引っ越したので下のバナーから移動してねん。
大した副作用もなく、あと一回で抗癌剤治療が終わるんだけれど、今頃になって爪に影響が出始めたみたいです。今のところ剥がれちゃうような強烈な影響ではないけど、色艶が悪くなって指先の作業をすると違和感がある。たとえば缶ジュースのプルタブを開ける時や、お菓子の袋を開けようとすると力が入りにくい程度なんだけど。
わたしは爪が弱くなってるせいだと思うのね。でも医師は末梢神経障害(これも抗癌剤の副作用)だと言ってる。たしかに握力が落ちてる感じもするから末梢神経も弱ってるのかもしれない。で、そういう副作用を緩和するための漢方薬があるというのよ。
そこで額にしわが寄っちゃうわたくしだよ。だってさー、どうせ病院で出る漢方薬なんてツムラとかの既製品じゃーん。既製品だから割と万人向けに調合されてるんだろうけど、たまたま「万人」から外れてたら効かないんじゃん?
ということを説明するのもめんどくさいので、額にしわ寄っちゃってる状態で、
「あのー、それなんていう薬ですかぁ?」
と聞いたら、
「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)というもので、漢方薬なので必ず効くというものではないですが、まあ、そういうのがあるってことも覚えておいてください」
だって。
いや、漢方薬で抗癌剤の副作用を緩和できる可能性があるのは知ってるんだけどー、ちゃんと証にあったものを調合してもらおうとしたら保険がきかないでしょー。と、説明するのがめんどうくさくて、結局最後まで額にしわが寄ってるわたくしだったりして。
家に帰って調べてみたら、牛車腎気丸は手足に冷えがあって体力がない人向けらすぃのよ。わたしは体力はそれなりにあるし、冷えよりのぼせが出ちゃってるタイプ。冬で気温が下がってきたから多少は冷えもあるけれど、夜なんか布団かぶってしばらくすると寝汗かいちゃうんだよー。副作用緩和のための漢方薬でのぼせの副作用が出るとか、あまり想像したくないんですけどー。
日本の医療ってまだまだだって気がする。せっかく身近なところに東洋医学という患者個人の体質を考えたきめ細やかな医学の伝統があるのに、「万人向け」に作られたものにしか保険がきかないんだものねー?
# ちなみに、漢方外来をやってる病院があるのも知ってるんだけど、そこに行くのに混雑した電車を乗り継いだりするのは避けたいんです。
あけてしまいました、2007年。大晦日におせち・お飾り大バトルを繰り広げたのですでに燃え尽きているわたくしです。本当はお正月脱出ゲーとか作りたかったのですが、新しい機能を習得しようと思ってるうちに時は過ぎていってしまったのです。
夕べはしばられ地蔵の南蔵院に古い達磨さんを納めて新しいのを買いました。今年は2000円のを買ったので、顔がかなり立派です。この達磨は高崎で作ってるやつで、眉毛が鶴、ひげが亀の形を模してます。
達磨を買って、開眼供養というのをお願いすると、お坊さんが片目に盆字を描き入れて、お加持をして、お経を読んでくれます。お加持の所作がちょーかっこいいです。両手でいくつかの印を結んだあとに、パチンといい音で指を三回くらい鳴らして、金色の鉢を長い棒でチンと鳴らしながら水をはじいてふりかけるまねをします。それからご本尊さまにむかって般若心経をあげてもらいます。
開眼供養をしてもらったら、今年はこういうお札を貼ってくれました。
ちなみに、お坊さんに書いてもらった梵字は、そのまま飾るんじゃなく、家に帰ったら願い事をしながら筆で塗りつぶしてしてしまいます。瞳の中にお地蔵さんの種字を持った達磨さんが見守ってくれるという趣向です。一年後に、もう片方の目も塗りつぶしてお寺に持っていくことになってます。
夕べは達磨さんの目を書いたところで眠くなって寝てしまいました。
これが昨日まで作っていたおせち料理の全貌。このほかに松前づけと菊花カブと雑煮を作ったんだけど、しまった、菊花カブと松前漬けの写真はまだ撮ってない。
雑煮は根菜類とシイタケの具沢山しょうゆ味。もちは角餅で、焼くか煮るかは気分。
正月飾りの全貌。この写真じゃわかりにくいけど、千代紙のリースや、縄で作ったリース、針金に円い紙貼ってあるやつなど、小物類はほとんど自作。燃え尽きたぜ……!
7時ごろ起床。今日も快晴。年末と戦うぞー。
圧力黒豆 圧力鍋で加熱時間20分
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材料
黒豆 250gくらい
砂糖 4分の3カップくらい
塩少々
手順
1. 黒豆は前の晩からたっぷりの水につけておく。
2. 圧力鍋に1を戻し汁ごと入れて加熱。沸騰したらアクをとる。砂糖と塩を加えて蓋をして、20分加熱。火をとめて圧力が抜けるまで放置して完成。
3. そのまま一晩くらい冷ますと甘味がなじむ。
やわらかく煮るために重曹を入れる人もいるらしいけど圧力鍋を使うとそんなもの入れなくてもやわらかくなるので問題なし。たまに割れちゃうのはあるけどしわがよったりもしないので世話がない。圧力鍋って偉いなあ。もっと真っ黒に仕上げたい人は錆びた釘をガーゼにつつんで入れるといいみたい。やったことないけど。
栗金団(くりきんとん)
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材料
サツマイモ
栗の甘露煮(出来合いのものを使う)
砂糖
塩少々
手順
1. サツマイモは皮をむいて一口大に切って30分くらい水にさらす。
2. 1をゆでて、やわらかくなったらお湯を捨てる。
3. 2に栗の甘露煮の煮汁だけ入れて、砂糖で甘味を強化して、隠し味に塩を少々加えて加熱しながら練る。
4. 栗を加えて混ぜれば完成。
売り物みたいに滑らかにしたいなら栗を入れる前に裏ごしすればいいんだけど、裏ごし器なんか持ってないもんねーだ。
田作り
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材料
イリコ
砂糖 大さじ2.5
醤油 大さじ2
みりん 大さじ1
酒 大さじ1
水 大さじ1
手順
1. フライパンでイリコを乾煎りする
2. 砂糖・醤油・みりん・酒・水を鍋に入れ混ぜながら加熱。軽くとろみがついたら火をとめ、1を投入してよく味をからめる。
3. 再度火をつけて軽く汁気をとばす。汁気を飛ばしすぎると冷えてからガチンガチンになるので注意)。クッキングシートに広げて冷ます。
田作り用のカタクチイワシの素干しみたいなやつも売ってるけど、そういうのは高いので100円のイリコで充分だと思う。イリコもカタクチイワシだし。この料理を田作りというのはイワシを田んぼの肥料にしたからなんだってさ。
煮物(クワイ入り)
クワイが入っててニンジンが飾り切りになってること以外、特別なことは何もない煮物。クワイは「芽が出る(出世する)」という演技かつぎで、レンコンは穴が開いているので「見通しがいい」という演技かつぎ。
伊達じゃない電子レンジの伊達巻
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材料
玉子 4個
はんぺん 1枚
砂糖 大さじ4
みりん 大さじ1
塩 小さじ1
手順
上記をフードプロセッサーにかけるかすり鉢で滑らかになるまで混ぜて、クッキングシートで作った箱(というか皿)に流して 160度に余熱したオーブンで15分くらい加熱。つついてみて生地がポヨポヨ揺れなければ中まで火が通ってる。巻き簀にとってロールケーキみたいにまいて、巻き簀ごと輪ゴムで固定して冷ませばできあがり。
砂糖を思いきって入れるのがコツ。あとはレンジまかせ。巻くときに失敗しなければ誰にでもできると思う。
昆布巻きと叩きゴボウ
昆布巻きは市販のやつを買って来て詰めただけ。ゴボウは茹でてすりこぎで叩いて胡麻和えにしただけ。
おせち料理はこんなもんかね。あとはカマボコを切って重箱に詰めるだけだな。
そんなこんなで昼過ぎまでおせちと戦い、午後は録画しっぱなしで見てないビデオ(うちのはハードディスクレコーダーなんだけど)を消化して、夕飯に年越し蕎麦食べて、現在に至る。これから古いダルマを持ってしばられ地蔵に行く予定。
クリスマスにだけテンションが上がり、お正月にクールダウンしてしまう日本人体質に違和感を感じ、珍獣の館では今年のみ「年末年始はバトル」というスローガンをかかげ、たったひとりハイテンションで年末年始と戦ってみることにいたしたのでございます。
三十日、朝から買い物に出かけました。いつも買い物している店でおせち料理用の食材を買い込んで、換気扇用の漬け置き洗剤を買いました。
帰ってきて11時くらい。台所の流しにお湯をはって換気扇を30分くらい洗剤に漬けてみる。そのまま一日くらい放置できればいいんだけれど、邪魔なのでがんばってこすり落とし、お昼過ぎに大掃除の終了を高らかに宣言。終わってないけど終わりってことにしないと終わらないからである。
それから、おせち料理にとりかかるのでございます。
レンジでブー(煮豚) 調理時間レンジで20分
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材料
タコ糸で縛ってある豚もも肉の塊
めんつゆ(濃縮三倍)
水(つゆ1:水1くらい、濃縮度合いによって変える)
みりん(つゆの甘味強化用に少々)
酒(なかったら入れなくてよし)
おろし生姜(チューブのやつ)
五香粉(なければ必要なし)
手順
1. めんつゆ以下の材料をまぜて耐熱容器(レンジ用のパスタ茹で器みたいなものがいい)に入れ、豚肉を入れる。肉全体がつゆに沈む必要はない。
2. 1を電子レンジに入れて5分加熱、肉をひっくりかえしてさらに5分加熱。肉をひっくりかえして5分、ひっくりかえして5分、計20分加熱でとりあえず完成。
3. 汁につけたまま冷ます。たまに思い出して肉をひっくりかえしながら一晩くらい冷ましておくとよい。
紅白ナマスと数の子のズンダ
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材料(ナマス)
大根
金時ニンジン(普通のニンジンで可)
柚子の皮(なくても可)
酢・みりん・塩
手順
1. 大根とニンジンは千切りにして塩をする。
2. 酢とみりんを同量混ぜて、塩をほんの気持ち加える。
3. 1がしんなりしたら軽くしぼって2につける。一時間もつければ食べられる。
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材料(ズンダ)
数の子(折れちゃってる半端物でよい)
枝豆
砂糖・塩・みりん
1. 数の子は一晩水につけて塩抜きをする
2. 枝豆をゆでて鞘をはずし、すり鉢で潰し、砂糖・塩・みりんで練り混ぜる。
3. 2に1を加えて和える。
※そういえば菊花カブを作ったのに写真とりわすれた。明日にでも追加しよう。
ここまで作ったところでおせちは中断、玄関先の正月飾りの強化にとりかかる移り気なわたくし。
お盆やぐい飲みはダイソーで調達。松とか千両とかを飾る。かなり正月らしくなってきた。後ろの金屏風も自作。厚紙を黒い折り紙で縁取りして、金の折り紙を貼り付けただけ。手前の紅梅も折り紙。朝顔を五角形の和紙で折って、花びらを丸く切ったもの。黄色い和紙でおしべを作って、針金でくきを作ってフローラテープで巻いただけ。
そんなこんなで日は暮れて、夜はおせち料理の味見とかしながらご飯食べて寝た。
ネタ袋ではてなセリフを使って遊んでいたら、はセラーの某氏にネタにされちゃたわ。えへへへ。で、終わってないのよ、大掃除。換気扇の油がぜーんぜん落ちないわ。でも、今年はまだ二日半もあることだしー。そして新しい年は明けるだろう。
お昼過ぎに病院から電話がきた。担当医師からだった。「もっと白血球が減ってると思ったんですけど、7400くらいありますから次は6日で大丈夫です」だって。こうして "初詣は病院" というピンチだけは避けられたのでした。
伊達巻完成形
掃除の合間に伊達巻の練習。焦げ目がついてないのはオーブンで焼いてるから(うちのオーブンは焦げ目がつかない)。巻くときに割れちゃったけど、あんまり問題なさげ。
材料
玉子 4個
はんぺん 1枚
砂糖 大さじ2
みりん 大さじ1
塩 小さじ1
上記をフードプロセッサーにかけるかすり鉢で滑らかになるまで混ぜて、クッキングシートで作った箱(というか皿)に流して 160度に余熱したオーブンで15分くらい加熱。つついてみて生地がポヨポヨ揺れなければ中まで火が通ってる。巻き簀にとってロールケーキみたいにまいて、巻き簀ごと輪ゴムで固定して冷ませばできあがり。
田作りの練習もしたけど写真撮る前に食べちゃった。あと、栗金団と菊花蕪、ナマス、煮物くらいは自作する予定(これは練習はしなくて大丈夫だろう)。本番は31日にでもガーッとね。
ピタマック不味い
ピタマック冬野菜チキン。一口食べて「げっ、不味い」と思った。何がダメって鶏最悪。照り焼き風味付けのブヨブヨした鶏が入ってるよ。
カップヌードル・レギラー
シーフード・カレー・レギラー。どんな怪獣なんだか。