家のまわりやよく行く場所で六地蔵を調べてます。六地蔵調査の一覧は>こちら
▲六角柱で、一面に一体ずつの地蔵が刻まれており、地蔵の頭の上に種字が刻まれています。右手に錫杖を持った地蔵の面に造立年があります。
錫杖を持った地蔵を1として、左回りに種字と持物を書きだします。
1. ह ハ 右・錫杖|左・宝珠 2.(इ イ) 合掌 3. ई イー 宝蓋 4. इ イ 払子のようなもの 5. ? 宝珠 6. ? 幢幡
इ イ と (इ イ) は発音的には同じ文字なのですが、別の書体で刻まれています。
所在地 葛飾区東水元・南蔵院(しばられ地蔵)、聖徳太子堂の脇
造立年 延宝二甲寅天八月二十六…以下読めず(1674年)
その他 錫杖を持った地蔵の向かって右脇に何か刻まれているものの読めず
しばられ地蔵は、もとは墨田区の業平にあったそうなんですが、関東大震災で被災して昭和初期に東水元に移転したということです。その前にも同じ場所に寺があり、廃寺になったと聞いています。そのため、この六地蔵塔が当地て作られたものか、業平から運ばれたものなのかは、昔のことを知っているお坊さんに聞かないとわかりません。
カテゴリー: