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全釈漢文体系(全33巻)復刊リクエスト |
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9月1日(月)
9 月だね。今年はプールに行けないうちに 9 月になっちゃったよ。毎年かならず一回は泳ぎに行くことにしてたのに。 何度かネタで区民プールに行ってみようとは思ったんだけどねえ。「うわっ、誰もいないよ。すげー、貸し切りだー」とか言ってみたかったなあ。実際のところ、どうだったんだろう、やっぱり泳いでる人少なかったのかな。 |
9月3日(水)
うう、今ごろになって夏だよ、真夏ー。用事があって出かけたら暑くて倒れそうだった。それに夕方から雷で、曇りガラスの向こうでビカビカ光っててすごいよ。 そういえば今年の夏は雷もまともに来てなかった気がする。やっと夏らしくなったね…ってもう 9 月だってば。 急に暑くなったせいか今ごろになって夏バテぎみ。なんだか胃が荒れてる感じなんだよねー。なのに食欲は普通にあるから、ぜんぜん胃が休まらないのよ。どうせなら食欲も落ちてくれればいいのに。ついでにダイエットしたいですわ。 |
9月4日(木)
昨日の雷は国会議事堂に落ちたそうで、屋根の一部が欠け落ちたってニュースになってました。政(まつりごと)の中心に雷が落ちたりしたら、昔なら大変なことになってるんじゃなかろうか。さっそく陰陽師を呼んで何を意味しているのか占わせ、凶兆ということになれば帝があわてて恩赦や租税の軽減を発表したりして。いや、単なる落雷くらいじゃそんな大変なことにはならないかもしれないけど、今年みたいに冷夏で不作とか、凶悪犯罪の多発なんかと重なったら「こりゃ天罰に違いない、えらいこっちゃ!」ってことになりそう。昔の支配者は神の化身だったから今よりずーっと責任重かったかもしれないんだよね。神様が支配してる国なのにうまくいかないってことは、天にいるもっと偉い神様が「やり方が悪い」と怒ってるってことになりかねないし。 実際、昔の歴史書(続日本紀とか)を読んでると、天皇がしょっちゅー反省してんのよ。このところの凶作で民が苦しんでいるのは朕に徳がないせいだから、租税を減らして民の暮らしを楽にし、貧乏ゆえに罪を犯した人を許してあげることにしました…などなど。お天気のことまで責任とらなきゃいけないなんて昔の偉い人って大変。
それはともかく、今日は『愛するために愛されたい』の最終回だったわけで、このドラマ、視聴率最低だったみたいですが、みんな見る目ないなあ、昨今ここまで笑えるドラマ少なかったのに。もー、毎週毎週「おおっ、なんじゃそりゃ…ひ〜、物語破綻してるぞ、うっはははは、黒木瞳がまた踊ってる。げー、なんで宇宙飛行士がこんな高級車に乗ってるのー、おおっ、露天ジャグジー風呂、トレンディー(10年前くらいの)やのー…」ってな感じで目が離せませんでしたわよ。 日本で初めてスペースシャトルを飛ばすことになり、黒木瞳演ずる銀行の偉い人がスポンサーまわりをして金策に励んでいて、韓国の街の中で人気のない早朝に物取りにおっかけまわされて、高いビルに追いつめられて落ちて死ぬ…はずなんだけど、気が付いてみると何事もなかったかのように公園で昼寝してて、何事もなかったかのように話が進んでしまう。 日本では柳葉敏郎ひきいるJASDAの宇宙飛行士たちが訓練にはげんでいるんだけど、ギバちゃんが病気で飛べなくなりそうなんで、急遽NASAのもとパイロット(日系人)を呼び寄せて機長にすえようとする。このパイロット、湾岸戦争(?)
この、シンジ君モドキが死んだはずなのに生きてる黒木瞳と出会い、恋に落ちるんだけど、黒木瞳は毎回ナゾのタンゴを踊り狂ったりしてるうちに、JASDAのギバちゃんが火事場で子供を助けて自分だけ死んじゃう。死んだはずのギバちゃんは黒木瞳にだけ見える姿で現れて「君は魂のかたわれと出会うために神に生かされている。けれどそれは永遠ではない。残された時間は一ヶ月…」とか宣告してるし、その言葉どおり、黒木瞳は時々実体が薄くなって消えそうになったりして、最終回ではシャトルの発射を見送りながら消えてゆくという、お約束に次ぐお約束の連発。 一方、シンジ君もどきを乗せたシャトルは月周回軌道までは無事に到達するも、ほとんど故意としか思えないような意味不明な事故で帰れなくなり、機長のシンジ君モドキが脱出ポッドにクルーを乗せて射出、自分はシャトルと運命をともにする。そこへ黒木瞳がスターシア様のように宇宙空間に現れ、得意のタンゴを踊り狂うとゆう、すばらしいエンディングを迎えたってわけだよ!! こんな話を有名な俳優たちが大まじめな顔してやってるんですよ。もうたまらん、たのむ、再放送してくれ。>TBS
ついでに『高原へいらっしゃい』も最終回で、こっちは『愛するために…』とはまったく別の意味で本当におもしろかったです。何十年か前に作られたドラマのリメイクらしいです。過去に自分のホテルを経営難でつぶした経験のあるホテルマンが、八ヶ岳の高原で小さなホテルを開業するという話。 TBS ってホテルものばっかりやってるね。石ノ森章太郎の『 HOTEL 』は有名だけど、昼ドラの『温泉へ行こう』『またのお越しを』なんかも、かなり『高原へ…』を意識して作ってる感じがするし。正確にはホテルものではなかったけど『マイ・リトル・シェフ』なんかも近いノリを感じる。なにか思い入れでもあるのかな。 |
9月9日 新暦の重陽
今日は「九」という陽の数字が重なる日で重陽というおめでたい日なのですが、この日にあわせたかのように、月と火星が大接近しています。 月と火星の合(コンジャンクション)って、占星術的に見てどうなんでしたっけね。 |
9月11日(木)
今日は旧暦の八月十五日。つまり十五夜です。関東地方には見事な満月が出ています。 9月11日といえば、ビンラディンとかいうヒゲのオヤジが部下に飛行機を乗っ取らせ、アメリカの双子のビルにぶつけたという、前代未聞の空爆事件のあった日。 テロ事件が起こると必ず思うんだけど、アラーの神様は、その気になればアンタたちの手を借りなくても世界を滅ぼせるだろうから、勝手に聖戦とか言うなよ、アホどもがってこと。
9.11事件を題材にして、世界中の映画監督がとった映像を集めたオムニバス映画があって、イランだったか、イラクだったか、あのあたりの監督がとったのが、まさにそういうことをさりげなく言ってるのが印象に残ってる。
そう、神様は飛行機なんか持ってない。アラーの神は世界中をたった数歩で回れるらしい。どこもかしこも緑の大地だと足の踏み場がないので、世界のあちこちに砂漠を作ったと聞いている。サハラ砂漠がアラーの足場だとしたら、それがどんなに巨大かわかる。飛行機もロケットもなくたって、宇宙の果てまで行けるだろう。それほど偉大なものが、どうして小賢しい人間同士の小競り合いなんかを喜ぶものか。 細かい設定を覚えていないのだが、映画の舞台はどこかの難民キャンプだったような気がする。学校も粗末な建物だし、まわりには大きな街もない。女先生は子供達に事件を説明する。
見たこともない遠い国アメリカの人々のために黙祷する子供達。そこへサイレンがなって、アメリカの飛行機が爆撃に来たことを知らせる…『セプテンバー11』というタイトルで東北新社からDVDが出てるらしいので、興味のある方は このへん のどっかで探してみてください。たぶん U-Book ってとこにあります(って宣伝かい)。珍獣様はテレビで一度しか見てないので、実際の映像を見ると、けっこうイイカゲンなことを書きまくっていることがバレて別の意味でも興味深いかも。レンタルはされてないのかな。もういっぺん見たい気がするんだけど。 |
9月15日(月) 敬老の日
城ヶ島の岩場で遊んできました。もう泳げないかと思って水着をもって行かなかったのですが、ちょうど引き潮で、岩場に水のたまったところには波はなかったし、9 月だっていうのに真夏みたいに気温が高いし、泳いでる人がけっこういました。水着持っていけばよかったなあ。 城ヶ島には、ずいぶん前に遊びに行ったことがあって、岩場にはいろんなものがいた記憶があるのですが、今回は葛西の人工の渚にもいそうなものしかみつけられませんでした。強いて言えば、種名のよくわからないウニを一匹だけ発見したのが珍しかったです。あと、ヒザラガイが至る所にはりついているのも葛西ではあまり見られない光景かも(あ、しまった、ヒザラガイの写真はとりそびれた)。 そんなこんなで海の生き物はろくに見つけられなかったけど、陸の生き物でモンキアゲハを見たのはちょっと収穫だったかも。クロアゲハに似たチョウが島のあちこちに飛んでいるんですが、見なれたクロアゲハよりかなり大きくて、すぐ近くをすりぬけられると一瞬チョウには思えず、妙な影が通り抜けたような気さえします。遠ざかってゆくのを見て「ああ、クロアゲハの仲間か」と納得しますが、クロアゲハにしては翅の一部によく目立つ白っぽい斑文があります。家に帰って図鑑を開いたら、モンキアゲハというやつがその通りの特徴でした。これは江戸川区や葛飾区ではあんまり見かけないなあ。写真が取れなかったのがちょっと残念。 |
9月17日(水)
小石川植物園でアモルフォファルス・ギガスの花が咲いてます。知ってる人はよく知っているショクダイオオコンニャクの近縁種で、花軸が世界一長いので「世界で一番高い花」と呼ばれてるそうです。花自体もけっこうでっかいです。 開花したのは 13 日ということで、すでにしなびかけてます。見たい人は仕事さぼって速攻で行ってください。十年に一度くらいしか咲かない花だそうです。 小石川植物園 は営団地下鉄茗荷谷駅から歩いて 15 分くらいです。 ※アモルフォファルス・ギガスの公開はすでに終わっているそうです。 |
9月18日(木)
2003年7月の日記 に、羊太夫伝説のふるさとを訪ねて群馬に行った話を書きました。その中で太夫の馬が倒れたとされる神馬橋の場所を「鏑川にかかる松ノ木瀬橋のことではないか」と書きましたが、地元に詳しい読者の方が「ぜんぜん別の場所ですよ」と写真付きでメールを下さいました。 なんでも、神馬橋のかかる川は、現在では幅 1 メートルくらいの用水路のような小川になっていて、橋も知らずに通ったら気づかないほど小さなもののようです。左の写真は送ってもらった神馬橋の写真です。 |
このお堂がある場所で、羊太夫の馬が倒れたということになってます。白馬だったとも言われていますが、権田栗毛という茶色の馬だと伝えられているそうです。 写真を送ってくださった方、どうもありがとうございます。やっぱり羊太夫専用のコーナーを作ろうかな〜。 |
9月28日(日)
暑さ寒さも彼岸までっていうけどほんとだね。 9 月なのに真夏みたいな日がつづいてたのに、お彼岸をさかいにずいぶん秋らしくなってきたし。 最近、ワン切りなんだか間違い電話なんだかよくわからない電話が多いです。今朝なんか、目がさめる 2 分前の着信記録が残っているんだけど、呼び出し音に気づかなかったくらいだから、よっぽど短い時間で切ってしまっているんだよね。でも番号は「非通知」なの。このところ、その手の非通知ワン切りがけっこうあるんだけど、いったいなんの意味があるのかよくわからない。やっぱり間違い電話なのかな。でも、間違いならもうちょっと長く鳴らすよね。 [追記] |
日曜に有楽町のあたりを歩いていたら、ビルの影に変な牛がいた。通りすがりでチラッと見た感じでは、かなりリアルな牛の形をしてる。でも、体全体が唐草模様にぬりたくられてるの。唐草ったってアラベスクなんて横文字で言いたくなるようなやつじゃなくて、いわゆる大風呂敷の模様なのよ。 有楽町(というか銀座の周辺)には、ちょっとしたところに何気なくオブジェがあったりするので、唐草模様の牛というだけだったら「へー、こんなのが出来たんだ」って納得して通り過ぎちゃうところだったんだけど、その牛にはリアルな体つきとは不似合いな、漫画みたいな丸い目玉があって、
それで、近付いてよく見ると、どうやら カウパレード というイベントのために設置されたもののようだ。こういう変なペイントをされた牛のオブジェが有楽町・丸の内・大手町周辺に 64 体設置されているのだとか。 あたりをひとまわりして 5 体までみつけた。宝探しみたいでちょっと面白い。かなり広範囲に設置されているので全部まわるのは難しいと思うんだけど地図を片手に攻略してる人もけっこういるみたいだった。 しかも、この牛すべて売り物だそうで、公式サイトでオークションやってるの。
公式サイト
※街頭での展示は 10 月 5 日までみたいです。 |
9月29日(月)
天気もいいし、風もさわかやだし、いい感じの秋の日だなあ。 イチモンジセセリ の羽化の季節らしく、窓をあけてると何匹もとびこんできます。 ◎バケモノニュースをみつけたのでメモ 28 日、朝日新聞社の後援でヒマラヤに行ってる遠征隊がイエティの足跡らしきものを発見した。場所はダウラギリ山群の標高 4800m の稜線。楕円形で 20cm くらいの足跡(?)が、30cm くらいの間隔で 13 個あったという。これが本当にイエティの足跡なら、ヒマラヤの雪男はわりと小さいのかも。 |
今月の素材 御簾と紅葉 |
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