わたしの六地蔵調査は主に江戸時代のものを想定しているんですが、今回のは新しいものだと思います。造立年はみつからなかったんですけど、おそらく平成に入ってからのものじゃないかと思います。一体ずつに名前がついていたので、参考に記録しておこうと思います。
左から 1. 延命地蔵 右錫杖・左宝珠 2. 不休息地蔵 柄香炉 3. 讃龍地蔵 幢幡?梵篋? 4. 護讃地蔵 数珠 5. 辨尼地蔵 右で施無畏印・左宝珠? 6. 破勝地蔵 合掌
3番の像は何か棒状のものを持っているのですが、なんなのかよくわかりません。幢幡(旗)の棒なのか、梵篋(ぼんきょう、お経を入れる箱)なのかといった所。
5番の辨尼地蔵の辨は、弁の旧字体です。右手で拝むようなしぐさをしています。おそらく施無畏印のつもりなんでしょうが、施無畏印はふつうは手のひらを前に向ける事が多いです。左手で持っている小さなものは宝珠か、あるいは鉢でしょうか。
お地蔵さんが光背を背負っていないのも特徴ですね。江戸時代の六地蔵は、だいたい光背と像が一体になってるものが多いです。
所在地 三郷市戸ヶ崎・観音寺
造立年 不明(新しい)
種字 なし
持物 本文参照
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