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全釈漢文大系33『山海経・列仙伝』復刊リクエスト
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全釈漢文体系(全33巻)復刊リクエスト
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海坊主と珍獣様
今年は海に行こうと思っていたのに
行きそびれてしまった...
 

8月4日(日)
 夕方からすごい雷。
 雷のせいでパソコンの電源が瞬断されて、立ち上げなおしたらディスプレイの設定がとばされてました。よく見ると IME の設定も前とちがってる。
 この程度で済んだのならよかったと納得して、メールのチェックをしようとしたら、外につながらないことに気づきました。LANカードの設定を見直そうとしたら、何度やってもエクスプローラーが強制終了しちゃう。
 ドライバーを入れ直して設定しなおしたら、とりあえずネットワークまわりはもとにもどったみたいだけど、他の部分はどうなっていることやら。
 雷よけにクワバラクワバラと書いたお札でも貼っておくべきでしょうか。
 

8月5日(月)
 花に水をやるときに使うアレのことを、如雨露と書いてジョウロと読むのです。雨露の如くに水をふらせる道具だから。
 最近になって、その「如雨露」を新調しました。付属の説明書によればジョウロの先端についている、穴のたくさんあいた部分を「蓮の実」というのだそうです。
 言われてみれば蓮の実には穴があいているのですよねえ。茎にもツーっと穴が通っていてジョウロのツルみたいだし。そう思うと、ジョウロという物体にポエムを感じるから不思議。

正しいジョウロのイメージ図












8月6日(火)
今日の収穫物(ナス)

 今朝ベランダでとれた茄子(ナス)。
 茄子の花に千にひとつの無駄はなしというのは本当のことみたい。ろくに世話もしなかったのに立派な実がなりました。
 食べ頃の大きさになったのが、もうひとつあったけど、そっちは初物として棒に刺して立てておきました。傷の多いほうを選んでお供え物にしたなんて、神様には内緒ですよ。

初物はこうやってお供えするんです
8月7日(水)
 瓜のあだ花というけれど、これも本当のことだと思う。ベランダで育てているヘチマとニガウリ。毎日のように花が咲くけれど、みんな雄花ばっかり、実のなる雌花がほとんどつきません。おそらく土が痩せすぎているのでしょう。肥料をやってみましたが、今からでは遅いかもしれません。ヘチマの炒め物が食べたいんだけどなぁ。

8月9日(金)
 EARTH LIGHT の真名さま、猫の館 のひぶち様が、某祭りのために今年も福岡からいらっしゃるというので銀座に美味しいものを食べに行った。主催者は 魔法の卵 のERI様。

 お昼過ぎに集まって、みんなで銀座をぶらついていたら、コーヒー飲料の市場調査で謝礼も出るからと呼び止められる。炎天下で働いてるせいか、呼び込みのおばさんが必死だった。
「この一覧の中に飲んだことあるコーヒーがあるでしょ?」
「うーん、これとこれは知ってる」
「これは? 有名なやつだから必ず知ってるはずだから…」
「さあ、いつも名前を確認して飲んでるわけじゃないからねえ」
「そんなこと言わないで、きっと飲んだことあるから」
「ほんとに覚えてないんですってば」
 そんなやりとりをして、最初は断って逃げたものの、同じ場所を通ったときに、また呼び止められてしまう。
「ねえ、どうしてもダメ? 冷たい飲み物も出るから、涼しいところで休んでいってよ」「でも、この人(ひぶち様)はコーヒーをぜんぜん飲めないんですよ」
「じゃあ、そちらの方は冷たい麦茶でも用意しますから〜」
「そこまで言われるんなら…」
 というわけで、とあるビルに連れ込まれてしまう。
 どこの何という製品の調査かはわからないけれど、なにやらコーヒー色の液体を二種類飲まされ、味の感想を書いてくれと言われる。
 そういうことはキライじゃないし謝礼つきとなれば喜んでやるつもりだったが、ひとくち飲んで紙コップを机に置くと「飲み直しはできませんから」などと言われて、とっととコップを下げようとするのにムカついて、「まだ "飲んでいる途中です" 」とコップを取り返し、感想には「香りもなく、味にも特徴はない、どうでもいい味」と書いておいた。ウソを書いたつもりはなくて、本当にどうでもいい味だったんだもの。

 喫茶店で暇をつぶし、夕方からご飯を食べに行った。
 予定では茅場町にある「みかわ」という、天麩羅の老舗に行くつもりだったけれど、ERI様が 3日前に予約の電話を入れたら、もう一杯でダメだと言われてしまったそうで、急遽インド料理に変更。珍獣がたまに行く銀座の「ナイルレストラン」である。
 この店は、平日のランチタイムには行列ができるらしいが、夜は早めに行けば予約なしで食べられる(ひょっとすると予約は受け付けていないかも)。混んでる時は店の前でちょっと待つが、行列になるほどじゃないと思う。念のため、17時ころ店に行ってみたところ、ちょうど空いている時間だった。ひとり 2500円のおまかせコースを頼んでみた。

3種類のカレーとプーリー

 上の写真は 3種類のカレーとプーリーが出てきたところ。皿の上でぷっくりふくれているのがプーリー(揚げパンの一種)。ちぎってカレーにつけて食べると美味しい。
 このほかに、豆や肉の揚げまんじゅうや、鶏肉の煮込み料理をご飯と混ぜて食べるムルギなどが食べきれないほど出てきて大満足。
 店の人に「デザートにニンジンのケーキはどう?」とすすめられ、これ以上食べられないよ〜といいながらも頼んでみたところ、これが最高に美味しくてビックリ。

ニンジンのケーキ

「すり下ろしたニンジンをギーで炒めて固めたのかな。つなぎは小麦粉…いや米粉?」
「中に何か入ってる。でも豆じゃないよね、これ」
「蓮の実かな」
「上にかかってるものは何?」
「ええと、なんだっけ。薄緑のサヤの中に黒くて小さな粒が入ってるやつ…」
「カルダモン?」
「そう、それ。カルダモンの粉」
 そんなことを言いながら、ペロリと平らげてしまう。店の人に作り方を聞いたら「厨房で 10年皿洗いをして盗んでくれ」といわれた。どうやら製法は企業秘密らしい。
 ケーキはお持ち帰り可能ということなので珍獣はふたり分包んでもらった。

 食事が終わったのは 19時頃だったので、また喫茶店に入ってあることないこと語り合う。23時頃おひらきにして家に帰ったが、西葛西まで一緒だった ERI様が別れ際に「そろそろ小腹がすいてきたよね」と言ったのには、さすがの珍獣様も敗北を認めざるをえなかった。
 

8月10日(土)
 昨日はインド料理を死ぬほど食べたというのに、今日は焼肉を死ぬほど食べた。荻窪のこうらい亭というお店で ふた月に一度やってる集まりなので仕方がない。
 さすがにロースやカルビを食べまくる気分じゃなかったので、モツで攻めてみた。ギャラ、ミノ、ハツ、レバー、ウルテ、ホルモン(テッチャンのことか?)など、内臓系のメニューが豊富なのがちょっと嬉しい。
 肉食文化が浅い日本(特に関東以北)では、モツを食べる習慣が薄い気がするのだけれど、慣れるとモツのほうが味わい深い気がする。そういえばアイヌの昔話には「親には固い筋肉を与え、自分は柔らかいモツを食べる親不孝者」という決まり文句があると聞いたことがある。こうらい亭は韓国料理の店なのでなんの関係もないが。

◎和牛のおいしい店・こうらい亭
http://homepage3.nifty.com/kouraitei/
 作風がどっかのページと似ていると感じるのは気のせいじゃなくて、わたくしが適当にでっちあげたページだから。こういうデザインでって注文もなかったから、つい(笑)
 報酬は特選塩焼き(4800円)の現品支給だったような気がする。あっちこっち準備中なのは、店長が口ばっかりでちっとも原稿を書いてくんないのが原因。こういうの作ろうって言い始めてから 2年もたってるんだもの、わたくしもう知らない、ほほほほ。
 最近になって常連の有志が機材と人材を持ち寄って店をブロードバンド化したので、2年間ほったらかしだったサイトも公開にこぎつけたというわけ。
 それはともかく、味はまあまあなので荻窪方面で焼肉を食べたくなったら思い出してやってください。掲示板も用意してあるので、食べに行ったら「美味しかった」とか「まあまあだね」とか書いてくれると、そのうち店長がブラウザの操作を覚えて自力で書き込みを読めるようになった時に喜んでくれると思います(たのむ、後生だ、ブラウザの使い方くらい覚えてくれ。スケベサイトをお気に入りにつっこむことだけがインターネットじゃないと早く気づいてくれ〜←けっこう使えてるんじゃん?)。


8月11日(日)
 かつて知人が、あることに腹をたて「怒りのあまり A4 で 7枚の抗議の "メール" を書いた」と言った。わたくしはその知人のことを罵倒派詩人と呼んでいる。怒らせると面白いことをたくさん言うからだ。どこの誰がメールの長さをプリント用紙の枚数で数えるであろうか。ひょっとすると、彼女は怒りのあまり書いたメールをプリントアウトして何度も読み返したのかもしれない。ところで、A4 で 7枚って何バイトくらい?「バカヤロウ!!」って 1枚に 1文字ずつ書いてあったら、それはそれで怒りの激しさを感じるが。
 今朝のニュースで扇千景大臣が「今までに出した資料は 2 メーター 50 ある、積み上げたら」と言っていた。彼女もまた罵倒派詩人のひとりだと思った。普通は 2メーターも積み上げたら崩れてしまうはずだ。ひょっとしたら、彼女はいらだちのあまり、日々集まってくる資料の束を物差しではかり日記につけていたのだろうか。そして、ある日その合計を出して怒りを頂点まで高めたに違いない。ああ、おそるべし罵倒派詩人。

 新宿に買い物に行って、高島屋の「茶語」で茶葉を買う。阿里山金萱(200円/10g)と金毛蟹の特級品(100円/10g)。
 金毛蟹は青茶(烏龍茶の仲間)の一種で、茶葉に生えた産毛が毛蟹を思わせるからついた名前だとか、この品種の茶は枝が地をはうように伸びるので、蟹の足のように見えるからだとか、いくつか由来があるらしい。
 金萱茶や黄金桂ほど強い香りではないが、優しい味がするので食事のお供にはちょうどいい感じだった。


8月12日(月)
 ナイルレストランのニンジンケーキが忘れられなくて自作してみることにした。作り方がまるっきりわからないけれど、おそらくハルワ・アル・ジャザルという中近東のお菓子のバリエーションではないかと思う。
【珍獣風ニンジンケーキ】

材料
 ニンジン 2本
 黒砂糖 大さじ1
 小麦粉 大さじ4
 バター 少々
 牛乳 カップ1
 鶯豆の煮物 少々
 カルダモン粉 小さじ1

 まず、ニンジンをすり下ろして炒めなければいけないが、フードプロセッサーがないので 1本目で挫折。残りはみじん切りにしてごまかした。

ニンジンを炒める

 フライパンを熱してバターを溶かし、すり下ろしたニンジンを炒める。

小麦粉を加えたところ

 ニンジンの水気が飛んできたら、小麦粉を加える。粉が入ると急にモッサリしてくるので焦がさないように気をつけながら 2分くらい炒めてニンジンとなじませる。

牛乳で煮詰める

 牛乳、黒砂糖、カルダモンの粉を加える。黒砂糖は固まりだったら包丁でくずして使うこと。写真では鍋を変えているけどフライパンのままでもいいと思う。
 本当なら、ここで蓮の実(乾物だったら水で戻す)を加えたいところだが、今回は手に入らなかったので、鶯豆の煮物で代用。甘納豆なんかもいけそう。
 かき回しながら水気がなくなるまで煮詰める。

型に詰めて冷やす

 水気がとんでモッタリしてきたら火をとめ、型に詰める。写真のように深さのあるお皿にラップをしいて使えばいいと思う。あら熱をとってから冷蔵庫で冷やす。

 …というわけで、現在冷やし中です。不味くはないと思うんだけど、美味しくできてるかどうかは不明。続報を待て。
 

8月13日(火)
ニンジンケーキ?

 上の写真は冷蔵庫で一晩冷やしたもの。ナイルさんちで買ってきたものにくらべると、かなり白っぽくて見劣りする。小麦粉を減らせばもっとニンジンの色が出ると思うけれど、あんなに真っ赤にはならないと思う。それともニンジンをもっとしつこく炒めないといけないのだろうか。それでもあんなに赤くなるものなのか?

 食べてみると、甘さと香りは良く似ている。でも舌触りが違う。ナイルさんちのは、もっとニンジンがみっちり詰まっている感じだったけれど、珍獣が作ったものはネットリとした粉の舌触りになってしまっている。やはり粉は減らすべきなのだ。
 それでもヨーグルトをちょっぴり添えて食べたらとても美味しかった。また作ろう。

勝手にニンジンケーキリンク

◎ハルワ・アル・ジャザル(アラビアのお菓子)
http://home9.highway.ne.jp/arabia/cooking/receipt/halwa.html
完成品をこれだとすれば、わりと成功してると思う。

◎ガジャル・ハルワ(インドのお菓子)
http://www.geocities.co.jp/Foodpia/4552/su12.html
こっちだとしたら、違うものができちゃった感じ。このレシピだと粉を使わずに、しつこく煮込んで水分を飛ばしてるみたい。やはり粉の量は減らすべきだ。

◎ガジャル・ハルワ(たぶんインドのお菓子)
http://www2.mac.co.jp/users/ina/eat/2001/4/1/
一番下の写真(Aiちゃん作というやつ)は、珍獣が作ったニンジンケーキにそっくり。こういうのもアリなのだと自信を強めるものの、ナイルさんちのとは違うんだよね。

8月14日(水)
ニンジンケーキ

 日付が前後してしまうけれど、もう一度ニンジンケーキに挑戦したので続きを書くのです。

【珍獣風ニンジンケーキ・リベンジ版】

材料
 ニンジン 2本
 バター 少々
 牛乳 カップ 2
 鶯豆の煮物 少々
 カルダモン粉 小さじ 1

 まず、ニンジンをすり下ろし(今度は全部しっかりすり下ろした)、バターで炒める。牛乳、鶯豆の煮物、カルダモンの粉を加えて 30分くらい煮込む。水分が減ってくると焦げやすくなるので、こまめにかき混ぜながら水分を飛ばしてしまう。ボッサリした感じになったら火をとめ、型に詰めて冷やす。
 小麦粉と黒砂糖を入れるのをやめて、牛乳を増やしてみた。これでも水分が飛ぶまで煮こめばちゃんと固まる。上の写真は光の関係でちょっぴり赤っぽく映ってるけど、実際にはカボチャの煮物みたいな黄色だった。
 今回は砂糖を入れなかったけれど、これは鶯豆の煮物が甘かったから。ニンジンだけで作る場合は砂糖をいれたほうがいいと思う。
 味は、かなりナイルさんちのに近づいているような気がする。粉を入れなかったのは正解だと思う。それでも舌触りがちょっと違う気がするのは、ニンジンのすり下ろし方が違うせいかもしれない。赤い色のひみつもよくわかんないけど、それは厨房で 10年皿洗いをしなきゃ盗めない企業秘密だから仕方ないのかも。
[追記]
 ナイルレストランのニンジンケーキが赤くなるのは赤いニンジン(たとえば金時ニンジン)を使っているせいではないかという突っ込みをいただいたのですが、その手のニンジンは関東ではかなり珍しいものなので、わざわざ使うかどうか微妙に疑問です。混ぜものの正体も、勝手に蓮の実だろうということにしてあるのですが、これまたよくわからないのです。
 その後、中国物産展で乾物の蓮の実を買ってきて挑戦しましたが、蓮の実を柔らかく煮るのはかなり難しくて挫折しました。蓮の実を加工して甘納豆のようにしたお菓子もあるので、そういうのを利用するといい感じになりそうです。でも、そこまでこだわらずに豆で作った普通の甘納豆を使っても充分おいしくなると思う。

8月13日(火)のつづき
 暑いので血迷ってウクレレを買ってしまった。
 練習なので 5000円くらいの安いのでいいやと思ったけれど、
「 1万円を超えたくらいからウクレレらしい音になると言われていますよねえ」
などと、店員のお兄ちゃんにそそのかされ、実際にいくつか音を出してみると、5000円のはオモチャみたいな音しかしないと気づいてしまう。
 さらに悪いことに、店員のお兄ちゃん、かなり弾ける人みたいで、
「こっちのは有名じゃないメーカーだけど、値段にしては音がいいですよ。糸巻きもいいのを使ってますよ。こっちの 7万円の楽器と同じのですよ」
なんてこと言いながら、いろんな曲を弾きはじめるのです。思わずそれをくださいと言ってました。Cemic という、聞いたことのないメーカーのもので、ケースとハナコサンの笛(ウクレレ調律用の笛のこと)付きで 14800円。共鳴胴の内側に Cebu's Top Quality ... と書いてあるのでセブ島(フィリピン)製かもしれない。

 ギターならコードをおさえてつま弾くくらいのことはできるので、ウクレレ用のダイアグラム(押さえ方を書いた表みたいなやつ)があれば弾き方はわかるだろうと思ったけれど、『超簡単!! 2分で弾けるウクレレ』とかいう激しい売り文句の入門書をみつけて一緒に買ってしまう。
 いくらなんでも 2分とゆうのはどうよとか言いながらやってみたら、たどたどしいながらもホントに 2分だった(さすがにまるっきり知らない人は 2時間見たほうがいいと思う)。ウクレレはギターより簡単だというけどウソじゃなかったみたい。

8月14日(水)
 しばらく前に「ウリのあだ花」は本当だという話をしたけれど、ニガウリがやっと実をつけはじめました。でもヘチマはだめ。丈夫な植物なので世話をしなくても大きくなるけど、実をとろうとしたら土作りの段階で肥料を入れたほうがいいみたい。プランターで育てる場合は特に。

 いつぞや新宿高島屋の地下 1階で買った阿里山金萱(中国茶)を飲んでみました。
 ところが何かおかしいのです。前に買ったときとまるっきり香りが違います。このお茶も青茶らしい味がして決して不味くはないけれど、金萱茶だったらホットミルクみたいな濃厚な香りがしなきゃいけないのです。茶葉の量や抽出時間を変えてみても、やっぱり香りが足りません。
 量り売りの店だったので、まちがえて別のお茶を入れられたのかも。それとも金萱茶のできの悪いやつだったりするのかしら。お茶も生き物なので、とれた年や作った人で味は変わるはずだし。それにしたって、ここまで品質が違ってしまったら、まるで別のお茶みたい…ってやっぱり別のお茶を間違えて詰めたんじゃないの?
 どうも納得がいかないけれど「こんなものが飲めるか!」と暴れられるほど味覚に自信もないし。今度買うときは試飲させてくれと頼んでみよう。
 

8月15日(木)
 6月までやってたお仕事は、その後どうなっているのかなぁ、などと思っているところへ、一緒におしごとしてたお兄さんからメールが来ました。

「無事、終わったので本日でN社から撤退と相成りました。よかったよかった(ほんと言うと終わってないんですが、N社のお金がなくなったので…)」

 つまり、まだブツは完成していないけれど、予算がないので社員じゃない人から撤退しているってことなのでしょう。とうぶん終わらないだろうなぁと思っていたけど、やっぱり終わらなかったのね。

そんな気がしていたの

 ホントに出るのかしら。某社のページに発売は今年の冬だって書いてあったけど。
 とりあえず、お疲れ様と言いたい気分なのですが、撤退すると書いてあるので会社のメールアドレスに返信しても無駄っぽいわね。仕方ないのでここらへんで言ってみたり。
 そのうち飲みに行こうとか言ってたのに、一度も行けなかったよね。
 

8月16日(金)
 今日の実験「凍み豆腐を自作する」
 余った豆腐を一晩凍らせ、カチンカチンになった豆腐を解凍する(自然解凍でも、レンジでチンでも可)。
 解凍するとスポンジみたいになるので、余分な水分をギューッと絞ると凍み豆腐(高野豆腐)のできあがり。
 ゴーヤ(ニガウリ)と一緒に炒めたらおいしかった。

8月21日(水)
 珍獣様の博物誌にいくらか追加しました。

 ヒメシロモンドクガ

 ヤマトアオドウガネ(たぶん)

 瓜づくしメニュー(スーヨウキュウリ)
 

8月22日(木)
 先週から玄米ご飯を食べるようになった。
 前から「普通に炊ける玄米」のようなものを白米に混ぜて食べたりはしていたけど、よく考えたら普通の玄米 100% で炊いてみたことがない。

 だいたい、普通の玄米というのはどこで売っているのだろう。スーパーにあるのは使いやすく加工したものばかり。しかも500g で 400円もするようなお試し品ばかり。こんな高いもの、日常的に炊いてたべられない。

 お米なんだから米屋さんに行けばあるのだろうか。いや、まてよ。お米を売ってるからといって玄米を扱ってるとは限らない。自分のところで精米してる米屋さんじゃなきゃダメなのよね。

 ところが、家のまわりに米屋がない。スーパーや酒屋さんで米を扱ってるところはあるけど、いわゆる昔ながらの米屋さんに心当たりがまるっきりない。このあたりは埋め立て地に発展した町なので、昔ながらの店というのはもともとないのだけれど、じゃあ、古い町に行けばあるのかっていうと、やっぱりない気がする。数年前まで住んでいた葛飾にも、お米専門に売っている店はほとんどなかったと思う。米屋自体がものすごく減ってる。

 近所の店を探すのにネット検索とゆうのも馬鹿馬鹿しいとは思ったけど、仕方ないので「葛西 米屋」などのキーワードで検索をかけたら、お店で精米している米屋さんが 1軒だけみつかった。地図を見るとバスなどでよく通る道だったけれど、お店が地味なのでぜんぜん気づかなかったらしい。

 コシヒカリ、ササニシキ、ひとめぼれ…品揃えはわりと普通。玄米食に慣れていないなら、ヌカの薄い ひとめぼれ あたりが食べやすいと言われて 5Kg 買うことにした。2250円だった。普段食べているお米が、10kg で 3500円 くらいなので、想像以上に高い。それでも、お店に並んでいるものの中では安いほうだった。スーパーのように大量に仕入れられないので仕方がないのだと思う。

 昔話などで、貧乏なので白いご飯がたべられないという話をよく聞くけれど、今は逆に貧乏だと玄米が食べられない。ヒエやアワが高いのは栽培されている量が少ないので仕方がないと思うけど、玄米は米なんだから、お米が安く売れるのなら、玄米だって普通に売れてもよさそうなのに。これからは子供に昔話をするときには「昔は白いお米が高くて食べられなかったんだよ。今と逆だね」と教えなければいけないかもね。

 などと、ブチブチいいながら炊いてみる。たしか玄米は両手のひらでこすり合わせるようにして研ぐんだったかな。表面に細かい傷をつけると水を吸いやすくなるんだって聞いた。長く給水させたほうがいいとも聞くので、朝研いだ玄米を夕方炊くことにした。

 少し多めに水加減をして、普通に炊飯器で炊いてみた。
 玄米はかたいし臭いのでイヤだという話も聞くけれど、においはそれほど気にならなかった。かたさもこのくらいなら我慢できるというか、このくらい歯ごたえがあったほうが美味しいとさえ思った。やわらかいものばかり食べてるせいかもしれない。たまに、歯ごたえのあるものを食べると口が喜ぶ。

 お米を変えたらおかずも変わってしまった。肉より植物質のもののほうが玄米の味に合うような気がして、普通なら肉を使うところでも、代わりに凍豆腐(高野豆腐)を使ったりする。凍豆腐は市販のでもいいけど、自分で作ったほうが美味しい。

 普通のお豆腐を冷凍庫で一晩凍らせて溶かしたものを、絞って水気を切る。不思議なことに絞ってもくずれない。ひとくち大に切って、野菜と一緒に含め煮にしたり、炒め物に入れたりする。炒め物にすると意外に美味しい。鶏肉そっくり…とまではいかないけれど、ちょっと肉っぽい食感になる。これを市販の高野豆腐でやると、スポンジみたいな食感がしてダメなのだ。自作したものは、もっとしっとりしている。

 市販の高野豆腐は卵とじにすると美味しい。水でもどしてぎゅーっと絞り、食べやすい大きさに切る。サラダ油で炒めて、鰹節でとっただし汁と醤油で味付けして溶き卵でじゅ〜っととじる。卵と出汁のうまみが高野豆腐によくからむ。

 そんなこんなで、ごきげんな玄米食ライフを楽しんでいたら、ものすごい下痢をした。食べ慣れていない人が玄米を食べると下痢をすると聞くけれど、思いっきりお約束通りになってしまった。そういえば、ここ数日、毎朝きまって出ていたものが出にくかった。たぶん繊維質が多すぎて消化不良を起こしていたのだと思う。胃腸をあまやかしすぎていたのだと実感した。

 とりあえず、よくかんで食べることにしよう。たぶん歯やアゴも甘やかしすぎたのだ。少し鍛えなおさなければ。普段より高い米を 5kg も買ってしまったのだから、ここで引き下がるわけにはいかないのだ、などとつまらない意地をはってみる。
 味には不満はないわけだし、体のほうが慣れてくれるといいんだけれど。

[追記]
 まだ白米も残っていたので、しばらくは白米と混ぜて炊くことにしました。このほうがおなかには優しいようで下痢はしなくなりました。野菜と魚中心の生活がまだ続いてます。でも痩せません。ダイエットが目的の玄米食とゆうわけではないのですが、あわよくばという思いもないとは…ほほほほ。

8月25日(日)
 今年も区民プールに行った。プールなんかで日焼けして顔を赤くするのはどうなのよと思うんだけど、今年もお約束の日焼けをした。

8月26日(月)
 台所を大がかりに片づけてみようとしたが、ものの量に対して部屋の敷地があまりにも狭いので、どう転んでも片づかないことが判明。疲れた。

 日が暮れてから、餃子の移動販売車が来た。
「餃子〜、餃子。カレー餃子、キムチ餃子、いろいろ取りそろえております。月に一度くらいしかまわってこられません」
こんな売り文句をスピーカーで流しながら売りに来る餃子屋さんだ。月に一度というのはウソではなくて、ほんとにたまにしか来ない。普段はどこらへんをまわっているのだろう。
 餃子の移動販売なんてめずらしいなぁと思いつつ一度も買ってみたことがない。どうやら家のすぐ近くに停車して売ってるようだったので様子を見に行った。
 謎の餃子屋さんは、白いバンの後ろのハッチを跳ね上げて、赤い提灯を下げて営業中だった。メニューを見ると、野菜餃子、肉餃子、カレー餃子、キムチ餃子、ゴボウ餃子とあり、12個で 500円と書かれている。この安さは魅力だけれど、一種類で 12個はちょっと多いかな。
「カレーとゴボウを半々でお願いできますか?」
そう聞いてみたら、
「餃子は匂いに癖があります。同じフライパンで一緒には焼けません」
と、あっさり断られてしまった。じゃあ別のフライパンで焼いてよと言いそうになったけど、めんどくさいのでやめておいた。
 ゴボウ餃子は売り切れだというので、カレー餃子を買ってみた。店のおじさんの言うことには、カレー餃子はクサナギ君の好物だとか。クサナギ君って SMAP の? ほんとうなのだろうか。
 カレー餃子はさっそく夕食のおかずになった。
 うーん、不味くはない。不味くはないけど、これは餃子じゃないねって感じだった。肉ばっかりのドライカレーを餃子の皮で包んで焼いたみたいな感じ。普通の餃子にしとけばよかったかな。でも、普通の餃子なら自作したほうが 256倍くらい美味しいような気がするし。
 車には「マスコミでも紹介されました」というような張り紙もしてあった。マスコミで紹介されたのならネット上でも…と思い「餃子 移動販売 カレー餃子」のキーワードで検索してみたら、いろんな人が「餃子〜、餃子(竿だけ売りのメロディーで)」などと日記に記していた。どう考えても同じ店(もしくは同じ系列の店)としか思えない。支店があるとも思いにくいので、オジサンがひとりで東京近郊を売り歩いているんだと思う。
 本当にいろんな人が話題にしているのに、買ってみたとか、美味しかったと書いてる人が少ないのがちょっぴりトホホな感じ。広範囲で売り歩いて話題を作ってるのはスゴイし、安いのも嬉しいけど、月に一度しかまわってこない店じゃ、ほしいときに買えないもんね。
 

8月28日(水)
 しばらく前に、急に涼しい日が続いたと思ったら、最近また暑くて死にそう。昼間は暑いので日が暮れてから散歩に出かけたらやっぱり暑かった。暑いというより湿度がすごくて倒れそう。
 

8月29日(木)
 資源ゴミの日なので、紙袋に紙のゴミばかり集めて出したら、清掃局のオッチャンたちが持っていってくれなかった。ティッシュの箱など取り出し口のビニールをきれいに剥いて紙だけにしてあるとゆうのに何が気に入らないというのだ。ヒモで括っていないからなのか? いーじゃないか、ちゃんと袋詰めにしてあるんだから(大激怒)
 だいたい、リサイクルゴミの出し方って規定がうるさすぎ。缶だけ袋に詰めて出すと持って行ってくれないことがあるの。袋から出して規定の箱に入れて置いておかないとダメとかゆうのよ。そのくらいどうにかならないの?
 紙と缶と瓶は資源ゴミの日に出せるけど、ペットボトルと発泡スチロールトレイはコンビニかスーパーの回収箱に入れろっちゅーのもどうよって感じでしょ。資源ゴミの日にみんな回収してくれればいいのに。
 郵政省の民営化もいいけど、いっそ清掃も民営化しちゃってほしいわっ。朝じゃなく夜中の収集をしてくれる業者にたのめばカラスの害もふせげるぞ。資源ゴミの回収法だってもうちょっと柔軟にしてほしー。そういうことになら税金をもっと使ってよし。いらん道路なんぞに使われるより 256倍くらいましだわっ。
 くそー、わたくしは負けない。来週の今日は「古紙」と張り紙をして持ってゆくまで出し続けてやる〜。


 写真は多いし激しく重くなりそうなページですまん。ちなみに、今月の素材はこれ。

縦ライン用の蓮花文様

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珍獣の館正面玄関山海経動物記