家のまわりやよく行くところの六地蔵を調べてます。単独の地蔵じゃなくて六地蔵に注目しています。六地蔵調査の一覧は>こちら
六角柱で各面に地蔵の像や、地蔵の名前が刻んであるのを六地蔵塔とか、笠塔婆(かさとうば)とか言うそうです。ウィキペディアによると「九州に分布が集中している」とのことなんですが、東京にないかっていうと、それなりにあります。
▲蓮蔵院の六地蔵塔。これは向かって左横から写したもの。地蔵のレリーフに高さがなく平べったい感じなのがチャームポイント。各地蔵の頭の上に種字が刻まれています。造立年は見つけられませんでした。
正面を1として、左回りに、種字(梵字)/持物を書き出しておきます。
1. ह ハ 幢幡 2. ई イー 薬壺か香炉 3.(इ イ) 右・錫杖|左・宝珠 4. इ イ 合掌 5. का カー 両手で宝珠 6. हा ハー 数珠
इ イ と (इ イ)は同じ発音の文字なんですが、違う書体で刻まれています。詳しくはイラストを見てください。
種字というのは仏様のシンボルなんですが、六地蔵のどれにどういう種字をあてるかは諸説ありまくって一定しません。
所在地 葛飾区東水元・蓮蔵院
造立年 不明
願主等 不明