新・珍獣様のいろいろ がぼちゃんねる

No.372の記事

純喫茶テンダリー

東京都葛飾区金町6-9-9
 JR金町駅南口から徒歩2分くらい。駅を背にして(京成金町駅を右手にして)左の方へ歩いていって道が急になくなるあたりを南へ(JRの線路と逆側へ)入ったところ。

営業時間 ?
定休日 ?
駐車場なし

 定休日とかご存知の方は教えてくださるとうれしいです(っつーかわたしも店の人に聞いてこいよって感じですね、あはは)。少なくとも日曜日の午後はあいてました。

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 食事する場所というよりは喫茶店なのですが、最近めずらしい純喫茶なので。って実は金町には純喫茶を名乗る店が他にも二軒ほどあったりするんですけど。あちこちの純喫茶をまわっている落語家の円丈さんのページには、テンダリーが含まれていなかったので、うちで紹介してみようかなあと。

 円丈さんによれば、純喫茶というのはアルコールを置いてない喫茶店のことだそうです。そんな店いくらでもあるじゃないか。シアトル系カフェは純喫茶なのか、珈琲館はどうなのか……と屁理屈をこねたくなりますが、まあ確かに最近のお店は純喫茶なんて看板は出しませんわな。純喫茶は、昭和30〜40年代にできた店に多いんです。円丈さん曰く、当時は昼間から酒類のあるところに出入りするなんて不純だという意識があったらしいのですね。それで、スナックなどとは違う、純粋な喫茶店だという意味で純喫茶。

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 テンダリーもかなり古いお店です。お店は一階だけなのですが、見上げるとこんな感じで二階にはステンドグラスなんかはまってます。そういえば昔の喫茶店って立派な作りの店が多かったです。

 中に入ってみると、その日は日曜の午後だったのですが、常連さんらしき人たちが四人くらいいて、ほぼ全員が寝てました! 昔からの喫茶店にありがちな薄暗い証明と静かな音楽が眠気を誘います。入り口には新聞や雑誌が何種類も用意されてて、けだるい休日の午後に暇をつぶしに来るには最適です。
 メニューはコーヒー・紅茶などの飲み物のほか、トーストやサンドイッチ、山菜ピラフなどがありました。

 そういえば円丈さんのページでは看板の出し方で純喫茶ランクをつけてるんですよね。テンダリーの場合は、入り口の扉に純喫茶と書いてあります。が、一番目立つ大きな看板にはCOFFEEとあるだけで純喫茶の文字はなく、また店の前にあるアートコーヒーのロゴの入った小さな立て看板には「喫茶テンダリー」とあります。円丈さんランクでいうとBでしょうか。大きい看板はかなり古そうなので、最近になって純喫茶の表示をやめたんじゃなく、店ができた当時から、喫茶だったり純喫茶だったりしたんじゃないかと想像するんですけど。

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入り口の扉には純喫茶の表示が!

 金町にはテンダリーのほかに、アラスカと、田園と、シャレードという店があって(円丈さんによる紹介はこちら)、もうひとつボンってところも純喫茶だったらしいんですが、南口再開発に飲み込まれて去年末に閉店してしまいました。一度入ってみたかったんだけどなー。