみなさん、ぜひ覚えておいてください。
・野生のいきものを捕まえて飼う場合は、死ぬまで世話できるか考えましょう。 ・無理だと思ったら「その場で」放してください。よそへは持って行かない。 ・持ち帰って、飼育してみたものの、やむを得ず手放さなければならない場合は、可能なかぎり「殺処分」する。あるいは「つかまえた場所で」放しましょう。ウシガエルだけではありません。あらゆる野生のいきものは、捕まえた場所から動かさないのが基本です。決してよその土地に放さないようにお願いします。ホタルもよそから持ってきたのは放しちゃダメですよ? カテゴリー:
こんにちは。数年に1度コメントを残す古参ファンです。
ウシなんとかさん、オタマジャクシの頃から存じ上げておりました。
「ウシなんとかさん」という呼び方にこめられた厳しい信念も自分は好きでした。
丸十年ということで、ウシ的には大往生と言っていい御年でしょうか・・・。
ありがとうございます。
ベランダの小さな水槽の中で、よく10年生きてくれたなあと思います。
前日までバシャバシャ泳いでいたので、自分が死んだことも気付かずに、キュッと逝っちゃった感じかなって、勝手に思ってます。