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全釈漢文体系(全33巻)復刊リクエスト |
11月1日(土)
太陽でフレアがおこっているので北海道でオーロラが見られたというニュースがあったので、東京でも見られないかなあと思っていたら、30日の未明に長野でもオーロラが出たそうです。や〜ん、うらまやし〜い。 ひょっとして、東京近郊でも北の空がひらけたところで一晩中空を見てたら見えないかな。街あかりが邪魔でだめかしら。 ◎asahi.com 長野 |
11月2日(日)
ビデオに録画してあった「ふしぎ発見」を見た。カナダの温泉に珍しい生き物がいる、その生き物はなに、という問題だった。 ・その生き物は世界中のどこにでもいるというヒントがあって、答えは「カタツムリ」だった。「タニシ」や「ナメクジ」はボッシュートにされていたような気がする。 でも、答えの VTR に映ってるやつは、なんかカタツムリとは違うものだった。日本でいうとモノアラガイとかサカマキガイという淡水の水の中に住む貝にそっくり(どっちもそこらの公園の池にいる)。いちおう「バンフ温泉カタツムリ」という和名らしきものも言っていたけど、どうもそれは和名じゃなく英語の呼び名を直訳したもののような気がした。 なんか釈然としないので、 hot spring snail で検索してみたら、そのものズバリ「Banff Springs Snail」という貝類のことを書いたページがみつかった。学名は「Physella johnsoni」だそうだ。Physella 属のものでジョンソンさんが分類(または研究、発見?)したものだという意味だと思う。 温泉カタツムリはバンフにしかいないって話だけど、同属の別種なら別の場所にもいるかもしれないので属名で検索してみると、「Physella acuta」という学名の貝の分類について書かれたページがでてきた。> ここ そのページによると Physella 属は > MOLLUSCA GASTROPODA BASOMMATOPHORA PHYSIDAE PHYSELLA という分類になってるみたい。「MOLLUSCA GASTROPODA」あたりまでは英語の辞書をひいても出てくる。軟体動物・腹足網とか訳せばいいのかな。 「BASOMMATOPHORA PHYSIDAE(physoidae?) PHYSELLA」はよくわかんないので検索してしらべた。日本語のページに「基眼(モノアラガイ)目・サカマキガイ超科・サカマキガイ科」としてるページがあった。 やっぱり「Physella 属」の貝はサカマキガイの仲間だよね。
サカマキガイとカタツムリは住んでる場所だって違う。基眼目にふくまれるサカマキガイの仲間はあくまで水の中に住んでるけど、柄眼目はカタツムリやナメクジみたいに、本当に陸上をはいまわってる。分類学の難しい話なんかさておいても、日本人はあれをみて「カタツムリ」とはいわないの。淡水性の貝をみて全部「snail」だと言い切る英語圏の貧困な言語感覚なんかとはちがうのー。 というわけで、珍獣様は主張したいのですが、Banff Springs Snail に適切な日本語は「バンフ温泉サカマキガイ」なのです。TBS がなんと言おうと、あれはカタツムリじゃなくてサカマキガイなの〜。 |
11月3日(月) 文化の日
こんな夢を見た。 長い橋の上を歩いている。橋というよりは高架になっている道なのかもしれない。二車線のさほど広くない道で、両側に広めの歩道がある。橋の始まりも終わりも見えず、どこまでも続いている。 歩道から下を見ると、見渡すかぎり田んぼだった。田んぼの大きさはふぞろいだけど、どれも四角かった。たまに家があったり、小さな林もある。あぜ道にそって用水路のような小川も見える。 空は晴れていて、日は西にかたむきかけている。どの田んぼにも水が入っている。上から見ても、その水が田んぼの水とは思えないほど澄んでいることがわかった。ときおり遠くの田んぼで何か跳ねている。 あの跳ねたのはなんだろう、魚にしては大きいなあ。 そう思いながら見ていると、遠くで跳ねているものがこちらのほうへ跳ねながら泳いでくる。一匹ではなく、十匹も、二十匹も集まってくる。よく見るとイルカだった。イルカが田んぼで跳ねている。 すっごーい。田んぼでイルカが跳ねてる。どこから迷い込んだんだろう。っていうか、なんでイルカが泳げるほど田んぼが深いの? そんなことを考えながら眺めていると、田んぼのわきを流れている用水路にも何かおよいでいるのが見えた。 わっ、こっちは鮭だ。でっかい鮭がいっぱい。
と、思ったところで目がさめた。ファンタジックな夢だったのに最後は食い気なのか。 |
11月4日(火)
風邪ひいた。咳がとまらないよ、げほげほ。 goo ゲーム で大富豪を一日中やってしまった。ダメな感じ。 [追記] |
11月5日(水)
昨日の風邪はなおったみたいな気がする。もともと熱もなにもなく、咳だけの風邪だったので、咳さえとまればどうってことないし。 それはともかく、二三日前にミツモンキンウワバらしき蛾の幼虫が蛹になった。ベランダに置いてある 木立性チョウセンアサガオ の葉についていた虫だ。最初はヨトウムシ(ヨトウガ類の幼虫)かと思ったが、腹脚(成虫になるとなくなってしまう吸盤状の足)の数がヨトウムシより少ないのでウワバのたぐいだとわかる…なんてことを書いても一般人にはどうでもよいに違いない。 ひらたくいうと「ベランダの植木にくっついてた緑色の芋虫が蛹になりました。わーい、はやく成虫にならないかな」ってことなんですけどね。さっき見たら、体の一部が黒い染みになってるの。 蛹は羽化の直前に、中の虫の色が透けてみえるようになるんだけど、今回のはそういうんじゃなく、全体は薄い緑色のままなのに、一部だけ黒くなっちゃってるのよね。これはもしかすると寄生虫にやられたかなあ。 同定部屋・ミツモンキンウワバの幼虫 |
11月6日(木)
ボイジャー1号が太陽系の「果て」に到達したっていうんですけど、宇宙空間に線が引いてあるわけじゃあるまいし「果て」ってどこよって思わない? ひょっとすると、いろんな基準の「果て」があるのかもしれないんだけど、今回ニュースになってる「果て」は太陽風と関係があるらしいのね。太陽から放出される電子の流れがどーとかこーとからしいの。 どーとかこーとかって何よ、もっとハッキリ書きなさいよって思うでしょ。そうよ、わたくしだってそう思うのよ。でもできないのよ。だってニュースサイトによって違うこと書いてあるんだもの。 ◎ボイジャー1号が太陽系の果てに到達
YOMIURI ONLINE(2003/11/6/03:08)
毎日新聞(2003-11-06-11:29)
無断転載禁止って書いてあるけど、消えると話にならないので一部「引用」してみたわよ。用語がカタカナだったり漢字だったりする程度の違いじゃなくて、読売の記事だけ「宇宙空間の陽子などの粒子に加速傾向が見られた」って書いてあるの。ほかのは恒星間ガスとぶつかって「減速」って書いてあるのに。 ね、わけわかんないでしょ?
ところで、ボイジャー1号のニュースを 人民網の繁体字版 から拾ってみました。見なれたニュースも外国語で読むとまた楽し。中国語だと微妙に意味わかりそうでそそるでしょ?日本語訳は珍獣様が適当につけたものです。 ◎ボイジャー1号太陽系の果てへ(中国語版:人民網より)
美“旅行者1號”探測器飛近太陽系邊界 1998年,“旅行者1號”超越“先驅者10號”,成為在宇宙中飛行得最遠的人類探測器。 1998年、「ボイジャー1号」は「パイオニア10号」を越え、人類にとって最も遠い宇宙空間を飛行する探査機となった。 - 単語 - |
11月7日(金)
なんか、ものすごいブツが発見されたらしいです。巻き貝なのに鉄の鱗があるんですって。 ◎足を覆う硫化鉄の「うろこ」 新種巻貝、インド洋で発見↑には写真も載ってました(現在はページごとなくなってますが)。はげしくカッコイイです。海洋堂が作って投げ込んだんじゃないのって思うほど出来すぎたフォルムです。 でも、世の中的には「貝が鱗をもっていること」より、その鱗が「鉄で出来ていること」のほうが重要らしいです。そういえば体の一部が鉄の生き物なんてのは聞いたことないよ。一体どうなっちょるんだ?! |
11月8日(土)
今年は太陽にでっかい黒点があるので北海道や長野でもオーロラが見えちゃったりするわけですが、そういう現象が日本や中国の古典にも出てこないのかと思っていたら、やっぱり出てくるらしいですよ。 ◎定家もオーロラ目撃、明月記の「赤気」「赤気」自体はいろんな古典に出てくるらしいんですが、昔の人の記録なので山火事で空が赤く見えるのを赤気と書いてる可能性もあるんだそうです。 そこで、オーロラが低緯度地域でも見られる条件を整理してみると、 ・11年周期の太陽活動「極大期」に多発すること
という三つの条件が『明月記』にはしっかり記録されているのでオーロラだとわかるんだそうです。へーって感じ。 |
11月9日(日)
選挙に行った。今回は自民党じゃなきゃどこでもいいと思っていたので選ぶのは簡単だった。でも結果は与党が過半数を超えてるし、予想はしてたけどガッカリだなあ。まあ、他の政党にやらせたって、そう劇的に世の中が変化するわけじゃないんだけどさ。 それより投票率が想像以上に低いことにはビックリだよ。みんな、なんだかんだ言っても今の状態に満足しちゃってるんだろうか。
もちろん「生活に不満なんかないもんね」って人もいると思う。そういう人だって黙ってないで気持ちを表さなきゃダメなのよ。自民党さんありがとう、今度も頑張ってね、アハッ☆とかわいらしく投票してあげたら、純一郎くんがよろこんでくれると思うわよ(個人的にはあまり喜ばせたくはないが)。 と、終わってから言ってもしょーがないか。 |
11月10日(月)
チョウセンアサガオの葉で蛹になったミツモンキンウワバは脇腹に黒い染みができたまま今日も変化なし。寄生バエ・寄生バチのどちらかにやられたのなら、そのうちウジがはい出してくるはずだけど、その様子も今のところなし。 [追記] |
11月11日(火)
『訓読明月記』全六巻を図書館で借りてきた。藤原定家が書いたもので、思いっきりタダの日記だ。「○月×日今日は晴れ、上司に呼ばれたから御殿に行って、それから一緒に参内した」なんてことがダラダラと延々書かれてるだけ。よっぽどこの時代に興味がないと全部読破する気になれん。 問題の低緯度オーロラ目撃記は元久元年にあるらしい。うーん…(熟読中)…あった! 「(元久元年正月)十九日。天晴る。病気甚だ不快…(中略)…秉燭以後、北并に艮の方に、赤気あり。其の根ハ、月の出で方の如し。色白明にして其の筋遙かに引き、焼亡するが如くに遠く光る。白き色四五所、赤き筋三四筋、雲にあらず、雲間の星宿にあらざるか。光聊かも陰らざる中に、此の如き白光赤光、相交はる。奇して尚奇すべし。恐るべし、恐るべし」 「(元久元年正月)廿一日。天晴る。風烈し…(中略)…秉燭以後、北艮の方に又赤気あり。山を隔てて焼亡するが如し。重畳、尤も恐るべし」なるほど、これは迫力のあるオーロラ目撃記だわ。日付は昔の暦なので今でいうと二月下旬か三月の初め。秉燭以後だっていうから蝋燭を手にするような時間、つまり夜のこと。艮は北東の方角だから、北艮はもうちょっと北寄りってこと。「赤い光や白い光が交わって、非常に珍しいできごとで恐ろしい、山の向こうが燃えているように見える」と書いてあるよ。よっぽど驚いたみたい。同じ年の十二月二十九日に東の方に赤気あり」とあるんだけど、こちらはサラッと書き流してる。方角も違ってるし山火事か何かだったのかな。 ただ、なんか気になるのは、元久元年って 1204年なんでしょ。今年は 2003年だから、11年周期の太陽活動と
7 年もずれてるんだよね。
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11月16日(日)
韓国の農心という会社から「辛ラーメン」とゆうインスタントラーメンが出てまして、今でこそ日本向けに日本語のパッケージで売られてますが、わたくしこれが韓国語バージョンしかなかった時代(4〜5 年前)から大大大だーい好きでございまして、当時は毎日のように食しておりました。当時から似たような唐辛子ラーメンが数社から出てたのですが、辛ラーメンがピカイチで美味だったのでございます。辛いんだけど、辛いだけじゃない旨味と甘みがあって、とにかくやめられませんでしたことよ。 それほど好きだったにもかかわらず、ここ 1〜2 年なぜか食べなくなっていたのですが、今日はたまたま立ちよったスーパーマーケットで辛ラーメン(カップのやつ)が大安売りだったので、久しぶりに大量購入して、食べてビックリ、
たかがインスタントラーメンだけど、食べ慣れた懐かしいものが消えるのってさみしいものなのだわ。って、まあ、途中ずっと浮気して食べなかった時期があるので仕方ないわね、とほほ。 |
11月23日(日) 勤労感謝の日
なんといいましょうか、ネタ的には書いたら面白いような気がするけど、うかつに書けないようなのっぴきならない事態が起こって横浜に行く用事ができた。キーワードは「わけわかんねー」であり、出来ることなら本人に小一時間問いつめたいが、もはや不可能というような状況。 それで、帰りに「こんな時は美味しいものを食べるべきだ」という結論に達して、みんなで「ミモザの丘」というフランス料理の店に入った。ここがまあ美味いのなんのって、油断して食べ過ぎて「おなかいっぱい、くるしー、やられたー、全部アイツのせいだー、でも美味かったー、くそー、わけわかんねー」と、愚痴りながら家路についた。 横浜緑区十日市場
カサゴはもちろん美味しかったけど、付け合わせの品々がいちいち美味でした。途中に出てきたスモークサーモンなんて、見た目はピンク色で鮭っぽいのに、食べるとハムのような香りがして、でも肉とは食感が違うの。お店の人に聞いたら、スモークサーモンだって言ってました。お店でスモークしてるんだそうです。 |
11月24日(月) 振り替え休日
今日は旧暦の霜月朔日。つまり新月。地球のどこかで皆既日食が起こる日です。 新月の日は地球のどこかで必ず皆既日食が起こっているのですが、たいていは海の上でなきゃ見えないので話題にならないのです。 ところが今日はとりわけ特別な場所で日食が見られました。南極大陸で皆既日食が観測されたのです。たぶんこれまでにも南極で日食が見えたことがあるんでしょうけど、人類が南極に足を踏み入れてから初めて観測された特別な日食なのです。 NHK で総力をあげて中継するって話だったんですけど、じたばたと出かける準備をしてるうちに思いっきり見逃しました。 昨日の続きで横浜に行って、用事は午前中に終わったので、集まった人たちとお昼ご飯たべて、午後 4時前に帰宅。 そういえば六義園(文京区駒込駅から徒歩7分の都立公園)で紅葉のライトアップをやってるはずだと思いだして暗くなってから見に行ったら、紅葉には早すぎてぜんぜんダメ。暗いと庭園のすばらしさもいまいち感じられないし今年はハズレ年。
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11月25日(火)
スペインのバルセロナ動物園で飼育されていた白いゴリラ・コピートデニエベ(「雪の一片」という意味)が11月24日早朝に死亡したそうです。しばらく前から皮膚癌で苦しんでいたそうですが、これ以上の治療は苦しみを長引かせるだけと判断、安楽死させたとのこと。 コピートデニエベはローランドゴリラのアルビノで、バルセロナ動物園で
40 年も飼育されました。ゴリラ飼育の世界記録がどのくらいかよくわからないんですが、40
年というのは、普通のゴリラでもかなり長生きした部類に入るのではないかと思います。その間
20 匹ほどの子供ももうけましたが、みな普通のゴリラと同じく黒い毛色だったということです。
ちなみに、コピートデニエベ(Copito de Nieve)は、日本向けのニュースでは英訳してスノーフレークとされてることが多いかもしれません。彼のことをもっと知りたい人は バルセロナ動物園 のサイトへどうぞ。スペイン語・英語・カタロニア語(たぶん)のページがあります。更新が早いのはスペイン語のページです。 白いゴリラ追加情報
さらに追加情報
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11月28日(金)
さっき、お言葉用(歳時記化進行中)に長い文章を書いてコピーしてペーストしたら、各行の途中からループして語尾が消えてた。 ------例------うー、何が起こったんだ。意味わかんねー。 |
11月30日(日)
東北のおともだちが都内に研修に来ているというので、有楽町で食事でもしようかってことになった。 会うのは夕方からなので銀座をうろうろしていたら、松屋デパートの前(っていうか珍獣様的には教文堂の前)に、ものすごい行列ができていた。 「この行列、どこに続いているんですか」
20 分くらい待っていると店までたどり着いた。
お店の中は最近のマックのイメージカラーである白で統一されてて、エレベーターだけが四方ガラス張りでスケスケ。よく、デパートやホテルにあるガラスのエレベーターって扉は金属だったりするでしょ。でもここのは扉もガラスでホントにスケスケ。ちょっとおしゃれ。全自動運転なので中にボタンもないのよ。面白いからエレベーターマニアの人は一度のぞいて見た方がいいかも。 店の中にはマックやアイポッドが所狭しとならべられ、どれも自由にさわれるようになってる。まあ、それだけなら秋葉原の電気屋さんにも似たようなスペースはあるけど、ここには小さい子用のスペースも用意されてて、背の低いテーブルと椅子が置いてあったする。小さい子が自分でマウスをあやつってディズニーキャラのゲームしてた。子供にもパソコンいじらせたいって人には反応が見られて楽しいかもね。 ミニシアターもあって各種セミナーが開かれるらしい。珍獣様が見に行った時は、お姉さんがフォトショップエレメントの使い方を説明してたので思わず見てしまう。なになに? えぇっ、パノラマ写真作成機能なんかついてたの。そりゃ知らなかったわ、うちにもウィンドウズ版があるからやってみよう。 そんなことしているうちに時間になったので有楽町でおともだちとご飯食べて帰った。 |
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