前のページ珍獣の館TOP博物誌・目次直前に見たページ次のページ

  
巣から取り出した幼虫と蛹
2003年7月12日撮影

 コアシナガバチの巣は小さいので、蛹をあわせてもひと口でペロリといった量だ。ハチの子は佃煮にするのが一般的だが今回は素揚げにすることにした。フライならおつまみ代わりにポリポリ食べられそうだから。

 
 調理法は簡単。鍋で油を加熱して、蛹を含むハチの子をザーッと入れる。箸でさっとかき混ぜて、すぐに網じゃくしですくい上げて油をきる。熱いうちに塩をふればできあがり…なんだけど、完成写真が不味そうで申し訳ない。もうちょっとカリッと揚がるとよかったんだけど。揚げ物って難しい。

完成写真が不味そうですまん
2003年7月12日撮影

 味はどうかっていうと、どうもこうもない。普通に美味しかった。カイコの蛹のように匂わないし、味にも癖はない。肉の部分はやわらかく、まろやかで旨味がある。頭や足はサクっとした歯ごたえだ。
 

次へ