新・珍獣様のいろいろ がぼちゃんねる

日記

検索するとペットの病気ばかり…

 この前の診察から一ヶ月たっているので、昨日はまた神尾記念病院に行きました。耳の後ろにできた謎のブツの経過をみせに。

 今回は出遅れてしまって、病院についたのが10時半くらい。受付を済ませたら20人待ちだって……うげぇ。二時間たっぷり待たされました。

 二時間も待って診察はたったの一分ですよ。小さくなってますね。次は二ヵ月後に来てくださいってな感じで。医者が言うには、この手のものはきれいに消えたりはしないそうですが、心配もいらないでしょうってなことでした。

 医学的に言ってなんというものなのかよくわからないけれど、皮脂腺がばい菌が入ったのではという話からすると「皮脂腺炎」、脂肪の塊かもしれないという話からすると「脂肪種」というような言葉がひらめくので、いちおう検索してみると、どっちも犬や猫やハムスターの話ばっかり(人間の話もないこともなかったけどさ)。自覚はしてたけど病気もケダモノ並だったのか……!

 こんな話をしていると、「珍獣 皮脂腺炎」「珍獣 脂肪種」とかでヒットしてやってくる迷える飼い主さんが現れそうな予感。あの、わたくしいちおう人間やってます。

榛名湖・伊香保・水沢観音

 日曜日は急に榛名湖(群馬県)までワカサギ釣りに行くことになって、朝から関越自動車道でバーンと群馬へ。高坂サービスエリアで昼食をかねた遅めの朝食をとりました。

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牛すじ煮込み鍋 1000円 in高坂SA
 出てくるまでに時間がかかっていたし、底に入ってる豆腐に焦げ目があったので(焼き豆腐ではなく)、鉄鍋に盛っただけじゃなく、さらに加熱してあるんだと思います。ボリュームもあってけっこうイケてます。おすすめ。

 お昼ごろ渋川伊香保インター到着。伊香保温泉(いかほおんせん)をスルーして標高1100メートルの榛名湖へ。群馬にはスキー場がいくつかあるので豪雪地帯だと思い込んでる人がいるのですが、赤城山(あかぎやま)や榛名山(はるなさん)の平野側にはあまり雪がふらないのです。山にはうっすら雪が積もってますが、往来の激しい道路には雪がありません(榛名富士の裏側など車の通りの少ない道路は凍結してますから遊びに行く人は念のためにチェーンを持っていってください)。

 さて、湖の状態はどんなかといいますと、今年は寒さが厳しいこともあって榛名湖は全面凍ってます。スケートは禁止されてますが、小さなリンクでソリ遊びはできるようでした。今回は釣り体験が目的なので湖畔のみやげ物屋さんでワカサギ釣りの道具を借りました。釣具(竿・餌・椅子・火鉢)1500円+遊漁料700円。このほかに穴あけ器を借りると追加料金をとられるんだけど、到着がお昼過ぎだったので午前中のお客さんがあけた穴に釣り糸をたれることに。

 この日は天気がよくて山の上も晴れていたけど強烈な寒さ。ものすごい風。細かい氷の粒がしゃーっと音をたてながら飛んできます。立ち上がると椅子や火鉢がすっ飛んでいくほど。こんな状態でいつまでも釣っていられるはずもなく、風にあおられて火鉢の炭も八割がた燃えてしまったので二時ごろ終了。一匹も釣れませんでした。あまり寒くて湖の写真すら撮ってないし。

 榛名湖は、榛名山系にあって、湖畔に榛名富士(標高1391メートル)と呼ばれるバケツを逆さにしたような形の尾根があります。天狗、またはダイダラボッチという巨人が富士山よりも高い山を作ろうとして途中で朝になってしまい、富士山に似た形の低い山ができたという伝説も残されています。また榛名富士の足元にはヒトモッコ山と呼ばれる小さな山があり、榛名富士を作った巨人がモッコ(土を運ぶ道具)に残った最後の土を放り出したのがこの山になりました。そして富士山より高い山をつくれなかった悔しさに、泣いた涙がたまってできたのが榛名湖とも言われています(あー、写真とってくればネタになったのに)。

 榛名湖のまわりには観光地がいくつかあって、渋川方面に抜けると伊香保温泉、高崎方面へ抜けると榛名神社があります。榛名神社は岩山にはりつくように作られた神社で、日光東照宮に匹敵すると言われるほど見事な彫刻で飾られています。遠く江戸からの参拝者も多かったたと言われています。群馬に住んでいたときは、その話を聞いても「ふーん、そうなの」くらいの感慨しかありませんでしたが、逆に東京側から聞くとさらに深い味わいがあります。葛飾区に青龍様という小さな神社があるのですが、この神社ではかつて毎年のお祭りで榛名神社から御神水をいただいて、神社のそばにある怪無池(けなしいけ)に注いでいました。水を運ぶ間はオシッコをしてはいけない決まりになっており、氏子さんたちがリレーで持ち帰ったと言い伝えられています。

 …なんてこといいながら、今回は神社にはまわらずに伊香保方面に下りました。来たときも登ってきた榛名湖と伊香保温泉を結ぶ道路は、途中で赤城山の裾野を一望できる場所があります。上毛カルタに「裾野は長し赤城山」とうたわれるように、赤城山の裾野は長く雄大です。車を止めて眺めている人も少なくありません。榛名は晴れていますが、赤城山の北側や、榛名の北東にある子持山、小野子山の山頂には雲がかかり、薄暗くけぶっています。雪がふっているのでしょう。

 伊香保温泉まで降りてきました。三時を少しまわっていたと思います。伊香保温泉は山の斜面につくられた町で、町の目抜き通りは坂道ではなく階段になっています。

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伊香保の階段街

 伊香保といえば、ストリップ劇場があるのですが、昔は客引きのおじさんたちが熱心で、子連れの観光客にも声をかけてきたりしたもんです。幸か不幸かまだ見たことはないんですが、検索してみたら今も立派に営業中みたいです。しかも二軒もあるらしいです。そういえばまだ子供の頃に伊香保につれてきてもらって、ある老舗旅館に泊まったとき、番頭さんが「今夜は新館でフィリッピンのダンサーがショーをやりますから是非ごらんください」と言うのだけれど、「それは子供が見ても大丈夫ですか」とたずねると口ごもってしまい、「とにかくフィリッピンの……」と繰り返してたのが印象的です。幸か不幸かそのショーも見なかったのですが、フィリピンではなくフィリッピンという小さなッの入った単語に温泉情緒を感じるような、感じないような。

 それはともかく、久しぶりに来た伊香保温泉はみやげ物屋も射的場も、どこもかしこも閉まってて寂れてました。日曜の午後なので閉めている店も多いのですが、あきらかに廃業しちゃっている店もありそうな雰囲気でした。県道沿いに新しいお土産屋さんもあるんですけど、そういうところじゃ面白くないので昔からやってそうな店を探して、ヤマブドウのレーズン、水上産のねぎ味噌、伊香保名物の湯の花饅頭を購入。

 それから、渋川へは抜けずに前橋方面へ下って、途中にある水沢観音によりました。十一面千手観音をまつるお寺です。

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水沢観音
 さほど大きなお寺ではありませんが、本堂をかざる彫刻が見事で、ひさしの下から見上げると、龍や迦陵頻迦(かりょうびんが:人面の鳥)の色鮮やかな天井絵があります。本堂をのぞくと顔と手がたくさんある観音様の像がありました。あとで調べたら、この仏様は秘仏だそうで、普段は見られないものだということです。そういえば、水沢にも何度か来ているのに、観音様そのものを見た記憶がないです。秘仏だったからなのですね(今頃気づくなよ)。ところで、本堂正面のひさしに二頭の虎の彫刻があるんですが、ここの仏さんは虎とご縁があるのでしょうか。水沢観音と虎の関係に心当たりのある方は教えてくださるとうれしいです。

 参拝のあとは遅めの昼食。水沢は、讃岐、稲庭に続く日本三代うどんの名所です。今回は寒いので観音様の門前にある店に飛び込んでしまいましたが、少し下ったところにうどん屋さんばかり立ち並ぶ場所もあります。水沢うどんの歴史は古く、今から千年以上前、推古天皇の御世に、高麗(今の韓国・朝鮮)の僧侶で恵観という人が、水沢寺を開いたときに地元の住民に伝えたものだといわれています。うどんの伝来は中国から弘法大師が持ち帰ったという説がわりと一般的ですが、ここのは朝鮮伝来説をとっていてちょっと珍しいです。

 うどんを食べたら、そのまま前橋方面に下りました。途中に珍宝館(いわゆる秘宝館ですな)などもあってびみょーに気になるのですが、時間も時間なので通過。伊香保周辺には長野オリンピックの頃に観光地が増えたらしく、遊園地もあるし、おもちゃやお菓子の博物館、トリックアートの美術館など、長逗留しても飽きないようになってるみたいです。

チョコベアビア

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 前に紹介した、アメリカ産のビールにチョコレートエキスを混ぜたチョコベアビア(えぞ麦酒)を葛西にある河内屋という大型店舗の酒屋で買いました。輸入ビールを扱ってる店にならけっこうありそうです。

 大きいビンがビターで、小さいビンがスイートだそうです。コップについでみると、色は真っ黒。黒ビールよりも黒いです。普通のビールのようには泡だたず、見た目は濃い目のコーヒーみたいでした。

 まずはビターから。香りは……うーん、チョコの香りはほとんどしませんねえ。そうかといってただのビールってわけでもなくて、遠くほのかにチョコっぽい香りもするような、しないような??

 飲んでびっくり。
 ぐぇぇぇ、にぎゃぁぁぁぁ。
 とにかく苦いです!! そりゃ確かにビターとは書いてあるけど、何もここまで苦くなくていいような(笑) チョコの味はしませんよ。ただひたすら苦いです。アルコール度数は5%で、普通のビールと同じなのに、苦さのせいで半分も飲んだら頭がくらくらしてきました。これは沢山飲むもんじゃないなー。

 じゃあ、スイートはどうかっていうと、色はコーヒーみたいで、味もビターほどじゃないけど、こちらも苦いです。チョコの味はほとんどしないし、香りは、遠くかすかにミルク味の話梅みたいな香りがするような、しないような。うまいかまずいかで言えば、ビターもスイートもうまくはないですねえ。

 でもね、ビンの裏をみると「愛はそんなに甘くない」という安田大サーカスのクロちゃんに言わせたいようなメッセージが書いてあって爆笑。一発芸かもしれないけど贈り物にはいいかもしれない。

えぞ麦酒
http://www.ezo-beer.com/

びみょーなもの

びみょーなもの
モリゾーとキッコロ
 まあ、こいつらのびみょーさは誰もが指摘していましたが。

びみょーなもの
新しいラスカル
 この、謎の生き物がラスカル??

びみょーなもの
トリノ五輪のマスコット
 ぐぇぇぇぇ。イタリア人わけわからん。

韓国太巻き

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 2月3日は節分なので太巻きを、と思ったんだけど、日本式の太巻きはすし飯を作ったりすんのがめんどくさいので自作する気持ちになりにくいのです。

 そんなある日、節分とはたぶん無関係に、ユンソナが韓国風の太巻きを作っているのをテレビで見まして「これだ、これならばイケる」とひらめきまして、作ってみたのが写真の品。

 作り方は超簡単。普通に炊いたご飯をごま油と塩であえて、海苔の上に広げて、ナムルを巻いただけ。巻き簾がなくてもアルミホイルを使えばそれなりにイケます。

 ナムルは韓国風の和え物で、ビビンバにのってるやつです。ナムルから自作すればすばらしく丁寧ですが、ここではなるべくお手軽に作りたいのでスーパーで詰め合わせを買いました。ナムルの味を見て、もし味が薄かったり、甘すぎたりするようだったら、醤油をちょっと加えるといいかもです(食べるときに醤油をつけてもいいですけど)。

 日本の海苔巻きにさまざまな具があるように、韓国でもいろんなものを巻くみたいなので、本格的に覚えたい方は「韓国太巻き」「韓国海苔巻き」などで検索するとよいかもです。ユンソナはハムと沢庵の千切りなんか巻いてましたよ。うまそーです。

 日本と韓国の間には、良く似たものが沢山存在します。そして常に「どちらがルーツなのか」が問題になります。いわく、日本語は韓国の一方言から派生したものである。またいわく、前方後円墳は韓国の一部地域にあるものが日本にわたったものである。さらにいわく、ソメイヨシノは韓国のチェジュ島に自生しているので韓国ルーツである……などなど。すべてが根も葉もないとは言いませんが、怪しげな説も数多く存在しております。

 そのうちのひとつに海苔巻き韓国起源説なんてのも当然あるんですけど、どちらも美味いのでどうでもいいや(って言いながらちょっと気になる年の初めのためしとて。ああ立春正月哉。)。