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 このページはネタ袋(日記の下書き)を再編集したものです。オリジナルはブログ形式になってます。よろしければそちらもどうぞ。

 
[珍食書籍化計画]結果です
 
■■ドリームブッククラブより公開終了のお知らせです■■

珍獣ららむ〜 様

お世話になります。
趣味のページに公開いただいた「珍獣の食卓」ですが、残念ながら出版化に至らず公開期間が終了いたしましのでお知らせいたします。

また是非ご参加ください。お待ちしております。

 というわけで終了しました。応援してくださったみなさん、どうもありがとうございました。
 出版化には至りませんでしたが、珍獣の食卓は今後もWEBやブログで細々と続く予定です。よろしくお願いします。

珍獣の食卓WEB版はこちら


 
 
2005年1月01日

*[日記]謹賀新年
 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 昨日の吹雪はどこへやら、今日はすばらしい晴天です。そんでもって寒い! 指が凍えてうまく動きません。がぼ様(猫)なんか、さっきから膝の上からどきません。重いっす(体重5kg超)。
 
 

元旦のご飯
元旦の朝ご飯
雑煮・かまぼこ・伊達巻き・筋子





*[ネタ袋][歳時記]今日は甲申年十一月二十一日乙酉(2005年1月1日)
 太陽暦では元旦ですが陰暦ではまだ十一月です。こうやって陰暦で書いてみると昔の人が十一月って言うときにかなり寒い季節をイメージしたんだろうなって思います。ぶるぶる、ああ寒い。

六曜: 先勝
二十八宿: 柳

出来事: 1964年の今日、国産では初めてのテレビアニメ『鉄腕アトム』の放映が開始されました。なお、鉄腕アトムの誕生日は2003年4月7日という設定になってます。

*[日記]結びだるまに目を入れた
 大晦日に買った南蔵院の結びだるま。むかって右の目にお地蔵様の種字を入れてもらいました。結びだるまは高崎の縁起だるまと同じで、願い事をしながらむかって右の目に瞳を入れて、叶ったらもうかたほうを入れてお寺に納めるのです。
 せっかく書いてもらった種字を塗りつぶしてしまうのはちょっぴり寂しいですが、家内安全と商売繁盛を祈願して「オンカカカビサンマエイソワカ」を唱えながら種字の上に目を入れました。
 写真もあるんですけど、これは大晦日の写真と一緒に別にページを作りますね。正月気分が抜けた頃にやります。

*[日記]しまった年賀メールを作り忘れてた
 おともだちからチラホラ年賀メールが届き始め、お年賀画像をつくりそびれてることに気づきました。←今頃気づくなよ。 これから慌てて作ります。

お年賀


 
2005年1月02日

*[ネタ袋][歳時記]甲申年十一月二十二日丙戌(2005年1月2日)
 今日も良い天気。気温も低め。初夢はなんでしたか。わたくしは夢を見たかどうかさえ覚えてません。ちょっとガッカリ。

 初夢に見ると縁起がよいものは「一富士二鷹三茄子」といいますが、これには後半があって「四扇五煙草六座頭」と続きます。富士山は日本一高い山。鷹は名前からして「たか」ですし、飛ぶ力が強く、空高く舞い上がる鳥です。茄子の意味には諸説あって、
-正月に値段が高騰するから
-毛がない→怪我ないというダジャレ
-茄子(なす)→成す(なす)というダジャレ
という意味があるそうです。扇は末広がり、煙草の煙は高く上がるから、座頭はお坊さんのように髪の毛を剃った盲人のことですから「毛がない→怪我ない」で茄子と同じです。

 でも、茄子だの座頭さんだの、どうやったら夢にでてくるんでしょうね。座頭さんは映画『座頭市』をさんざん見たら出てくるかもしれないけど、北野武の座頭は頭剃ってないから縁起物になりませーん。

 今日は皇居で一般参賀があります。療養中の雅子様は午前中の最初の回だけご出席とのことです。ご結婚をひかえた紀宮様は皇族として一般参賀に参加されるのは今年が最後になりそうです。

六曜: 友引/この日にお葬式をすると友を引くというので嫌われますが、全体としては悪い日じゃないらしいですよ。午前中と夕方から夜にかけては吉日だそうです。
二十八宿: 星/乗馬始めと便所の改築によい日だそうです(なんじゃそりゃ)。昨日は家ですごしたって人は、今日あたりマイカーで初ドライブなんてよさそうですね。
行事: 初夢、初荷、書き初め、皇居一般参賀
出来事: 1665 年に大坂城の天守閣が落雷で燃えちゃったそうです。現在のものは 1931 年に再建されたものだそうです。

*[日記]デジカメが壊れた
 朝ご飯を写してて、デジカメをうっかり床に落としてしまいました。そしたらレンズが外れちゃいました。レンズを押さえてる部品も外れてて、どこにどう収まるのかよくわかりません。適当にやっちゃわないで修理に出したほうがよさそうです。正月早々ついてません。

*[日記]ザンゲ決定って何それ
 見るともなくテレビを見てたら、芸能人がハプニング(?)を告発されて、有罪判決が出ると水をかぶるという番組をやってるのね。で、水決定の時に「ザンゲ決定」って言ってるんだけど、ザンゲって罪を告白するとこまででしょ。水をかぶるとこはザンゲじゃないと思うわけ。
 ザンゲが懺悔という宗教用語じゃなくて「オレたちひょうきん族」のザンゲをぱくってるんだってことくらいわかるけどさ、毎週見てたし。アレだって「私は○○の時にNGを出してしまいました」って罪の告白をするところがザンゲでしょ。で、神様役の人がバッテンを出したら水が落ちてくるけど、マルが出たら許されるわけよ。ザンゲ=水じゃないの。
 ってことで、『行列のできる法律相談所』のスタッフ全員にザンゲ決定。

*[日記]紳介はホントに懺悔だし
 吉本のスタッフに暴力をふるったとかで謹慎中だった紳介が、行列のできる法律相談所の二時間スペシャルの終わりに生放送で復帰の挨拶をしてた。事務所からの謹慎命令は去年一杯で解けて、今年から芸能活動を再開できることになったんだそうな。まあ、暴力はよくないけど、刑事罰のほうは罰金という形でうけたわけだし、あとは当事者同士で裁判なり話し合いなりをすればいいことだしね。早く戻ってくればいいなぁと思ってたから、復帰できて良かったねって素直に思った。
 でも、あの番組、ひょっとしたら紳介がやるより東野がやったほうが面白いような気もちょっとしてたりする今日この頃。紳介がやると教養番組寄りになって、東野くんがやるとバラエティー寄りになって、微妙に番組の色が変わるのよね。


 
2005年1月03日

*[ネタ袋][歳時記]甲申年十一月二十三日丁亥(2005年1月3日)

六曜: 先負/午前中より午後が吉。でもあまり大胆なことはしないほうがよいかも。
二十八宿: 張/あらゆることにラッキーな日。やらなきゃと思ってるのにやりそびれてることがあったら、これを機に始めてみては?
選日: 一粒万倍日/一粒が万倍に増えるという意味。商売を始めるなら今日が吉。借金は万倍に増えたら困るのでしないこと。
行事: 初亥、福岡筥崎宮の玉取祭(玉せせり)

 玉せせりは、男達が二組に分かれて直径 28cm 重さ 8kg の玉を取り合う神事。陸組(おかぐみ)が勝てば豊作、浜組(はまぐみ)が勝てば豊漁になると言われてます。なんだか吉田戦車の漫画に出てきそう。
 初亥は正月最初の亥の日。各地の寺社で行事があります。とくに摩利支天をまつるお寺では縁日が亥の日ということもあって賑やかだそうです。摩利支天の縁日が亥の日なのは猪を乗り物にする神様だから。摩利支天と関係のないところでも何かすることがあるみたいなんだけど、なぜ亥の日が特別なんでしょうね?

出来事: 1922年の今日、イギリスの考古学者ハワード・カーターがツタンカーメン王の墓を発見しました。発掘に関係した人が次々に謎の死をとげ、王の呪いだと恐れられたのは有名。

 こないだテレビを見てたら、吉村作治がエジプトで新しい発見をしたときの話をしてました。「発掘期限ぎりぎりのところでこれが出てきて、僕はすぐに掘らずに一年我慢した。そうやって待つことでファラオの呪いを祝福に変えるんです」
これを聞いて、彼はエジプトに選ばれた人間なんだって思いました。

*[日記]観光客は真似しちゃだめ
 柴又帝釈天に初詣に行きました。お賽銭投げて手を合わせて終了。地元民なのであっさりしたもんです。参道で船橋屋のくず餅を買いました。ここのくず餅はぷるんぷるんのむっちむちで美味しいんです。ちょーおすすめと言いたいところですが、観光客は柴又で船橋屋のくず餅なんか買っちゃだめー。あれは柴又帝釈天じゃなくて亀戸天神の名物ですぞ。正しい観光客は地元の団子屋さんで草団子とか食べてね。柴又支店でくず餅を買うのは「遠くに行きたくないけど船橋屋のくず餅を食べたい」という地元民のささやかなわがままなのよ(たぶん)。


 
2005年1月04日

*[ネタ袋][歳時記]甲申年十一月二十四日戊子(2005年1月4日)

六曜: 仏滅
二十八宿: 翼
選日: 一粒万倍日

 仏滅(凶)なのに一粒万倍日(大吉)だったりして、昔の暦の占いは統一性がありませんね。まあ、こういうものは「今日は日曜なので休みにするか」くらいの感覚なんだと思います。暦の上で良い日だから、ふだんからやりたかった作業を始めてみるとか、悪い日だから一日家で過ごそうとか、生活にめりはりをつけるための工夫かな。

行事: 初子、官庁御用始め

 初子は正月最初の子(ね)の日です。大国主(おおくにぬし)を祀る神社の行事らしいです。オオクニヌシの神がスセリヒメに求婚した時、ヒメのお父さんであるスサノオの神は無理難題を出してオオクニヌシを亡き者にしようとします。ある時など野原に火をつけてオオクニヌシをいぶり殺そうとまでするのですが、ネズミが出てきてどこが燃えていないか教えてくれたので切り抜けることができました。そのため、大国主関連の神社では正月最初の子の日にお祭りをします。

# スサノオやスセリヒメは漢字で音しか表してない気がするのでカタカナで書いてもよさそうなんですけど、大国主は漢字に意味があるのでカタカナにするとピンときませんねえ。日本の神様の名前はどう書けばいいかいつも悩みます。
 

*[お知らせ]縄解き供養の写真をまとめました
 大晦日に見に行った、しばられ地蔵の縄解き供養の写真をまとめました。興味のある方は↓このへんをどうぞ。

昔話の舞台を訪ねて・しばられ地蔵の縄解き供養

 おかげさまで、ルーターの設定を変えたらサーバも安定しているようです。休止中のブログも順次復活させようと思ってます。よろしくね。


 
2005年1月05日

*[ネタ袋][歳時記]甲申年十一月二十五日己丑(2005年1月5日)

六曜: 大安
二十八宿: 軫
二十四節気: 小雪

行事:初水天宮

 5日は水天宮の縁日で、今日は新年最初の縁日になります。東京だと日本橋蠣殻町の水天宮が有名ですね。
 水天宮って一体なんの神様かしらと思ったら、公式サイトによれば天御中主大神と安徳天皇・二位の尼・建礼門院のお三方(三人とも壇ノ浦で入水した)を祀っているそうです。もともと水天宮というのは安徳天皇と平家一門の霊を弔うために作られた祠が起源だそうです。
 蛇足ですが、水天さんというと、仏教のお寺にもいるんですけど、こちらはヒンズー教の水の神ヴァルナがもとになっている別物らしいです。

# 蛎殻町の水天宮は公式サイトを持ってるんですけど、注意書きをよく読んだら「無断リンクはお断りしています」だそうで、リンクしたきゃ電話で問い合わせてくださいだそうです(そういうこと言う人たちはgoogleに拾われることについてはどう考えてるんだろ)。ひょっとして一般人が日記からリンクしたいと電話回線がパンクするくらい問い合わせしてもフレンドリーに対応してくれるつもりなのでしょうか。すばらしいですね。今回はやめときますがそのうちチャンスがあったらマジで直電してリンクさしてもらお。


 
2005年1月06日

*[ネタ袋][歳時記]甲申年十一月二十七日辛卯(2005年1月7日)

六曜: 先勝/急用や訴訟は吉。午後は凶。
二十八宿: 亢/買い物は吉。結納なども吉。プロポーズするなら今日がチャンス? 建築関係は凶。
選日: 一粒万倍日/良いことも悪いことも万倍に増える日なので、小さくてもいいから幸せな気分になることをしましょう。

 自分で書いてて選日だけはどういう決まりで巡ってくるものなのかよくわからない。一粒万倍日って正月に入ってから三度目っすよね。六曜は一巡してしまいました。毎度同じこと書いても面白くないなあ。

行事: 七草、人日、福岡太宰府天満宮のうそ替え、鬼すべ、初卯
 

七草
 「七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に」などと歌いながら包丁で野草をたたいてお粥に入れて食べるのが七草です。『和漢三才図会』によると、延喜十年(911年)の正月七日に七草の若菜を供したのが始まりとあり、かなり古くからあった行事です。ただし七種類の野草が今のものに固まったのは江戸時代以降で、それ以前は時代により、地方により、いろんなものを使っていたようです。
 現在知られている七草は、
-芹(セリ)
-薺(ナズナ)/ぺんぺん草のこと
-御形・五行(ゴギョウまたはオギョウ)/ハハコグサのこと
-繁縷(ハコベラ=ハコベ)/鳥やウサギにやるのに取りに行ったって人は多いはず。
-仏の座(ほとけのざ)/タビラコというキク科の草です。シソ科のホトケノザとは別物。
-菘(スズナ)/カブのこと
-蘿蔔(スズシロ)/大根のことです
 七草は日本固有のものではなく、中国でも唐の時代から七草の羮(あつもの:お吸い物のこと)を作って食べていました。

人日
 人日は正月七日のことで、中国では元旦から「鶏、狗、猪、羊、牛、馬」の順に一日ずつ占いをしました。今年一年、家畜たちが病気をしないか、卵や子供をたくさん産むかなんてことを占ったんだと思います。そして七日目は人間について占いました。だから今日は人日。ちなみに明日は穀物について占う日だそうです。

うそ替え
 うそ替え・鬼すべは福岡の太宰府天満宮のお祭りだそうです。まず「うそ替え」ですが、木製のウソを「替えましょ替えましょ」と言いながらその場にいる人と交換するのだそうです。ウソは鳥の名前です。名前が嘘に通じるので、ウソを交換しあうことで嘘を福に転じるという意味があるそうです。みんなで持ち寄るウソは木製ですが、途中で神官が金のウソをこっそり混ぜます。最後に金のウソを持ってた人は超ラッキーだそうです。なんか楽しそう。

鬼すべ
 鬼すべはうそ替えのあとに行われる行事で、鬼に扮した男たちが小屋にたてこもり、追っ手役の男たちが煙で鬼をいぶり出すという勇壮な神事だそうです。千年以上前から続いています。

初卯
 国語の辞書をひくと、初卯は正月最初の卯の日に神社にお参りすることだとありました。この神様の縁日という決まりがあるわけじゃないのでしょうか。
 初卯で検索すると八幡様のお祭りとして紹介しているページがたくさんんありました。でも、正月ではなく二月や三月にすると書いてあるページが多かったです。また、八幡様ではない別の神様のお祭りで、旧暦十一月の卯の日を初卯としてるところもあったりして、卯の日は奥が深いです。今後も注目していきたいと思います。

*[日記]七草なので
 朝はお粥にしました。七草はスーパーでお粥用のセットを売ってますが、そこらにはえてそうな野草に300円も出したくないので毎年買いそびれてしまいます。さりとて新暦の七草は時期が早すぎて「そこら」では調達できないんですけど。
 気分だけそれっぽくするために、水菜を叩いて入れてみました。炊きたてのお粥にみじん切りにした水菜を載せて蓋をして数分蒸らします。塩を加えてかき混ぜて完成。お粥は炊飯器のお粥機能で炊きました。
 でも写真はないの。カメラ壊れてるから。

*[ネタ袋]あまめはぎ
 さきほどニュースでやっていた北陸の祭り。天狗や猿の面をかぶった男達が家々をまわり、木槌やノミをふりあげて子供をおどかす。なまはげによく似ている。あまめは長い間こたつなどにあたっているとできる火だこのことで、あまめはぎは怠け者のあまめをはぎにくる化け物。
 ニュースでは今日(昨日?)のお祭りとして紹介されてましたが、検索すると立春の頃にやる地方もあるみたいでした。なまはげのニュースを見ても思うけど、子供たちが本気で恐がって泣いてるのが微笑ましいです。ポケモン世代の子供でも生で動いてるものは恐いのかしら。
 


 
2005年1月08日

*[日記]デジカメを修理に出しました
 先日落としてレンズが外れてしまったデジカメ。小川町のオリンパスショールームに持って行きました。
 修理はショールームの二階。銀行にあるみたいな自動発行機で整理券をとって待つこと15分くらい。途中、外国人に英語で話しかけられて「ええと、この券をとって、でぃす・いず・ゆあなんばー…」とかなんとか説明して国際親善をはかったり、実写なのに可愛くないパンダの写真がついたカレンダーを堪能したりして、やっと順番がまわってきました。
 いろいろ見てもらって、基本操作についてはなんともないってことでしたが、レンズが外れるとピント精度が狂うことがあるので、分解して組み立てなおしてダメだったらレンズのユニットごと交換しないとダメかもしれないってことでした。交換が必要だと修理費と部品込みで15000円くらいかかるそうです。とりあえず見積もりをお願いしてきました。
 見積もりがでるまでに一週間、修理をたのむとして帰ってくるのは一カ月後… うう、そんなに長くデジカメなしのせいかつなのか。
 でも、よく考えたらサーバの調子も悪いし、最近写真つきの日記書いてないからちょうどいいお休み期間かもしれません。ユニット交換の場合は修理をやめて新しいの買っちゃおうかなと思ってます。

*[ネタ袋][歳時記]甲申年十一月二十八日壬辰(2005年1月8日)

六曜: 友引
二十八宿: 氏/一(低の旁のみの字)

行事:初薬師、東京鳥越神社どんど焼き、臘八(ろうはち)、臘日(ろうじつ)※

 どんど焼きは十五日にする地方が多いみたいだけど、六日年越しで松飾りを片づける地方では八日にやるのかもしれません(七日って書いてたので訂正しました)。ちなみに鳥越神社のサイトは>こちらです(たぶん公式サイトだと思う)。どんど焼きの写真もあります。「授与品」ってコーナーにある笊かぶり犬張子が可愛いっ。しまった、出かける前に調べていたら、途中で寄って来たのに。

 初薬師。毎月八日はお薬師さんの縁日です。今日は新年最初の縁日なので各地で盛大なお祭りがあったらしいです。おお、出かける前に知っていたら…以下同文。

 臘八は十二月八日のこと。十二月を別名で臘月ということから。十二月八日はお釈迦様が悟りを開いた日ということになってます。生まれた日は四月八日(花祭り)で、亡くなった日は二月十五日(涅槃会)です。ただ、これは日本(中国や韓国も?)でそう言われているということで、スリランカやタイでは生まれた日も悟りを開いた日も亡くなった日も「ヴァイサーカ月の満月の日」ってことになってるらしいです。

※臘日については1月11日をどうぞ。


 
2005年1月09日

*[ネタ袋][歳時記]甲申年十一月二十九日癸巳(2005年1月9日)

六曜:先負
二十八宿:房
選日:天一天上、不成就日

 天一天上は癸巳の日のことです。人のハッピー&アンハッピーを管理してる天一神が天上する日なので、今日から戊申までの十六日間は天一神の障りはないとされてます。障りもないけど超ラッキーなこともなさそうな気がします。なお、天一神は

 
 陰陽道(おんようどう)でまつる神の名。己酉(つちのととり)の日に天から降り、家の東北隅から、四四日間で南西北と一巡して癸巳(みずのとみ)の日に正北から上天する。この神のいる方角に向かって行くことを避けた。さすがみ。なかがみ。天一。


だそうです(大辞林より)。空にいるのは癸巳から戊申の十六日間。それ以外の四十四日は人が住んでる家の中を通る神様らしいです。家から出て空へ上る時だけこの神様の支配下から逃れられるということらしいです。

 不成就日は、何をやってもうまくいかない日なので、突然思いついても今日は実行しないほうがよいとのことです。

行事:初巳、宵戎(よいえびす)、奈良若草山山焼き、京都西本願寺報恩講(?16日まで)

 初巳。新年最初の巳の日です。巳の日は弁天様の縁日で、この日は全国でさまざまな催しがあるようです。うちの近所だと葛西神社で弁天講ってのをやってるらしいんですけど、どんなお祭りなんだろ。時間があったら覗きに行ってみようと思います。
 宵戎は十日戎の前夜祭だそうです。東京ではあまり見かけないお祭りです。
 報恩講は親鸞聖人の命日だそうです。旧暦の十一月二十八日を太陽暦に改めて1月16日としたそうです。「宗祖親鸞聖人のご苦労をしのび、そのご苦労を通じて、阿弥陀如来のお救いをいただくことをあらためて心に深く味わわせていただく法要です」西本願寺の公式サイトはこちら

*[日記]葛西神社に行ってみたが
 葛西神社の公式サイトに「巳の日は弁天様の縁日」「葛西神社でも弁天様の例祭を行う」との記述があったので初巳のお祭りをやるのかと思って見に行きました(今日は新年最初の巳の日です)。
 ところが神社は静まりかえっており、弁天社にはお供え物もなく池は水が干上がっています。掲示板に掲載された行事の一覧にも弁天例祭のお知らせはありません。どうやら例祭は別の日のようです。ちっ、はずしたか。
 せっかく来たのでお参りしてから駅前で買い物をして帰りました。
 


 
2005年1月10日

*[ネタ袋][歳時記]甲申年十二月一日甲午(2005年1月10日)
六曜:赤口
二十八宿:心
選日:三隣亡
 普請始め、柱立て、棟上げなど家を造る作業は大凶。この日に作業をして後に悪いことが起こった場合、ご近所を巻き込むといって嫌われました。

  • 旧一月、四月、七月、十月は亥の日
  • 旧二月、五月、八月、十一月は寅の日
  • 旧三月、六月、九月、十二月は午の日
  • が三隣亡にあたります。今日は旧暦十二月の午の日です。

    行事:成人の日、十日戎、初金比羅、110番の日
     110番の日は1/10だから。119番の日は11月9日。
     十日戎は全国のえびす神社で新年の10日に行われるお祭り。昨日は宵戎、明日は残り福といって祭りは三日間続くそうです。関西方面で盛んなお祭りらしいです。笹に縁起のいい小物を下げたお飾りを買って商売繁盛を祈ります。群馬にも似たようなお祭りがありまして… それについてはこのへんをどうぞ

    成人の日ってなんですか?
     毎年 1月の第二月曜日は成人の日といって学校も会社もお休みになります。
     1948年(昭和23年)に「おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝いはげます」ということで、1月15日を成人の日という祝日にすることが決まりました。何年か前に法律が変わって、成人の日は 1月の第二月曜日ってことになりました。
     では、なぜ成人の日は 15日だったんでしょう。そして、どうして 15日ではなくなってしまったのでしょう?
     今の人は自分の誕生日に歳が増えますが、昔の人は何月に生まれても元旦に歳が増えることになってました。その決まりでいけば元旦に成人式をやってもよさそうなんですけど、旧暦だと元旦(一日=朔日)は必ず新月になってしまうんですよね。大人になる特別なお祝いなら、もっと明るい日にしたほうがいいというので満月になる旧暦の一月十五日に成人のお祝いをするようになったらしいです。
     成人の日を 1月15日としたのは、そういうった背景からくるものらしいんですけど、西暦だと満月とは関係ありませんから、15日じゃなきゃいけない必然性はほとんどありません。連休を増やすために、いくつかの休日を月曜にずらす法律を作ろうとした時、何かの記念日になっていると日を変えるわけにいきませんが、成人の日にはあまりハッキリした理由がないので変えちゃったんでしょうね。成人の日はそれでいいとしても、小正月がお休みじゃなくなったのは寂しいような気もします。
      1月の第二月曜日は成人の日といって学校も会社もお休みになります。
     1948年(昭和23年)に「おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝いはげます」ということで、1月15日を成人の日という祝日にすることが決まりました。何年か前に法律が変わって、成人の日は 1月の第二月曜日ってことになりました。
     では、なぜ成人の日は 15日だったんでしょう。そして、どうして 15日ではなくなってしまったのでしょう?
     今の人は自分の誕生日に歳が増えますが、昔の人は何月に生まれても元旦に歳が増えることになってました。その決まりでいけば元旦に成人式をやってもよさそうなんですけど、旧暦だと元旦(一日=朔日)は必ず新月になってしまうんですよね。大人になる特別なお祝いなら、もっと明るい日にしたほうがいいというので満月になる旧暦の一月十五日に成人のお祝いをするようになったらしいです。
     成人の日を 1月15日としたのは、そういうった背景からくるものらしいんですけど、西暦だと満月とは関係ありませんから、15日じゃなきゃいけない必然性はほとんどありません。連休を増やすために、いくつかの休日を月曜にずらす法律を作ろうとした時、何かの記念日になっていると日を変えるわけにいきませんが、成人の日にはあまりハッキリした理由がないので変えちゃったんでしょうね。成人の日はそれでいいとしても、小正月がお休みじゃなくなったのは寂しいような気もします。(以上、自分のサイトから転載) 


     
    2005年1月11日

    *[ネタ袋][歳時記]甲申年十二月二日乙未(2005年1月11日)

    六曜: 先勝
    二十八宿: 尾

    行事: 鏡開き

     鏡開きは鏡餅を食べる日。これは地方によって習慣が違うかも。みなさんの地方は鏡餅をいつ食べますか?

    *[日記]いろいろ
     最近ちと野暮用が多くて日記がおろそかになっててすんまそん。まーその、いつも通りの毎日です。

     近所で家を建ててます。今日は外壁の塗装をやってます。最近の家は昔とずいぶん作り方が違うけど、木造の家だったら作ってるのはやっぱり大工さんです。建築会社の社員扱いになってるかもしれないけどね。電気屋の配線は電気屋さんがしにくるし、内装も内装屋さんが来てやるみたいです。窓だけはめにくるガラス屋さんとかもいるし。建築会社を通ってるからわかりにくいだけで、みんな形を変えつつ続いてるみたい。
     そういえば左官屋さんは今もいるのかしら。ご近所で壁の塗装をしてるのは左官屋さんと呼ばれてた業種の人なのかなあ。


     
    2005年1月12日

    *[ネタ袋][歳時記]甲申年十二月三日丙申(2005年1月12日)

    六曜: 友引
    二十八宿: 箕

     今日はとりたてて行事がありません。去年の歳時記に書いたのを転載してみます。去年の今日は日曜日で成人の日だったから「弱冠」の話をしてたみたいです。自分で書いてて一年もたつとすっかり忘れてます。

     中国の『礼記』という本によれば二十歳くらいの若者のことを「弱」と言って、この年ごろに冠を身につけ、大人になる儀式をしました。なので「弱冠」といえばズバリ二十歳のことなんです。

     ところが、いつの頃からか若いことをみんな弱冠と言うようになり、今では「弱冠八歳」なんて妙な例文が国語の辞書に載ってたりします。でも本来は間違った使い方です。

     弱冠八歳が正しくないなら「若干八歳」でどうよ、なんて人もいるでしょうが、「若干」は、若干名とか、若干の余裕はあるとか、それほど多くはないけどハッキリ数のわからない状態をあらわす言葉なので、若干八歳はよろしくないらしいです。日本語って面白いけどむずかしい。

    *[日記]今年最初のネットショッピング
     猫餌だけはいつも通販です。お店で買うと重くて持って帰るの大変だから。三日くらい前に注文したのが今朝届きました。

     いつもケンコーコムってとこ使ってるんですけど、5000円以上買うと送料が無料になるんです。がぼ様の餌は7.5kgの大袋を買っても4190円なので、余った810円で何か面白いものを買うことにしてます。今回はエキナセアという謎のハーブティーを買ったので後ほど飲んでみようと思います。

     ケンコーコムってのは健康に関する商品の通販屋さんでペット用品もそろえてます。ほんとはバナー広告付きで書きたいけど、ここは自分のサーバじゃないから広告貼れない…とほほ。とりあえずここらへんでがぼ様(猫)が偉そうにセールスしてるみたいだから読んであげてくださいな。
     

    *[ネタ袋]日本人なら四桁だろ
     数字を書く時、1,000 って三桁刻みでカンマを入れますよね。これが嫌いなんです。意味わかんないんだもの。

     日本語(たぶん中国語も)だと、一十百千とつづいて「一万」になりますよね。一万十万百万千万ときて「一億」になるでしょ。だったら、アラビア数字で書くときも、
     一億=1,0000,0000
     って書いたほうがわかりやすいと思うの。カンマの数が二個だから億単位だなってすぐわかる。1,0000,0000,0000なら一兆だし、1,0000,0000,0000,0000だったら一京なんです。
     ところが一般的には10,000,000,000,000,000って三桁刻みでカンマを打つわけですよ。これじゃわかんないでしょ。ああ気持ち悪い。

     長いこと、なんで三桁やねんって思ってたわけですが、なんのことはない、西洋の言葉で数を数えると三桁刻みだからなんですよね。たとえば英語。one, ten, hundred, thousand と来たら、次は「万」にあたる単語はなくて ten thousand なんですよね。千の十倍。次に新しい単位が出てくるのは百万のmillionです。

    一=1=one
    十=10=ten
    百=100=hundred
    千=1,000=thousand
    一万=10,000=ten thousands
    十万=100,000=hundred thousands
    百万=1,000,000=one million
    千万=10,000,000=ten millions
    一億=100,000,000=hundred millions
    十億=1,000,000,000=one billion

     thousand の次の単位は million だから、カンマが二個の時は million です。西洋的な言語感覚でいえばカンマは三桁刻みで打たなきゃだめなんです。

     理屈ではわかっても三桁刻みのカンマがどうしても好きになれません。頭の中では日本語で数えているのですから単位の変わるところでカンマを打ちたいのです。四桁刻みの欲求をおさえられません。

    *[日記]壁塗りが終わったみたい
     新築中のご近所は壁の塗装が終わったみたいです。今見たら壁を覆ってたシートがはずされてました。もう日が暮れてるのでよく見えないけど何色に仕上がったのかなあ。

     昨日は家の作り方は変わったけれど、作ってるのは今も大工さんって話をしました。そしたら「ちげーよ、墨壷とか使ってるのが見たいんだいっ(激しすぎる意訳)」というトラックバックが届きました>このへんから。そういえば最近は墨壷を使ってる大工さんを見かけません。柱はきれいに製材されたものが運ばれてくるし、壁は木じゃなくて石膏ボードだし、それもきちんと所定の大きさに切ったのが現場に来るみたい。墨壺は長い直線を引くための道具なので、何から何までお膳立てされてる現場では不要なものなのかも。

     墨壺を最初に見たのはいつだったかなあ。友達の家の物置だったか、自分のおばあちゃんちのバラックだったか、ガラクタの山に埃をかぶった墨壺を見つけた時でした。それはちょうど、このページにある一番上のやつを、もうちょっと安っぽくしたみたいな形をしていて、糸車に黄色いナイロンの細い紐が巻き付けてあったのを覚えてます。線を引く道具だというのはそのとき誰かに教えてもらいましたが、実用品だと聞いて違和感を感じたのを覚えてます。壺の部分に木魚を思わせる装飾があって、そのままお仏壇に飾ってもいいような気がしたから。
     同じページの下の方を見ると、東大寺の南大門から墨壺が出てきた話がちらっと紹介されてますが、墨壺は大工さんの魂と呼ばれる道具なんだそうです。料理人にとっての包丁みたいな感じでしょうか。でも、なぜ金槌やのこぎりじゃなく墨壺なんでしょうね。
     ひょっとしたら直線に意味があるのかなあ。家でも橋でも正確な線を引けなかったら作れないし、ものさしじゃ足りない長い直線を創る作業は人ならぬ何かの力を使ってはじめて成功するような特殊な作業だったのかも。


     
    2005年1月13日

    *[ネタ袋][歳時記]甲申年十二月四日丁酉(2005年1月13日)
    「なんだよー、カレンダーやめちゃったのかよー」
    「そうよ。やめたのよ。見てる人少ないんだもん。今日の情報ならネタ袋でやってますよ」
    「ちげーよ、明日の六曜とか見たいんだってば」
    「あー、なるほど。しかし、そういうのはカレンダーをのっけてるサイトが他にも…」
    「他に行くのがめんどくせーんだよ、なんとかしろ」

     なんとかしろって言われてもねー。まあ、作ろうと思えばどうにでもなるんだけどさ。春節(旧暦の元旦)までにどうにかしてみようかい。
     

    六曜: 先負
    二十八宿: 斗
    行事:聖ケンティガーンの日(スコットランドの都市グラスゴーの守護聖人)

     ケンティガーンは6世紀スコットランドの宣教師でで。次のような伝説があります。王妃様はお気に入りの騎士に指輪をプレゼントしました。ところがその指輪は王様からもらった印象入りの指輪だったのです。王様がそのことに気づき、騎士から指輪を取り返して川に捨てました。そして何食わぬ顔で王妃に印象入りの指輪をはめて晩餐会に出るように言うのです。困った王妃は宣教師のケンティガーンに相談しました。ケンティガーンは川の鮭に命じて指輪を探し、王妃の手に返したということです。

    *[日記]平日の来客
     ぴんぽ?ん、と玄関チャイムが安っぽい音で来客を告げた。
     平日の真っ昼間に来る客といえば新聞の勧誘とキリスト教の布教と相場が決まっている。新聞はとりたい気持ちが微妙にあるんだけど慢性の金欠病なので常に門前払い。キリストさん関係者は暇な時だけお相手してます。
    「クリスチャンの奉仕でまいりました」
    「はあ」
    「年末から自然災害が多いですよね」
    「そうですねー」
    「ええと、奥様はお若いですねえ。お子様は?」
    「はあ、いませんけど(未婚だっちゅーの)」
    「昔はおばあちゃんの知恵に頼ったり、いろいろありますけど、奥様は困ったことがあったら頼られる先はおありですか?」
    「はあ、べつにないですけど」
    「子育て中だと保母さんの話が参考になったりしますよねえ」
    「はあ、でも、子供いないし」
    「今日は寒いですねえ」
    「…すみません、単刀直入におっしゃりたいことをおっしゃってください(負けた…話も寒いけど物理的に本当に寒いので玄関閉めたい)」
    「す…すみません…(どうやらこっちも予想外の展開に負けたらしい)。初めての方だとどんなことに興味をお持ちかわからないので… こちらの話したいことではなく、奥様の興味にあわせたお話をしようと… ええと…」
    「わかりました。じゃあ、ここんとこ大きな自然災害が連発してますが、あれは神様がやってるんですか?」
    「それはいい質問ですね! 地震は人間がおこしてるわけじゃないし、ナマズが起こしてるわけじゃありませんからね。でも神様が起こしてるわけでもないんですよ。聖書によれば終わりの日が近づくと、地震や食糧不足が起こると書いてあります。そのことを端的にのべた聖句が… 」
     そんなこんなで楽しく自然災害の話をしましたとさ(ようするに終わりが近づいてるサインだというような話だったよ)。そういう話は嫌いじゃありません。仏教でもイスラム教でも、なんでも布教に来てくださってかまいません。ただし寄付はお断り。首が回らない病気なんです。

    *[日記]カメラの修理見積もりが出ました
     先日修理に出したデジカメの修理見積もりが出ました。レンズの交換と修理基本料で11500円だったかな。たしか基本料(交換工賃)が8000円で、部品代が2500円だか3500円だかって言ってた気がするのよ(良く聞いとけよ>わたくし)。この値段なら修理してもらってもいいような気がするけど、返事は検討してからってことにしました。

     何気なく検索してみたら、オリンパス C-700 のレンズ交換修理に出した人の手記発見(ここです)。なになに「交換工賃5000円 レンズ部品代7500円で 12,500円」って、えええっ、工賃5000円って聞いた話と違うわよ。日付は去年の6月… 半年で 3000円も値上げかっ? でも、合計金額はほとんど変わらないわね。ならよし(いいのか?)。
     


     
    2005年1月14日

    *[ネタ袋][歳時記]甲申十二月五日戊戌/2005年1月14日(金)

    カレンダー作ったよ(別窓で開きます)
     一覧になってないと明日の六曜がわかんないからって文句いわれちったんで即席で作ってみたわよ。一番上の行が今日になるように作ってあるんだけどイマイチぱっとしないのよ。ちなみに、うまく表示されねーよって人は何度かリロードかけてみてくださいな。ファイルがでっかすぎてうまく表示できないっぽいです。

    六曜: 仏滅
    二十八宿: 牛

    行事:十四日年越し、大阪四天王寺どやどや

     年越しは大晦日に終わってますが、本格的に新しい年がはじまるのは正月飾りを片づけてから。十四日に片づけて十五日の朝にどんど焼きをする地方では、年越しは十四日というわけ。十四日から十五日にかけて、どんど焼き関係の行事がある地方は多いんじゃないでしょうか。なお○日年越しの習慣は地方ごとに違ってて、六日年越しって人もいるみたいです。その場合どんど焼きは七日にやるの?

     大阪四天王寺は聖徳太子が建立した日本最古のお寺です。このお寺では正月1?14日にお坊さんたちがその年の吉祥を祈り、天下泰平・五穀豊穣を祈願する修正会(しゅしょうえ)が営まれます。その最終日に行われるお祭りが「どやどや」です。裸にフンドシ姿の若者たちがお札を奪い合ったりする祭りだそうです。

    *[虫][日記]京菜を買ったら
     モンシロチョウ(たぶん)の蛹が付いてきました。しかも二個。そういえば京菜はアブラナ科ですよね。洗ってる時に気づいたけど、もうちょっとで食べちゃうとこだったー。一個は潰れてたので捨てましたが、もう一個は無傷なので羽化するかもしれません。しばらく様子を見ます。
     

    *[ネタ袋]ニワトリ(所さんの目がテンより)
     正月にとりだめたビデオを見てます。

  • ニワトリが日本に持ち込まれたのは2000年くらい前のこと。
  • 世界的には9000前から家畜化されている。
  • ニワトリをシンボルマークにしている企業:金鳥(蚊取り線香)、東天紅(中華料理屋)、スポーツシューズメーカー(どこだろ?)
  • ニワトリはフランスの国鳥
  • ニワトリはキジ目キジ科
  • 品種名:白色レグホン
  • 品種名:烏骨鶏(うこっけい)/卵や肉に特別な滋養があると信じられている。皮膚が黒く羽毛は白い。
  • 品種名:シャモ/闘鶏用
  • 品種名:アロウカナ/薄い緑色の卵を産む(これ、どっかで卵の写真をとったような気がするな。捜してみよう)。
  • ニワトリは脳の中の松果体というところで、日没の二時間前に鳴く。日没後にライトで明るくして入眠時間を遅らせると目覚めて鳴くのも遅くなる。
  • ニワトリが歩くときに頭を前後に振るのは人間の眼球運動と同じ。人間はバスや電車などに乗り外を見ると、流れる風景にあわせて眼球を動かす。ニワトリは目が顔の側面に付いているから乗り物に乗った時と同じように流れる風景を見ているが、眼球が動かないので代わりに頭を動かす。フクロウのように目が顔の前についている鳥は頭を振らない。
  • ニワトリは冬に卵を産まない。気温のほかに日照時間も影響する。17時間くらい日があっていると夏だと思って卵を産むようになる。
  • ゆで卵を作る時は、生み立てよりも一週間くらいたったものがよい。生まれたばかりの卵には炭酸ガスが多量にふくまれており、加熱すると殻とくっついて剥きにくくなる。また白身がスポンジ状になって味が落ちる。
  •  ところで、ニワトリの足の指って何本あるのが標準ですか? 番組に出てたニワトリは、地面についてる指が4本、蹴爪が1本で計5本でした。うちの近所の公園には捨てられたニワトリが住み着いてるんですけど、足の指が6本あるんですよー。良くあることなんでしょうか?
    [追記]
     ニワトリの足の指は蹴爪を除いて4本が標準だそうです。前を向いてる指が3本、後ろが1本です。たまに蹴爪が変形して二股に分かれてるニワトリとかもいるそうですが、わたくしが見たニワトリは後ろ指が2本あるように見えました。見えるだけで蹴爪なのかもしれませんが。


    *[日記]冬の怪談、受賞者発表
     稲川さんのトラックバック企画の受賞者が発表されました。
    http://www.blogru.jp/inagawa/index.html

     わたくしはですね、かすりもしませんでしたわ、ぐはは。まあ、そうでしょう。求められてるのは怪談なので。受賞作品を見ると「体験談」ではなくあくまで「怪談」ですよね。

     でもこれ、内心でずるいって思った人いるんじゃないかしら。創作でいいっていわれたらもっと恐いの書いた人いそう(笑) たぶん、体験談という体裁をととのえつつ怪談として完成していなくちゃいけなくて、創作が入っててもまあ良しってのが募集の主旨だったんだろうな。だとしたら創作でいいですと言い切ってしまうと面白くなさそうだし、想像以上に深いお題だったなあ。ふむふむ。
     

    *[日記]スパマーの新たな手口1

    > Subject: 阪本尚之様からの Yahoo! グリーティングカード 

     …というメールが届きました。
     内容はYahoo!グリーティングからの正式なメールでしたが、差出人の阪本さんってのにまるっきり心当たりなし。名前で検索したらあちこちでスパムをばらまいてる人と同じ名前でした。ははん、さてはメールアドレスが生きてるかどうか調べるための新たな手口ですね。
     グリーティングカードってのは、ニューイヤーカードとか、誕生日のお祝いなんかを、可愛いフラッシュ画像に添えて送るサービスです。メールで直に送るんじゃなく「ここに見に来てください」というお知らせメールを送る形式です。お知らせのメールは送信者本人ではなくサービスを提供してる会社から届きます。
     こういうのだと、知らない人からのメールでも、ついうっかりURLをクリックしてしまうと思います。でも、たいていのグリーティングカードには、カードを見ると送信者に通知するサービスが付いてるんです。読めば相手に自分のメールアドレスが生きてることを教えてしまうかもしれません。
     せっかくだから Yahoo! に聞いてみました。

    Yahoo!グリーティングでは、「配達証明」という機能がございます。この機能は、カード受信者がカードを閲覧した際に、カード送信者へメールで通知されるものです。また、「配達証明」は送信者側で必要か不必要かを選択できます。

    現在、受信者側では「配達証明」が設定されているか否かを知る方法はございません。なにとぞご了承ください。

     だそうです。そんなの配達証明をオンにしてるに決まってます。そうでなきゃメリットないもの。あぶないあぶない。開いたら生きてるアドレスを拾われるところだった。
     というわけで、みなさん見知らぬ人からグリーティングカードが届いても見に行っちゃダメですよ。
     

    *[日記]スパマーの新たな手口2
     懸賞王国ってところから登録するだけで全員に5000円のクオカードをくれるというメールが届きました。懸賞王国そのものは実在するまともなサイトらしいです。でもそんなところからメールをもらう謂われはないわけで、よく見ると送信者はYahoo.co.jpのいかにも無料っぽいアドレスだし、メールに記載されてるURLも懸賞王国とは関係なさそうな変なドメイン… 詐欺を絵に描いたようなメールだわ。
     送信ルートを調べたけど外国経由だったのでしばらく放置していたら、今度は同じ内容のメールが懸賞deNETってとこから届きました。もちろん差出人のアドレスはYahooのフリーメール。もういいっちゅうの。


     
    2005年1月15日

    *[ネタ袋][歳時記]甲申十二月六日己亥/1月15日(土)
     六曜は六輝ともいいます。先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の順に繰り返しますが、永遠に繰り返すわけではなく、旧暦の月の頭でリセットされます。一月と七月は先勝から始まり、二月と八月は友引、三月と九月は先負、四月と十月は仏滅、五月と十一月は大安、六月と十二月は赤口から始まる決まりになってます。

    六曜:大安
    二十八宿:女
    選日:不成就日
    行事:小正月

     今日は新暦の小正月。新暦だと15日に大した意味はないですが、旧暦(太陰暦)だと十五日はほぼ満月になりますから、新年最初の満月を祝うという意味もあるみたいですよ。
     小正月の行事としては、正月のお飾りや書き初めを焼いて無病息災を祈る「どんど焼き」は有名です。鏡開きを今日やる家もありそうだし、小豆粥を食べる地方もあるみたいですね。
     「もち花」といって食紅で赤く染めたお餅を団子にして柳や笹の枝に飾る地方も多いですよね。きれいだし、かわいいし、毎年やってみたいと思うんだけど、手頃な枝が見つからず、いつも不発に終わってます。今年こそ旧暦の小正月には実行してみたいなあ。
     小正月のことを女正月ともいいます。松の内は親戚が大勢来たりして家事をきりもりしてる女の人は休めません。そこで小正月だけは暇をもらって実家に帰ったりしてお休みしたんだそうです。

    *亀有駅前でご飯

    亀有駅前でご飯食べてます。陽気なイタリアン料理レモンハートという店。でも食べて屡のはカレーです。その秘密は後ほどゆっくり書きます。

    珍獣 from j-phone

    *[日記]まんぼうカレー
     やー、帰ってきました。「珍獣 from j-phone」って署名の入ってる記事は携帯からの投稿です。亀有でカレー食べたあと、雨の中よせばいいのに鳥越まで行って、鳥越神社で笊かぶり犬張り子を買って、秋葉原とかうろうろして帰りました。

     で、カレーです。5年くらい前まで金町駅前にまんぼうというカレー専門店がありまして、そこ、24時間営業なのにファーストフードじゃないちゃんとしたカレー屋さんで雑誌にも紹介された美味しい店だったんです。それが突然店を閉めてどっか行っちゃいまして、どこ行ったんだろうな?と思ってたら、亀有(金町のとなり)の駅前で偶然看板をみつけて、今日食べに行ったという、話せば長いわけなのです。

     といっても、カレー専門店としてやってるわけじゃなく、レモンハートというイタリア料理の店でまんぼうのカレーも出してるらしいんです。店の前に「カレーのおいしい店まんぼう」の張り紙がありました。金町の店にあった雑誌の切り抜きも貼ってあったから、やっぱり同じ店みたいです。

     おそるおそる入ってみると、店の中は本格的イタリア料理店といった感じでしたがメニューにはちゃんとカレーが並んでます。まんぼうといえばおすすめは「まんぼうカレー」ですが、サービスメニューの値段にひかれて、キーマカレーとサラダとドリンクバーのセットをたのみました。

     待ってるあいだにお店の人に「まんぼうって金町にあったカレー屋さんですよね?」と聞いたら、まちがいなく金町のまんぼうだってことでした。なんでもマスターは金町で35年も食べ物屋さんをやってた人だそうで、金町にカレー屋のほかにイタリア料理専門店やショットバーまで持ってたらしいんですけど、金町に見切りをつけて亀有に店を出すことにしたそうです。金町は衰退しちゃって商売にならないって言ってました。

     そういえば最近の金町は、以前にくらべるとお店も増えてるし一見すると賑やかになってるんですが、どれもチェーン店ばっかりで昔からあるお店は減ってるみたいです。なんだか寂しい話ですね。

     さて、久しぶりのまんぼうのカレー。金町にあった頃はキーマカレーなんかなかったような気もするんですけど、食べてみると懐かしいまんぼうの味でした。お店の看板メニュー「まんぼうカレー」もきっと昔通り美味しいと思います。ちなみに、まんぼうカレーは、オムライスにまんぼう特製カレーをかけたボリュームたっぷりのカレーです。たら、お値段も1500円と、ちょーっと高めですけどね。

     けっこう人気のあったお店なので、引っ越し先をさがしてる人が多いんじゃないかと思います。場所は亀有駅の南側。りりお弐番館のビルの地下1階です。地図で言えばこのへん

    検索用キーワード:金町のカレーショップ、金町のカレー専門店、まんぼう、NEWまんぼう(看板に小さくNEWの文字があったような気がするので)、引っ越し先


     
    2005年1月16日

    *[ネタ袋][歳時記]甲申十二月七日庚子/1月16日(日)
    2005年カレンダー旧暦付き(別窓で開きます)

    六曜:赤口
    二十八宿:虚
    先日:一粒万倍日
    行事:初閻魔、藪入り、賽日、親鸞聖人忌、念仏の口開け

     正月と盆の 16 日は閻魔様(えんまさま)の縁日で、この日だけは地獄に落ちた亡者たちが責め苦を受けないと言われてるそうです。

     藪入りは地獄の釜の蓋があく日です(閻魔様の縁日だから)。鬼たちの休日なので地獄の亡者もこの日ばかりは責め苦をまぬがれます。人間世界ではお嫁さんが里帰りを許されたり、奉公人も暇をもらって羽を伸ばすことができる日でした。お盆の十六日(七月十六日)にも藪入りがあります。
     藪入りは、養父入り、六入り、十六入り、走百病などと漢字をあてます。走百病は中国の習慣で、この日霊山に登ったり、寺参りなどをして、百病を追い払ったことにちなんでいるそうです。
     賽日も閻魔様の縁日のことです。

     念仏の口開けは、歳神様が念仏を嫌うというので12月16日からやめていた念仏を、今日から始めるという日です。
     


     
    2005年1月17日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月八日辛丑/1月17日(月)
    2005年カレンダー旧暦付き
    六曜:先勝
    二十八宿:危
    行事:旧暦事始め、旧暦針供養、秋田太平山三吉神社梵天祭、土用の入り

     秋田太平山三吉神社は、大己貴大神(おおなむちのおおかみ)、少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)、三吉霊神(みよしのおおかみ)を祭る神社だそうです。三吉霊神は、太平の城主鶴寿丸藤原三吉のことで、人々に慕われた名君でしたが他の豪族に城を追われ、山に篭もって修行するうちに神様になった人だそうです。梵天祭は三吉さんに「梵天」を奉納するお祭りです。梵天(ぼんでん)は神様の依り代で、このお祭りに使われるものは、竹の棹に色とりどりの布で飾りをつけたものらしいです。これを競いあって奉納するのが梵天祭。昔は必ずけが人が出るような激しい祭りだったそうです。

     事始めは事納めともいいます。その年の農作業を終えることを祝う日です。お正月を迎える準備を始める日でもあります。十二月十三日の松迎えを「事始め」といってお祝いする地方もあるそうです。こんなページをみつけました。

     針供養も事始め・事納めと関係する行事です。この日は女性も縫い物などの普段の仕事を一段落させる日だったのだと思います。といっても、炊事や洗濯、縫い物などの女の仕事には休みなんかありっこないんですけどねー。それはともかく、事納めなので、いつもいつも固い布を貫いてがんばっている針を、豆腐や蒟蒻などのやわらかいものに刺して供養するのが針供養です。淡島神社、粟島神社、淡路神社などという名前の神社でやってることが多いです。淡島神(あわしまのかみ)という神様を祀った神社です。
     淡島神は女の人の病気をなおしたり、裁縫仕事の上達を手伝ってくれたりする神様です。由来はいくつかありまして、
     

    1. イザナギ、イザナミの二番目の息子。最初の子は蛭子(ひるこ)で、次の子が淡島(あわしま)。どちらも出来損ない(?)で海に流された。
    2. 海の向こうから来た少彦名神(すくなひこなのかみ)の別名。粟(あわ)の穂にはじかれて常世の国へ行ってしまったことから。
    3. 住吉神の奥さん←なんで淡島と呼ばれるのか理由は良くわからないが、この神様は住吉のほうから海を流れてきて女性の守護神となったらしい。流し雛のルーツとも言われる。


    …と、それぞれ別の由来に見えますが、みな海を流れてきたという点で一致しているようです。ちなみに針供養は二月八日にする地方もあります。

     ところで、埼玉では、十二月八日と二月八日(どちらも針供養の日)にひとつ目の鬼が来るといわれており、庭先に背の高い棹をたてて、その先に笊(ざる)をかかげて鬼をおっぱらうそうです。笊には目がたくさんあるので、ひとつ目の鬼よりも強いというわけです。ふと思いついたのですが、ひとつ目の鬼と、針には共通点がありますね。どちらも目(孔)がひとつ。針は金属でできているし、金属を扱う職業と言えば鍛冶屋さん。日本の鍛冶屋の神様は天目一筒命といって、名前のとおりひとつ目だと言われてます。


     
    2005年1月18日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月九日壬寅/1月18日(火)
    2005年カレンダー旧暦付き
    六曜:友引
    二十八宿:室
    行事:初観音
     18日は観音様の縁日です。

    出来事: 振袖火事
     657年(明暦三年)の今日、江戸城天守閣を含む市街地のほとんどが焼け、死者10万人とも言われる明暦の大火が発生しました。この火事は別名を振袖火事といいます。
     上野の大店の娘であるおきくは寺の小姓に恋をしました。小姓の着物のがらに似せて作った振袖を眺めながら、来る日も来る日も小姓を思い続けて、ついには病気になって死んでしまいました。おきくの死後、ふりそでは古着屋に売られ、これを買って身につけた娘が次々と病に倒れ、おきくと同じ日に死んでしまいました。
     そこで振袖を供養しようと、お寺でお経をあげてもらい火に投じたところ、つむじ風がおこって火のついた振袖が舞い上がりました。その火がお寺の本堂に燃え移り、あれよあれよというまに江戸中を焼き払ったのです。これを振袖火事と言います。
     

    *[日記]眠い…
     夜明け前にがぼ様(猫)が暴れるので寝不足です。どうせなら7時ごろ暴れてくれると目覚まし代わりになっていいのに。夜が明けるとスイッチが切れたみたいにおとなしくなって「オレサマぬいぐるみさんだぜ」とか言ってます。役立たずを絵に描いたような猫です。

    *[ネタ袋]ペンギンの潜水記録
     ペンギンは種類によって深く潜るものと浅いところで活動するものがある。
     エンペラーペンギン(コウテイペンギン)の潜水記録は、時間で18分、深さは265メートル。いつもこんなに長く、深く潜るわけではなく、通常の潜水時間は2?3分。ヤリイカや魚を好んで食べる。
     キングペンギン(オウサマペンギン)は深さ50mを超えるあたりで餌を採る。希に240メートルを超えることも。
     ケープペンギンは浅いところで甲殻類をとって食べる。潜水時間は約2分半。深さは記述なし。
     ヒゲペンギンは平均して水深45mくらいのところまで潜る。たまに70mという深いところまで潜ることがある。潜水時間は短めで30秒くらい。
     ジェンツーペンギンは水深25mくらいまで潜る。希に80mも潜ることがある。

    どうぶつ社『ペンギンになった不思議な鳥』より

    *[ネタ袋]鴨川にカモちゃん現る
     2004年3月に鴨川の海岸にアザラシが現れ「カモちゃん」と呼ばれていましたが、今年も鴨川にアザラシが現れたそうです。去年の「カモちゃん」はアゴヒゲアザラシだったと思うのですが(違ってたら誰か指摘してください)、今年のはゴマフアザラシだと、先ほどテレビで言ってました(これも聞き違いかもしれないので違ってたら誰か指摘して?)。確認がとれたら山海経外典・漂流アザラシに転載する予定。

    *p5*[ネタ袋]ペンギンは体を重くするために石を飲む
     ペンギンを解剖すると胃袋から小石が出てくることがある。これは体を重くして海に潜りやすくするため。またペンギンの骨は緻密な構造をしている。たいていの鳥は空をとぶために中空の軽い骨を持つが、ペンギンの骨は中身が詰まっている。

    どうぶつ社『ペンギンになった不思議な鳥』より

    *[ネタ袋]カモちゃん

     見つかったアザラシ“カモちゃん”だった
     千葉県鴨川市の「鴨川シーワールド」近くの海岸で16日に見つかったゴマフアザラシは、昨年春にこの海岸付近に現れ人気者になったアザラシ「カモちゃん」だったことが18日、分かった。シーワールドが調べたところ、体の模様の一部が完全に一致したという。カモちゃんは昨年3月に見つかり、同年4月中旬以降は姿が見えなくなった。
    [http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-050118-0010.html:title][2005/1/18/11:56]より
     
     鴨川のアザラシ「カモちゃん」だった
     16日、鴨川市の海岸に現われた ゴマフアザラシ、太平洋の大海原を 悠々自適に泳いだり、海岸でねそべったりと、愛嬌たっぷりの姿を見せていて、集まった見物客から去年3月に現われ、 4月中旬に姿を消した「カモちゃん」ではないかという声があがっていました。
     その後、鴨川シーワールドで、ゴマフアザラシの体のまだら模様を 詳しく調べた結果、「カモちゃん」と同一人物ならぬ、同一アザラシ である事が分かりました。
     鴨川シーワールドでは、「無事に北の海へ帰ったことと 思っていた。なぜ戻ってきたのか生態的にも非常に興味があり、引き続きカモちゃんの観察を 続けていく」としています。

    [http://news.tbs.co.jp/top_news/top_news1113912.html:title](18日 14:04 )より

     ということで、鴨川のアザラシは去年も今年もゴマフアザラシで、今年来たやつは去年のと同じ個体だそうです。

    16日の時点では去年のとは別の個体だって報道されてたらしいです。
     ↓

     
    2代目「カモちゃん」登場 千葉・鴨川市の海岸
     千葉県鴨川市の鴨川シーワールドの職員が16日、施設近くの太平洋をゴマフアザラシが泳いでいるのを見つけた。性別は不明で、体長約120センチ、推定1?2歳。
     昨年春にもゴマフアザラシの「カモちゃん」(当時推定1歳)が現れ人気を呼んだが、体の大きさや模様が違い、別の個体とみられるという。
     アザラシは午後1時ごろ泳いでいるのが目撃され、その後波打ち際で寝そべった。荒れた天気だったが、海岸には見物客が集まった。
     職員は「2代目カモちゃんが居心地よくできるよう、遠くからそっと見守ってほしい」と話している。

    [http://www.kahoku.co.jp/news/2005/01/2005011601002842.htm:title]2005年01月16日日曜日 より


     
    2005年1月19日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月十日癸卯/1月19日(水)
    2005年カレンダー旧暦付き
    六曜: 先負
    二十八宿: 壁
    選日: 一粒万倍日

    *[日記]夕顔観音
     近くの図書館に本を取り寄せたら、何かの手違いで別の図書館に届いてしまいました。ネットから自分で予約したので操作中に間違えたんだと思います。遠いところに届いちゃったのならあきらめるんですけど、歩こうと思えば歩けてしまうような微妙な距離だったので歩いて取りに行きました。

     普段歩かないようなところを探検気分で歩いていると、道ばたに高さ1mくらいの石碑があって「夕顔観音」と刻まれていました。でもあたりにはお寺はありません。お寺の代わりに廃止になった郵便局がありました。石碑も気になりますが郵便局の廃屋ってのも珍しいですよね。民家が併設されてる古いタイプの郵便局ですが、もう何年も使われてないみたいでした(家のほうにはどなたか住んでるかもしれませんけど)。

     夕顔観音というのは葛飾の史跡の本に必ず出てくるので名前は知っています。たしか、ナントカさんが夢のお告げでどこかを掘ったら土の中から出てきたという観音様なのです。西水元の安福寺にあって、十二年ごとの午年にご開帳されます(まだ見たことない)。でも安福寺は石碑のある場所からちょっと離れてて、なんでこんなところに石碑だけあるんでしょう。それに、夕顔観音っていう名前も気になります。何か由来でもあるのでしょうか。

     図書館で用事をすませてから家に帰り、とりあえず検索とかしてみたんですけど、どのページにも上に書いたような由来しか書いてなくて、代わりに千葉県や福島県の「夕顔観音」伝説がひっかかりました。どうも同じ名前の観音様があっちこっちにあるらしいんです。なんか不思議ー。


     
    2005年1月20日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月十一日甲辰/1月20日(木)
    六曜: 仏滅
    二十八宿: 奎
    二十四節季: 大寒
    行事: 二十日正月、臘日(ろうじつ)

     大辞林によると、臘日は大晦日のことだそうです(参考>このへん)。しかし今日は旧暦でも十二月十一日で大晦日ではありません。
     「臘」で引くと「冬至後、第三の戌の日に行った行事」とあります(参考>このへん)。ところが今日は辰(たつ)の日で、戌(いぬ)の日ではありません。
     臘日って一体…(^^;?
     

     なんかの間違いかとも思い、神宮館運勢暦(高島易断所本部編集)ってやつを改めて見てるんですけど、やっぱり2005年1月20日(十二月十一日甲辰)のところに臘日って書いてある…ううむ。

     こうなったら漢和辞典とかもひいちゃおうと思います。臘の説明を見ると…

    -臘は祭りの名。冬至の後第三の戌の日に行う。(大辞林と同じ説明)
    -また臘は年の暮れのことでもある。十二月のこと。(十二月の別名を臘月という)
    -臘は塩漬けの肉。干し肉。(これがもとの意味っぽい気がする。肉月だし)

    -臘日は大晦日のこと。または臘八と同じ。
    -臘八は十二月八日のこと。釈迦がこの日に悟りを開いた。
    -臘は僧侶の得度後の年数のことを言う。

    だそうです。大変です。十二月八日説まで出てきてしまいました。でも今日は旧暦十二月十一日なんです!

     仕方がないので検索してみました。
     このページによれば臘には合わせるという意味があるそうで、十二月は古い年と新しい年を接続する月だから臘月というらしいです。なるほど。で、臘日については「十二月八日」だと。『荊楚歳時記』にも八日だと書いてあるらしいです。でも今日は十一日なんですってば。

     さらに検索を続けたところ、このページに「小寒以降、二度目の辰(たつ)の日」を臘日というと書いてありました。おおっ、これだ。小寒は1月5日で、その日から数えて確かに二度目の辰の日ですぞ。

     結局、臘日と呼ばれる日は
    -十二月八日
    -小寒から数えて二度目の辰の日
    -大晦日
    -冬至の後第三の戌の日←これは臘という祭りであって、臘日とは呼ばないのかも?
    など、さまざまあるらしいです。またその由来は、
    -人間が狩猟採集の生活をしていた原始時代に、獲物を神や先祖に捧げて感謝した祭りの名残。臘という字は「へん」が肉月なので肉に関係した文字であることは確かだし、獵(猟)という字と「旁」が同じなのもポイント。
    -冬は五行でいえば水にあたり、辰の日は五行で言えば土だから、水が土に帰り万物が生じる日なので水土の神に感謝を捧げる日。
    ということらしいです。
     

     話がよこちょにそれますが、インドのなんとか暦ではお釈迦様が生まれた日・悟りを開いた日・死んだ日が全部同じ日で、しかもその日は満月だったってことになってるらしくて、それが日本では全部別の日として割り振られてるのが前から謎です(生まれた日は四月八日、悟りを開いたのは十二月八日、死んだ日は二月十五日)。


     
    2005年1月21日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月十二日乙巳/1月21日(金)
    2005年カレンダー旧暦付き
    六曜: 大安
    二十八宿: 婁
    行事:初大師、川崎身代り不動尊開山会

     初大師は、新年初のお大師様の縁日で… と書き始めて、はたと考える。ナントカ大師って人たくさんいるじゃない。どのお大師様よ?

     とりあえず辞書。初大師で引いてみたら「一月二一日、新年最初の弘法大師の縁日。初弘法」だそうです(参考>このへん)。なるほど。弘法大師空海の縁日らしいです。すると真言宗のお寺でお祭りをしてるかもしれないってことですかね。

     そこで「初大師」で検索してみたんですけど… おやおや、川越大師喜多院がヒットしてしまいました。ここはたしか天台宗だったはずです。初大師とだるま市
    ってところを良く読んだら、こちらの「初大師」は1月3日だそうです。ありゃ、同じ名前の別のお祭りだー(なんで3日が縁日なんでしょうね?)。

     真言宗で有名なところっていえば川崎大師ですよねえ。川崎大師の公式ページに行ってみたらですね「ことし初めてのご縁日である20日は…」って書いてあるんです。えええっ、初大師って21日じゃなくて20日なの?

     ひゃー、だんだんわけわかんなくなってきた。時間があったら更に調査します。とりあえず休憩。ばたんきゅう。

    ---
     調べました。弘法大師空海は「承和2年(835)3月21日、62歳で高野山 奥の院でご入定(にゅうじょう)されました」ってことで毎月21日がご縁日ということになってるそうです(参考>真言宗豊山派のサイト
     

    *[ネタ袋]葛飾の夕顔観音
     ネタ袋にするほどのネタじゃないんだけど(笑)
     葛飾区西水元に「夕顔観音」というのがありまして、なんで夕顔って名前なのか史跡の本をいくつか漁ってみたところ「理由は伝わっていない」というのが正解だそうです…orz
     葛飾の夕顔観音については、このへんを読んでくださいね。
     

     以下は図書館で軽く立ち読みしてきたのでうろおぼえのメモ。
     なんでも昔は個人がお堂をたてて夕顔観音を持っていたそうで、江戸時代まで参拝者がたえなかったということです。おそらく郵便局跡の前にあった石碑は、もともと夕顔観音のお堂があった場所じゃないかと思うんです(ちゃんと確認してないんだけど)。江戸時代までは帝釈天と並び称されるほど有名で参拝者がたえなかったということです。
     明治の何年だかに観音様だけ安福寺に移されて、お堂は本所のナントカいうところに移築されたって書いてありました。

     後日、あらためて調べ直して、お堂がまだ残ってるようなら本所にも行ってこようかと思ってます。
     
    *[日記]コメントスパム
     自前サーバーで細々とブログを始めたものの、サーバーの不調でおおっぴらに広告もできず、更新も中止しているトホホな今日この頃でございます。

     その自前ブログなんですけどね。頻繁に広告を貼り付けてゆく人がいるんです。外国のポーカーサイトの広告で全文英語。貼ってる人も日本人じゃないでしょう。自前のブログではコメント欄でタグを許可しているので危なっかしいリンクがいっぱいです。当然ですが串刺さってますからIP制限なんかしても意味ありません。

     最初は見つけ次第消してたんですけど、消しても消しても次から次へと貼られてしまうんです(笑) いや、笑い事じゃないんですけど、よっぽどの暇人なんでしょう。更新せず広告もしてないブログなので、見てる人ほんとに少ないんです。そんなところに広告を貼り付けたって誰がアクセスするもんですか。大笑いですよ。しかも消すそばから貼られるってことは、そいつは巡回リストに入れて毎日見てるってことなのですよね。これを暇人の行為といわずしてなんと言いましょうか。

     さて、消しても貼られちゃうなら消さずに置こうと思うんですけど、そのままにしておくと、うっかりリンクをクリックして、どんな場所に飛ばされるかわかりませんよね。おそらく広告を貼ってるやつに手数料が入る仕組みになってるでしょうから、スパマーに儲けさせるのもシャクにさわります。

     でもほら、そこはそれ、自分でたててるブログですからどーにでもなるのですよね。わたくしこっそりリンク書き直して、全部FBIの公式サイトに飛ぶようにしておきました。そのまま放置して今日で三日目なんですけど、まだ新しいのは貼られてません(笑)

    *[日記]コメントスパム(つづき)
     …とかなんとか書いていたら、つい先ほど同じの貼られてました。ひょっとして日本人でこの日記を読んでたりして? ま、どうでもいいんだけど。ほら、ちょうどサーバーの調子が悪くておおっぴらに広告してないし。自前だからURL変えるのも簡単だったりするしねー。

    [追記]
     その後しばらくリンクを書き換えるなどしてお相手してたんですけど、だんだんめんどくさくなってきたのでコメントを検閲してから公開する方式に替えました。が、しかし、ちゃんとした人の書き込みまでいちいち検閲しないと公開されないので面倒です。やっぱりサーバーが新しくなったらブログだけURLを変えますー。

     
    2005年1月22日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月十三日丙午/1月22日(土)
    2005年カレンダー旧暦付き
    六曜: 赤口
    二十八宿: 胃
    選日: 三隣亡
    行事: 黙阿弥忌、聖ビンセンチウスの祝日、カレーの日

    *[日記]がぼ様(猫)にやられた
     がぼ様が一晩中ぐるぐるぐるぐる歩き回るので眠れなかった。それでイライラしていたら、早朝五時頃、突然からだが痒くなって(たぶん乾燥のせい)、あまりにも痒いので朝からお風呂に入った。今寝たら昼夜逆転してしまうから寝ないで頑張ろうと思い、ポンキッキーズとか見ていたら、眠気より寒さにたえられなくなって布団をかぶったらアウト。目が覚めると午後二時だった。

    *[ネタ袋]聖者の条件
     名前に聖とかセントがつく人は、聖者(もしくは聖人)と呼ばれている。これは主にカトリックの教会が与える称号で、聖者になるためにはいくつかの条件を備えていなければならない。
    -故人であること
    -キリスト教徒として模範的で英雄的でなければならない
    -ふたつ以上の奇跡を起こしていること

     特に奇跡は重要なポイントであるらしい。聖者の候補としてあがっても、奇跡の顕現がなければ聖者とは認定されないと聞いたことがある(自分で書いてて半信半疑)。

     ということは、聖者として認められた人のことを調べれば、超常的な面白い話が必ずでてくるはずだと思うのですが、聖ビンセンチウスに関しては軽く検索してみると「飲んだくれだった」「拷問にかけられても信仰を捨てなかったので処刑され殉教した」というような話が主で奇跡の話はなさそうである。

     聖者になるのに奇跡が必要だとしたら、コルベ神父やマザー・テレサの人生にはどんな奇跡があったのか気になって仕方がない。
     


     
    2005年1月23日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月十四日丁未/1月23日(日)

    六曜: 先勝
    二十八宿: 昴
    行事: 電子メールの日(1/23=E文)、ワンツースリーの日
    出来事: 八甲田山の日、真白き富士の嶺の日
     

    *[日記]風邪かも
     昨日は朝方寝たので目が覚めたのは午後二時。夜ちょっと出かけたら途中で胃がおかしくなって、お腹が空きすぎたのかなあと思って缶入りのミルクティーを飲みました。ところが見事に気持ち悪くなっちゃってリバースですよ。あれま、病気だったのか。下痢というほどでもないけどお腹の調子も良くないし。変なものは食べてないから食あたりではないと思うのよ。今年の風邪は胃腸に来るっていうし風邪かなあ。帰宅して風邪薬飲んで寝ました。

     幸いがぼ様(猫)も夕べはおとなしく寝てくれましたが、今朝は早朝五時からぐーるぐーる歩きまわってしっかり起こしてくれました。仕方がないので日記とか書いてるわけです。現在早朝六時半。まだ胃が変です。

    *[日記]つづき
     早朝五時頃がぼ様(猫)に起こされて、仕方がないので日記書いて、七時頃もう一度寝て、起きたら午後一時だった。デカレンジャーとレジェンズはビデオにとれてるはず…ってそんなことよりこの昼夜逆転生活をどうすべきか。胃は大丈夫になったけど心臓がドキドキいってます。熱はないような気がする。とりあえず腹減った。


     
    2005年1月24日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月十五日戊申/1月24日(月)
    六曜: 友引
    二十八宿: 畢
    行事: 初地蔵、東京巣鴨とげぬき地蔵尊大祭

     東京巣鴨のとげぬき地蔵は、お地蔵様の御影(おみかげ)というお札を買って痛いところに貼ったり、喉に骨がささったときに丸めて飲み込んだりすると治ると言われてます。参道の商店街はおばあちゃんの原宿と呼ばれるほど、お年寄りでにぎわってます。
     とげぬき地蔵の大祭は、正月、五月、九月の 24 日に住職ほか20名ほどの僧侶が大般若経を転読する法要です。経文の風や僧侶の着物に触れると無病息災の御利益があると言われてます。

    *[日記]うう、頭いたい…
     風邪なおりません。吐き気はなおったけど頭いたいですー。薬のんどこ。

    *[日記]うう、動悸がする…
     頭痛は治ったけど今度は動悸が。どうなっちょるんだろう。とりあえずお腹空いた(って昨日も書いたような気がする)。
     


     
    2005年1月25日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月十六日己酉/1月25日(火) 望(満月)
    2005年カレンダー旧暦付き
     今日は満月です。旧暦だとだいたい十五日前後が満月になります。

    六曜: 先負
    二十八宿: 觜
    行事: 初天神、東京亀戸天神うそ替え、法然上人忌

    *[日記]うう
     風邪はだいぶ良い感じなんですが、夜中にがぼ様(猫)が大暴れでぜんぜん寝られません。歩き回ってるだけならいいんですけど、あいつ最近何かに不満があるらしく、油断してると部屋の隅でシィコしやがるんですよ。それも夜だけ。昼間はおとなしく猫トイレでしてるのに。そんなこんなで参ってます。はあ、やれやれ。
     


     
    2005年1月26日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月十七日庚戌/1月26日(水)
    六曜: 仏滅
    二十八宿: 参

    *[日記]夕べもがぼ様(猫)は大暴れ
     昨夜はがぼ様(猫)もおとなしく寝ていたので今夜は大丈夫かと思い早めに布団に入りました。ところが夜明け前に起き出して、ぐるぐる歩き回ってあーおあーおと変な声で鳴き始めました。うるせぇ、こんちくしょー。勝手にしろーと、知らん顔していたら… あら、なんか臭い。臭いわよ。あんた、またやったの?!起きてあっちこっち見て回ったら、やはり部屋の隅にがぼ様シィコ。こ、この腐れチンコがぁ!!!
     夜だけなんです。昼間はおりこうな猫なんですよ。むしろ昼間あばれてくれと言いたいんですけど。はあ、もうだめ。疲れた。
     


     
    2005年1月27日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月十八日辛亥/1月27日(木)
    2005年カレンダー旧暦付き
    六曜: 大安
    二十八宿: 井
    選日: 三隣亡、不成就日 
     なんかとんでもない日ですね。大安で大吉かと思えば、三隣亡と不成就日で大凶(笑)
    行事: 小田原道了尊大祭

    *[日記]図書館へ行ったら
     区内で一番でっかい図書館に用事があって出かけたら、おもいっきり休館日で…orz そういえば今日は木曜日。館内整理で毎月最後の木曜日は休みになるんだった。何度も失敗して、そのたびに最終木曜日はお休み…と唱えるんだけどまた忘れてこの為体。おっ「ていたらく」ってこんな字書くのか! っつーかこんな難しい字はふつー平仮名だぜ。IMEに引きずられて必要以上に小難しい漢字使ってる人いるけど、それ手で書いたときもちゃんと書けるかと言いたい。って最初の話とまるで関係ないぞ。
     ちなみにがぼ様(猫)は昨夜も大暴れでした。シィコはしてないと思うけど自信ないです。部屋が慢性的にがぼ臭に満ちているので少しぐらいマーキングされても気づきません(涙)

    *[ネタ袋]為体(ていたらく)
     次いでだから為体の読みと表記について考えてみたりします。

     為体をそのまま読むと「いたい」とか「いてい」でしょうか。湯桶読みしても「ためたい or てい」「なりたい or てい」「たりたい or たりてい」で、どう頑張っても「ていたらく」とは読めませんよね。

     それによく見るとなんか変じゃありませんか? 「てい」は「体」にあてられる読みでしょう。「為体」に「ていたらく」なんてカナをふったら逆さですよ。

     どうもこの言葉、漢文的用法みたいです。つまり日本語じゃなくて中国語っぽい単語なんんです。中国語と日本語は語順が同じじゃないんですよ。中国語の語順は英語に近くて、たとえば「私は魚を食べる」なら「我吃魚」です。漢文風に書き下すと吃魚の間にレ点を打って「我魚を吃す(われさかなをきっす)」ですかね。「吃す」は食べるって意味ですよ。

     「?する?を」というのが中国語の語順です。
     為体も同じ理屈で、ちゃんとした日本語に書き下す時は途中にレ点を入れて「体為く」でしょうか。最近の書き方だと「体たらく」と助動詞を平仮名にするかもですが。体を為すこと、そういう有様という意味です。

     為体という言葉が本当に中国産の漢文に出てくるかどうかは浅学にして知りませんが、それが漢文的な言葉であることは間違いありません。つまり中国語です。漢字で為体と書くと、まるで日本語の文章の中に中国語をそのまま使ってることになります。日本語としてこなれた表記は「体たらく」もしくは「ていたらく」ではないでしょうか。

     ただ、為体と漢字で書くのが間違いかっていうとそうでもなくて、「ていたらく」という言葉そのものが漢文的発想から生まれたものなので、為体という漢字をそのまま使ってもよいことになっているんだと思います。

     似たような言葉に「なかんずく」ってのもあります。漢字で書くと「就中」です。今っぽい読み方をすると「中に就く」ですかね(中でも、特に、という意味)。これも読みが逆転してるでしょ? こういうの他にも沢山ありそうです。思いついたらコメントでも残していってくださいませ。(注

     近い成り立ちのものに為替(かわせ)もそうらしいですよ。為替と書いて「替えを為さしむ」と読むと漢文の読み下しっぽいのですが、要するに替えることなので「かわし」と読んでやがて「かわせ」になるらしいです。為替という言葉は鎌倉時代からあるそうですが(参考>このへん)、いわゆる手形や小切手のたぐいに為替という字をあてたのは福沢諭吉が最初だそうです(参考>このへん)。

     ちなみにわたくし中国の古典を扱うサイトとかやってるわりに高校の時漢文の授業中に寝てました(先生に、テストは最低だが古典は好きそうだからまあよしと言われた…汗)。ゆえに間違った説明をしてるかもしれませんので取り扱いにはご注意ください。

    注…単に漢文的で中国語をそのまんまって言う意味では「読書(書を読む)」とか「就寝(寝就く)」とか無数にあるんですけど、こういうのは音読みしてる(中国語っぽく読んでいる)ので不思議ではないです。これを今っぽく解釈すると外来語をカタカナで書くみたいなもんですよね。でも、為体とか就中とかは外国語の表記のまま外国語の発音では読まずに日本語の読みをあててるわけですよ。だからなんとなく落ち着かないの。
     

    *[ネタ袋]聖者入門?これであなたも聖者になれる、かも
     電脳山賊ってところから奇跡についてのトラックバックをもらいました。
     哲学的な文章が難しくて読んでて知恵熱出そうでしたが、要するに「奇跡というのはすげーウソっぽい話じゃなきゃいけない。いわゆる奇跡的なナントカっていうのは本当の奇跡じゃないぜ」という話だと思う…んだけど自身なし。

     そもそもなぜ奇跡の話なんかしてるかっていうと、聖者になるには奇跡の顕現がなくてはならない、という話が発端です。聖者(聖人)と呼ばれる人たちは、カトリックではバチカンの法王庁がさまざまな調査をして認定するもので、その条件はこんな感じ。
    -故人であること。生きて聖者にはなれない。
    -キリスト教徒として模範的かつ英雄的でなくてはならない。
    -ふたつ以上の奇跡の顕現があること。

     簡単に書くとこうですが、もうちょっと詳しく調べてみました。
     まず、聖者になりたい人はキリスト教徒になってください。そんでもって良いことをたくさんして、人々に頼られたりしてください。さらに、人々の祈りを神様に取り次ぐような仕事をしてください。ひらたくいうと修道士とか神父とか、そういう人になりましょう。んでもって、奇跡です。常識では考えられないようなことを神様に手伝ってもらって沢山起こしてください。それから適当な時期にお亡くなりになってください。生きてると聖者になれません。

     次に、あなたをよく知っている人が教皇庁列聖省ってところにあなたを聖者候補として推薦しなくてはなりません。推薦者はものすごいお金持ちか、さもなければ人望があって寄付をつのるといくらでも集まるような人でなくてはなりません。理由はあとで述べますが聖者になるにはお金がかかります。

     さて、列聖省はあなたが聖者にふさわしいかどうか調べますが、この調査が開始されるのはあなたの死後5年以上たってからと決められています。調査が開始されると、あなたが生前に書いたもの、話したこと(録音・録画資料)などを、徹底的に調べます。それから、あなたが生きて暮らしていた場所へ行って、人々があなたのことを知っているかなど、細かく調べます。お墓を開いて遺体がどうなっているかも調べます。死蝋化してたりするとかなり良い感じです。これらの調査費用はすべて推薦者の負担になります。ここでつまづくと聖者になれませんので頑張ってお金を集めてもらってください。

     これらの調査が済むと、あなたに「尊者」という称号があたえられます。まだ聖者ではありません。あわてずに先に進みましょう。

     次に、あなたが奇跡を起こしたかどうか調べます。あくまで「神様が起こした超自然的現象」でなくてはなりません。これがひとつでもあれば、あなたは「福者」と呼ばれるようになるでしょう。

     さてさて、ここまできてやっと聖者に手がとどきそうになりました。聖者は福者の中から選ばれることになっています。聖者になるためには、さらに厳しい調査が繰り返されます。福者の場合は限られた教区のために尽くした人でもオッケーですが、聖者ともなると世界的に有名だったりするとより選ばれやすくなるみたいです。それから奇跡。福者に選ばれた時のとは別の奇跡も認められなくてはなりません。

     現在ではもう廃止されていますが、昔は「悪魔の代弁」というのもやらなきゃいけなかったらしいです。これは、悪魔の代弁者として指名された人が、故人のアラをさがして徹底的に非難します。それでもなお偉大であることが認められると聖者として認められました。これは1983年に廃止されたそうです(参考>このへん)。

     これらの条件をすべて満たすと晴れて聖者の仲間入り。かなり綿密で厳しい調査をするので、聖者の前段階である福者になるまでに100年くらいかかっちゃうことが多いんだそうです。ところがヨハネ・パウロ二世はけっこう頑張っていろんな人を福者や聖者に認定してまして、たとえばマザー・テレサですが、1997年に亡くなりましたが、2003年の10月に列福されました(つまり福者になりました)。彼女の場合は、死後5年という規定を免除して福者に列するための調査がはじめられたので、このスピードで列福されたってことらしいです。

     ここまで、かなりおちゃらけて書いちゃいましたが、ちゃんと信仰のある人の文章を読みたい人はこのへんをどうぞ

     ところで、問題は「奇跡」ですよね。
     一体どんなものを奇跡としてるかですが、たとえば死体が腐らず、しかもミイラのように乾燥したりもせず、生きている時と同じ姿のまま保たれていたりする、つまり死蝋化してたりすると奇跡として認定されます。フランシスコ・ザビエルなんかがこれにあたります。
     また、その人の祈りで病気が治ったとかいうのも奇跡にあたるそうです。治りそうもない腫瘍が祈りによって急に消えてしまったとか、そういうやつです。
     マザー・テレサの場合はかなり特殊で、彼女の死後に奇跡がおこりました。あるインド人女性は胃にできた潰瘍に苦しんでいましたが、マザー・テレサが生前に触れたことのあるメダルを手にして祈りを捧げたところ、潰瘍がきれいに治ってしまったそうです。これが奇跡として認められて列福されました。
     こうして見ると、奇跡といってもそれほどものすごいことではなさそうです。死蝋化死体はキリスト教徒にのみ見られるわけじゃありませんし、祈りで病気が治るのだって、本人の気持ちの持ちようである可能性もあります。奇跡的な出来事と、奇跡の境目はかぎりなく微妙で、本当の奇跡というのは「神様が起こしたもの」でなくてはなりません。そのどちらかを見極めるのは、あくまで教皇庁列聖省の人たちだそうです。そういう意味では奇跡はバチカンで作られます。

     最後に用語について。聖人よりも聖者という言葉のほうが通りがいいので使いましたが、正式なキリスト教用語では「聖人」が正しいかもしれません。キリスト教の時は「聖者:せいじゃ」「聖人:せいじん」と読みます。
     読み方を「しょうじゃ」「しょうじん」にすると、そのまま仏教用語になったりするみたいです。saint の訳語に仏教用語をあてて読み方を変えたんじゃないかと思います(想像)。


     
    2005年1月28日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月十九日壬子/1月28日(金)
    2005年カレンダー旧暦付き
    六曜: 赤口
    二十八宿: 鬼
    選日: 一粒万倍日、八専始め

     八専(はっせん)は、陰陽道(おんようどう)で、壬子(みずのえね)の日から癸亥(みずのとい)の日までの一二日のうち、丑(うし)・辰(たつ)・午(うま)・戌(いぬ)の日を除いた八日。一年に六度ある。棟上げに吉、結婚・畜類の売買・神仏のことを忌む日という。(大辞林より
     八専始めはその初日。

    行事: 初不動、初荒神

     毎月28日はお不動さまの縁日。
     また荒神さまの縁日でもある。荒神さまは台所の神様。御真言は「おん けんばや そわか うん」「おん けんばやけんばや まにそわか」など。
     28日は鬼子母神の縁日でもあるのですが… なんか縁日一覧表を作りたくなってきた(汗)
     

    出来事: スペースシャトル・チャレンジャーの事故

     1986年(昭和61年)年の今日、スペースシャトル・チャレンジャー号が発射直後に爆発。乗員7人が全員死亡するという事故が起きました。
     その日、朝目覚めてテレビをつけたら、白い煙をあげながら上ってゆくロケットが途中で大爆発する影像を繰り返し流してました。なんの前触れもなくあっけなく爆発しちゃうので、最初はなんかの実験かと思ったのです(寝ぼけてたし)。宇宙開発に事故はつきものだってのは理屈でわかっていても、目の前であんなものすごい事故があると引きますね。大気圏突入に失敗するとか、宇宙遊泳中にデブリにぶつかって死ぬとか、そういうのは想像できても、まさか発射直後にドッカーンなんて。かなーりショックでした。


     
    2005年1月29日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月廿日癸丑/1月29日(土)
    2005年カレンダー旧暦付き
    六曜: 先勝
    二十八宿: 柳

    *[日記]デジカメが帰ってきました
     修理に出していたデジカメが帰ってきました。レンズ交換のみで11500円です。分解して組み立て直すだけで8000円って言ってたので、レンズ代は3500円ってことらしいです。ちなみに機種はオリンパスのC-750です。

     さっき2500円とか書いてた… ぼけすぎですな。今日もろくに寝てません。がぼ様(猫)が一晩中暴れてたから(泣)
     


     
    2005年1月30日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月廿一日甲寅/1月30日(日)
    2005年カレンダー旧暦付き
    六曜: 友引
    二十八宿: 星


     
    2005年1月31日

    *[ネタ袋][歳時記]十二月廿二日乙卯/1月31日(月)
    2005年カレンダー旧暦付き
    六曜: 先負
    二十八宿: 張
    選日:一粒万倍日、不成就日
     選日の求め方はウィキペディア・選日から関連リンクをたどると詳しく書いてあります。


     
     
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    珍獣の館正面玄関山海経動物記