珍獣の食卓番外編
沢庵日記

当コンテンツの趣旨
沢庵漬けを買ったら記録すること


 珍獣様は沢庵というのは黄色いものだという固定観念の持ち主です。そんでもって沢庵は鬱金(うこん:ターメリック)で黄色く染めているものだと信じてました。

 ところが調べてみるとそーでもないことに気がついて愕然。黄色4号やクチナシ黄色色素、紅花、鬱金…沢庵の黄色にはいろいろあったのです。ああ、沢庵よ、おまえってやつは。

 そんなこんなで冗談半分に沢庵の記録をはじめました。参考資料として、いわゆる沢庵漬けではない大根の漬け物も記録するかもしれません(かなり冗談なのでこのまま更新されないかもしれません!)。

 なお「うちの沢庵も食べてくれ」という素敵な沢庵メーカーさん大歓迎です。写真入りで記録するだけで、褒めもしませんが、けなしもしません。ありがたく戴きます。とりあえずメールにてご連絡ください。メールアドレスは>ここです


 
沢庵
シオノ 塩押し 東京たくあん 02/09/18
シオノ 塩押し かつおたくあん 02/09/18
シオノ 塩押し ぬか漬たくあん 02/09/18
しんしん 干し 特選本干し白仕立て沢庵 02/09/21
しんしん 干し いいとこ沢庵ちょい干し 02/09/26
SEIYU 塩押し ぬか漬たくあん 02/10/28
増子 塩押し ロイヤル新潟 02/11/04
道本食品 干し 本干したくあん日向漬 02/12/08
野崎漬物 干し 千本漬 02/12/24
樽の味 干し いなか漬(干理想) 03/06/05
樽の味 干し いなか漬(青首) 03/06/09
ヤマサン 塩押し かつお沢庵 06/09/22
野崎漬物 塩押し 宮崎育ち 07/05/24
道本食品 干し 日向漬梅酢味 07/05/24
ハギワラ 塩押し 新潟産・自然色たくあん・かつお味 12/01/11
樽の味 干し 昔なつかしいすっぱい いなか漬 12/01/14
樽の味 干し 田舎漬醤油仕込み 12/01/14


ちょっと変わった沢庵
忠勇   塩押し みそ漬たくあん     02/11/26
根元漬物 干し 練梅たくあん 12/01/12


大根の漬物
(参考商品)
シオノ  旬一便         02/12/10


ふりかけ
(参考商品)
樽の味  こんこふりかけ     03/06/10





◆沢庵や大根付けに使われている着色料◆
# 2007年ごろに調べたものです


食用タール系色素

 タール色素はコールタールから作られる芳香族化合物を原料として合成されたためにそう呼ばれている。現在では石油精製の際に出るナフサ(粗製ガソリン)を原料として作られており、タールから合成されることはない。

 日本では赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号・赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号の12品目が食品添加物として認められているが、海外では使用が禁止されている場合もある。

 通常の使用量では体への影響はないと言われているが、発癌性や蕁麻疹、アレルギー、染色体異常などの危険を報告する研究者もいる。 

食用黄色4号(しょくようきいろよんごう)
簡略名 黄色4号、黄4、黄色4
別名 タートラジン
 タール色素(C16H9N4Na3O9S2)。橙黄〜橙色の粉または粒で匂いはない。清涼飲料水、ゼリー、漬物、冷菓、菓子などに使用。化粧品にも。発癌性、蕁麻疹、下痢、染色体異常などを報告する研究者もいる。
食用黄色5号(しょくようきいろごごう)
簡略名 黄色5号、黄5、黄色5
別名 サンセットイエローFCF
 タール色素。橙赤の粉または粒で匂いはない。清涼飲料水、ゼリー、漬物、冷菓、菓子などに使用。発癌性、蕁麻疹、下痢、アレルギーなどを報告する研究者もいる。
食用赤色102号(しょくようあかいろひゃくにごう)
簡略名 赤色102号、赤102、赤色102
別名 ニューコクシン
 タール色素。赤〜暗赤色の粉または粒で匂いはない。ゼリー、キャンデー、ケーキ、クリーム、ジャム、ソーセージ、つくだ煮、漬物(梅漬、しょうが漬けなど)などに使用。赤血球の減少(貧血)を報告する研究者もいる。
食用赤色102号(しょくようあかいろひゃくにごう)
簡略名 赤色102号、赤102、赤色102
別名 ニューコクシン
 タール色素。赤〜暗赤色の粉または粒で匂いはない。ゼリー、キャンデー、ケーキ、クリーム、ジャム、ソーセージ、つくだ煮、漬物(梅漬、しょうが漬けなど)などに使用。赤血球の減少(貧血)を報告する研究者もいる。
食用赤色赤106(しょくようあかいろひゃくろくごう)
簡略名 赤色106号、赤106、赤色106
別名 アシッドレッド
 タール色素。紫褐色の粉または粒で匂いはない。ゼリー、キャンデー、桜海老、紅しょうが、でんぶ、漬物などに使用。遺伝子、肝臓へ影響を報告する研究者もいる。

 
天然色素

 天然着色料とは、植物や昆虫など自然のものから抽出して作られる色素。原料が生薬とされる場合も多く、天然ものは安心との印象もあるが、過剰摂取で身体に異変が起こる場合もあり、天然だから安全というわけではないことも知っておく必要がある。何事もほどほどに。

ウコン色素
別名・簡略名 クルクミン、ターメリック色素、ウコン
 天然添加物。ショウガ科ウコンの根茎よりエタノール、油脂または有機溶剤で抽出して製造される。黄〜暗赤褐色の粉末、塊、ペースト又は液体。漬物、水産ねり製品、栗のシロップ漬、和菓子などに使用。原料のウコンは生薬としてさまざまな薬効を認められているが、肝機能の弱った人が過剰摂取すると肝硬変になるなどの危険性も指摘されている。
クチナシ黄色素
別名・簡略名 クチナシ、クチナシ色素、クロシン、カロチノイド、カロチノイド色素
 天然添加物。アカネ科クチナシの果実から水又はエタノールで抽出するか、あるいは加水分解して製造される。黄〜橙黄赤色の液体、ペースト状、塊もしくは粉末の物質。中華めん、栗の甘露煮、アイスクリーム、清涼飲料水などに使用。
ベニバナ黄色素
別名・簡略名 カーサマス黄色素、紅花黄、紅花色素、フラボノイド、フラボノイド色素
 天然添加物。キク科ベニバナの花より、水で抽出して製造される。黄〜暗褐色の粉末、塊、ペースト又は液体。清涼飲料水、乳酸菌飲料、アイスクリーム類、ゼリー、漬物、キャンディーなどに使用。

 
着色料未使用

 上記のような合成or天然の着色料で色をつける以外に、調味料などの原材料で自然に色がついているケースもあるようです。それほど黄色くないものもあれば、ちゃんと黄色いものもあり、沢庵も奥がふかいなあと考えさせられます。



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