イッカク鯨のしっぽについて
 
 
 だまって修正しておこうかどうか迷ったんだけど、おもしろいからネタにしてしまう(笑)

 前のページ(「一角獣」)で、イッカクという鯨の絵を描いたんだけど、問題はそのしっぽの形。珍獣の掲示板で鳥羽水族館のホームページにイッカクの説明があると聞いて見に行ってみれば、イッカクの尻尾はイチョウの葉のような形をしていて、他の鯨やイルカとは違うって書いてある。
 え、そうなの?!
 

違いのわかるしっぽのかたち  あらためて図鑑を見直してみる。
 ううむ、そういわれてみれば違うような……

 実は、イッカクの絵を描くときに参考にした図鑑(学研の原色学習ワイド図鑑『動物』)では、イッカクの尻尾のところがちょうど隣のページにまたがっていて、「これじゃわかりにくいわねえ」といいながら描いたのだった。よくよく見ると、確かに他の鯨やイルカよりもまんなかの切れ込みが深くなっている。それに、たいていの鯨やイルカの尾ヒレは三日月のように弓形をしているけれど、イッカクのは扇形に出っ張っているようだ。
 ははー、なるほど、これがイッカク特有のものなのかっ!


 こりゃ絵を描き直さないといけませんな。でも、手でなおすのめんどくさいからお絵描きツールでいじっちゃおうっと。
イッカク(修正前)
恥の歴史
修正前のイッカク(上)
このとおり尾ひれに切れ込みがなかった。

そしてこれが
修正後のしっぽ(右)
まだちょっと違うけど、前よりはまし。
全身図は一角獣のページに貼り直しておきました。
イッカクの尾(修正後)
 鳥羽水族館のホームページによれば、昔は図鑑でも尾ひれの形を間違えているものが多かったとのこと。
 たまたま図書館で保育社の「エコロン自然シリーズ 動物1・2」という図版入りの辞典を借りていたので、こちらも確認してみた。
 う、ううむ……この本は文章のところは参考になる部分が多いんだけど、イラストはやる気なさそーなのが多いな(図鑑じゃないので仕方ない)。イッカクのイラストは特にやる気なさそーで、間違ってるとか正しいとかいうレベルではないような。珍獣は自信をもちました(笑)
 
 
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