ロカイ(蘆薈)
アロエの属名である aloe を江戸時代の蘭学者がロエと読んで「蘆薈」の字を当てたことが始まりだというが(参考[広告]>『花ことば(上)』)、『本草綱目』にも「廬會」の名で出てくるし、現在の中国でも蘆薈と呼んでいる。北京語の発音はルーフイ。アロエと読むには無理があるので、やはり日本で作られた名前なのだろうか。
Aloe arborescens(キダチアロエ)
Aloe barbadensis または Aloe
vera(アロエベラ)
aloe はアラビア語でこの植物を意味する単語である。arborensens
は亜高木という意味。木のように立ち上がることから和名でもキダチアロエ(木立アロエ)という。
barbadensis は、バルバドス(西インド諸島)の、という意味で、原産地をあらわしている。
Aloe vera は真実のアロエという意味だが、学名の提唱者であるリンネが名づけたもので、現在は学名としては使われないものの、和名のアロエベラはこの名前がもとになっている。
医者いらず
アロエの別名。薬効がすばらしいことから医者が不要になるという意味。